書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

「死んだらどうなるの?」桜井識子さん著

 桜井識子さんの新刊です。「死んだらどうなるの?」。11月1日発売で、当日アマゾンから届きました。早い。この本も発売が待ち遠しくて、届いてすぐに一気に読みました。はー。なるほど。

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(画像横ですみません)

 この本には、死んだ瞬間から、自分をとりまく世界や状況がどうなるのか?また、自分はどうしていけばいいのか?生きている間に準備できる事はあるのか?等が、詳しく書かれています。

 桜井さんによると。私達は生きている間は、「現実界」にいますが、死んだ瞬間から、約49日間(人によってはもっと早い)は、「幽界」にいるそうです。その後「成仏界」に行き、そこで50回忌まで(人によってはもっと早い)過ごします。その後、4つのコースに分かれるそうです。コース選択は自分で決めるそうです。

 「幽界」から「成仏界」にスムーズに行ける事が大事なようです。人によっては、これが難しいらしく、ここで迷わないように、どうしたら成仏界にスムーズに進めるのかが、この本には分かりやすく丁寧に書いてあります。ここは本当に、必読だと思います。

 無事に「成仏界」に行ければ、そこから先は安心だそうです。いわゆる天国と言われている所は、「成仏界」の事だそうです。ここでは、懐かしい人達に沢山会えるし、自分の守護霊とも会えます。守護霊と一緒に、自分の人生の反省会をし、誉めてもらったり、反省したりという時間を過ごします。その後、美しい場所に移り、夢のような時間を過ごします(このへんの記述も、桜井さんは具体的に丁寧に書かれています)。ただ、ここも永遠にいる場所ではなく、最大でも50回忌を過ぎると、4つのコースのどれかに進むのだそうです。

 4つのコースは「輪廻転生コース」「高級霊界で仕事をするコース」「神様修行をするコース」「仏様修行をするコース」です。これについても、桜井さんは丁寧に説明して下さっています。

 本当はこの先にも更に上があるそうです。でも、桜井さんが把握できているのは今のところここまで、だそうです(ここまででも凄いです)。

  

 死後の世界を書いた本は沢山ありますが、私は桜井さんのこの本を信じます。

 私達が死んだ後、スムーズに成仏し、更にその先に順調に進む為に、今生きている間にできる事は、まずは「死後の世界があるのかも、と漠然とでもいいので思っておくこと」だそうです。「死後の世界なんて絶対にない、死んだら終わり」と強く思い込み過ぎると、幽界から成仏界へ進む事が難しいのだそうです。また、できれば何か信仰(宗教ではなく)を持っているとラクだそうです。また、できる範囲で徳を積んでおくと死んだ後がラクだそうです(幽界が暗くなく、成仏界への道が明るく輝いているので分かりやすい。成仏界へ進んだ後もスムーズにレベルアップしていける)。

 自分ではなく、亡くなった方がスムーズに成仏し、更にその先に順調に昇っていかれる為に、私達がしてあげられるサポートは、まずは49日の法要と納骨。納骨をしないと魂は成仏できないそうです。納骨は例えば、海への散骨でもよいそうです。ただ、手元に残さない事。全部納骨(散骨)する事が大事だそうです。そして何よりも、年忌供養が重要(御位牌をお寺に持って行って、読経してもらうだけでもよい)だそうです。

 

 この本で、私が印象深く思った文章を書きぬかせて頂きます。あまり成仏とは関係ないところなのですが、、。

地上に人間として生まれると、余計なものをたくさん持ってしまいます。人間として生まれたら、怒り、嫉妬、傲慢、意地悪などの負の感情がもれなくついてきます。肉体に付属しているのは、食欲や性欲だけではありません。この備わった低い感情をどうコントロールするかが人生なのです。

 負けず嫌いの性格で誰に対しても常に戦闘態勢、ちょっとした言葉にも過敏に反応をして言い返す、、、という人がいたとします。こういう人でも、成仏界に帰れば、本来の穏やかで優しい魂に戻ります。

 人間だった時にそのような性格だったのは、余計なものがたくさんついていたからなのです。一番大きいのはコンプレックスです。学歴、容姿、経済状態などが主な原因ですがこれ以外にもいろんなコンプレックスがあります。

 死んだらこのコンプレックスがきれいさっぱりなくなります。学歴とか変えられない容姿とかお金が存在しない世界だからです。イライラすることが一切なくなりますから、非常に楽になります。

 生きