書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

似非スピ・ヒーラーの終わり方。

 今日はどうにもひっかかる事があり、書かなくてもいいことを、長々と書きます。

 あるスピリチュアル系のヒーラーさんの事です。仮にAさんとします(個人名やブログ名は伏せますので、具体性に欠ける記事になります。苦手な方はここで終わられて下さい。すみません)。

 Aさんは、もともとは、私の姉がはまっている自己啓発のわりと目立つカウンセラーさんで、その関係で私は時々、Aさんのブログをチェックしてきました。Aさんと姉は、言っている事が同じなので。というか、姉がAさんの真似をしているわけですが。

 その自己啓発は、時代の流れと共に、スピリチュアルを教義に入れ始めました。それでAさんも「私には龍神とお稲荷さんがついている」と言いだしました。「私は、私についている神様方を通して、他人をヒーリングできる」と言いだし。相手と直接会わずとも、念を飛ばすだけでヒーリング可能(笑)な遠隔ヒーリングの商売を、2年前から始めました。一回一万円。Aさん曰く、申込者は引きも切らず、だそうで。

 また同時に、なんやかんやセミナーも始め、当初は自己啓発教祖様の後押しがあって満員になっていたそうです(最近は人が集まらなくなった模様。これは、その自己啓発の人気自体が落ちているからだと思われます)。

 私はこの自己啓発のカウンセラーさんの中でも、このAさんが特に危ないと思っていました。何故なら、「神の名を騙って商売している」からです。この自己啓発の教え自体が危ない内容なのですが、その教えを正当化する為に、「神様がそう言っているから」と神の威光を利用しているのです。こういうのは、一番タチが悪い。

 例えばAさんは、その自己啓発のメイン教義である「頑張らなくてもいい」「ありのままで」「やりたい事だけやりなさい。やりたくない事はやめなさい」「どんな自分も愛されている。どんな自分も正しい」というものを正当化する為、「なぜなら、神様は空にいるのではなく、人間一人ひとりの中にいるのだから。私達自身が神なのだから」的なことを言い張っておられました。「自分が『こうしたい、これは嫌』と思っている事は、あなたが思っているのではなく、あなたの中の神があなたに言っているのです。だから、あなたが本当に思う事はいつも正しいし、あなたが本当に願う事はいつも叶えられます」みたいな。

 なので、Aさんのブログを読んだりヒーリングを受けたりセミナーに参加して、彼女を信じてしまった人は、人生でうまくいかない事があっても反省して自己改善に努めるのではなく、周囲が悪い、みんなが私を嫉妬しているから、周囲と私とでは波動の高さが変わったから、等とスピ的解釈で自己正当化してしまいます。だって「自分は常に正しい」わけですから。「我が神なり」なわけですから。

    私の姉もしかり。

    周囲はたまったもんじゃありませんが、本人は更に悲惨てす。いつまでたっても状況は改善しないのですから。むしろ悪化していく一方です。反省も改善もしないのだから、当然です。

     Aさんご自身、スピ・ヒーラーを始めてから、悪い事ばかり起こっている。実母さんが脳梗塞で入院し、地震で自宅マンションが被害を受け、就職した上の子からしょっちゅうお金の無心がくる、下の子は発達障害を担任から指摘され、Aさんご自身もママ友仲間から無視される、、、などまだまだあるのですが、Aさんはどれもこれも、独特のねじ曲げ解釈をして、良かった事にされています。

 例えば、下のお子さんの発達障害は、「食べ物を変えたら」治ったそうです。ご自身のママ友さんからの無視は、「その人達に対して心の中で、今までどうも有難う、と言う」だけで、向こうから話しかけてくるようになったそうです。上のお子さんからのお金の無心は、「出してあげられるだけのお金が自分にある事が幸せ」だそうで、マンションの地震被害は、「保険でむしろ儲かった」そうで、実母さんの脳梗塞は、「おかげで母が生活を改善できたから良かった」のだそうです。

 なんかそう言われたら、そうかな~と思いますよね。

 でも。

 発達障害は障害なので、治りませんから、治ったというのは気のせいか、本当に治ったのなら、もともと障害じゃなかったのです。そもそも、担任から指摘を受けても病院に診せていないので、どちらか分かりません。ただAさんがブログで、「娘は発達障害かも」と大騒ぎしていただけで。騒ぐ必要ないから、速やかに病院に連れて行けばいいのに、と私は思っていました。もし障害なら、ブログに顔出ししているのだから娘さんの人権侵害にもつながるのに、障害だなんて書いて大丈夫かとも思いました。

 マンションの地震保険太りも、、、買ったばかりのマンションにヒビが入ったわけですから、根本から直せるわけでもなく応急処置ができただけ。だから費用はあまりかからなかった、というだけで。そんなマンション住んでて大丈夫かと思いますが。。

 上のお子さんのお金の無心も、学校を卒業してもう数年たっているというのに、今だに経済的に親がかりという事に、問題を感じないところが不思議でなりません。「出してあげられるから幸せ」って、私なら思えない。言われるがままにお金を送るのではなく、私なら、子供が経済的に自立できる方法を一緒に考えるしそれに向かって協力するなあと思います。

 ママ友さんからの無視は、Aさんはブログに顔出ししていて、住んでいる所もおおよそ書いているので、見バレしているのだと思います。Aさんの信者さんは、彼女を盲目に信じていますけれども、普通にあのブログを読めば一般人は「怪しい人だな」と思います。本当の、本物の霊能者であれば、誰も怪しい人だとは思わないけれど、彼女の場合はどう見ても偽物なので。それが分からない人は信者になり、分かる人は彼女を避ける、というだけの事だと思います。だから、彼女が心の中で何を言おうとも、ママ友達は、彼女の事を避け続けると思います。話しかけてきたのは、たまたま、じゃないかな。

 スピ・ヒーラーを始めてたった2年で、これだけ悪い事が起こっていて、以前は簡単に集客できたセミナーも人が集まらなくなり、本人は「ヒーリングの申込はいつも即完売」と言っているけれども本当かどうか。

 本人ももう、これ以上似非スピ・ヒーラーをやり続ける事に、嫌気がさしてきたのだと思われます。プライベートで悪い事が立て続けに起こっていても、お金儲けがうまく出来ていればまだやり続けていたでしょうが、それもうまくいかなくなったのであれば、似非スピ・ヒーラーを続ける旨みがありません。

 案の定です。

 Aさんは、先日、唐突に「今年の12月で、ヒーラーの仕事を辞め、このブログも消します」と発表されました。理由は「介護職に復帰したいから」だそうです。

 突っ込みどころが満載で。

 ヒーラーの仕事を辞めるのはご自由ですが、何故ブログも消す必要があるのでしょう?曲がりなりにもこれまで、「人の役に立ちたいから」と、彼女はブログに神の声を書き続けてきたわけです。もうヒーラーの仕事はしないにしても、神の声を残しておく事に、なんの不都合があるのでしょう。むしろ、今後も彼女のブログを読んで、救われる人が一人でもいれば、彼女としては本望なのではないでしょうか。

 消さねばならない理由として考えられるのは、ただ一つ。「嘘を書いていたから」。これに尽きます。しかも、顔出しして嘘を書き続けてこられたわけですから、残しておいたら弊害があると思われたのでしょう。彼女が書いてきた事が真実神の声なら、ブログを決してしまう必要はどこにもないのです。

 彼女はもう、似非スピの仕事で旨みが取れないと判断し、逃げる算段をしているのだと思います。証拠隠滅です。

 ですが。似非スピを辞める事自体は良い事だと思いますが、ブログを消したからといって、彼女が神の名を騙ってお金儲けしていた事実は消えません。他人事ながら、よくぞそんな事を2年もやってきたものよ、おそろしい、、と思います。

 

 ヒーラーを辞めて、以前やっていた介護職に復職する理由について、彼女はこう書いておられます。

人間関係のストレスで、辞めたくて辞めたくて仕方なかった前職。今思い返せば、ただ私が勝手に拗ねていただけで、「私が役に立ちたい」と手柄を独り占めしたかっただけで、本当はとても良くしてもらってたし、とても楽しくて素晴らしい職場だったなと思います。楽しかったことしか、思い出さないんですね。介護の仕事の楽しさしか、思い出さないのです。「介護の仕事に戻りたい」その気持ちは、年々強くなってきました

 

 本心なのか詭弁なのか分かりませんが。

 Aさんは、離婚してシングルマザーになってから老人ホームにお勤めになり、仕事が嫌だけれども他に出来る事もなく、子供がいるので辞めるわけにもいかず、鬱になってその自己啓発に繋がりました。「嫌な事はやめなさい」との教義に安堵して仕事を辞め、同じ信者の御主人と再婚。お子様が生れ、同じ介護職でも個人で出来る訪問介護を始めたところ、苦手な「掃除と料理」がメインの仕事だと分かって3カ月で辞めた。自己啓発のほうのカウンセラーでも集客が出来ないので、何か人と違う売りを、と考えて、「私には龍神とお稲荷さんがついている」と言いだした。そして似非スピ・ヒーリングを始めたわけですが、神のご託宣(だとAさんが言っている)の内容は、自己啓発の教義と全く同じ。それでも教祖様から何度も取り上げられてそれなりに信者がつき、2年間、遠隔ヒーリングで荒稼ぎした。念を飛ばすだけで一回一万円ですから。

 ですが、ここに来て、集客がうまくいかなくなったのか、はたまた、神の名を騙って商売する事への罪悪感に耐えきれなくなったのか、彼女はヒーラーを辞め、ブログも消す発言をした。

 スピを騙った商売に対する罪悪感については、たこわささんという方がブログに詳しく書いておられます。界隈では結構有名なブログです。コチラ↓。

"見えないもの"でキラキラ起業はマジで病むのでやめたほうがいいよ: 信者と書いてカモ

 Aさんは、こうやって逃げ出すわけですが、元手ゼロでラクして大金を稼いできた彼女が、地味な介護職に復帰して、うまくやっていけるとは到底思えません。

 彼女は、育って来た実家が嫌で、実家から逃げ出す為に、専門学校生だった時に、専門学校を中途退学して結婚出産します。が、結婚が嫌になり、幼児を抱えて離婚。介護職に就くものの、これも嫌になり退職。自己啓発に逃げ込みカウンセラーを名乗り始めますが、うまく集客できず嫌になって、カウンセラーも辞める。自分には龍神がついていると言いだして、スピ・ヒーラーを名乗って商売を始め、2年が限界、嫌になってまた辞めます。そして、以前の介護職に戻るとのこと。

 嫌になっては止め、嫌になっては止め、の繰り返し。それを彼女は、「心の声に従う。本当の願いに気づく」と、美化して語りますが、ただただこらえ性が無いだけだと思います。或いは、時間をかけて一つの事を地道に学ばず、手っ取り早く稼げる事に飛びつく癖がある為に、何ひとつ続かないのだ、とも言えます。

  

 霊能者は、一生、霊能者だと私は思うのですが。昨日まで霊能者で、今日から一般人とか、そんな都合よくいくのでしょうか。今まで彼女の語ってきた「龍神からのご託宣」を信じて、人生を誤ってしまった人達は、どうしたらいいのでしょう。誰が責任とるのでしょう。

 どう考えてもおかしい、と思うのは私だけなのでしょうか。みんな、そんな事気にしないのかな。だとしたら、私のほうがおかしいのかな、、、、と項垂れてしまいますが。

 まあ、一気に書いて気がすみました。もう忘れます。気にしてしまう事自体、よくないと分かっていて、気にしてしまった自分が嫌です。よし、忘れた。

 お付き合い下さった方、お休みの日に長々と失礼しました。有難うございました。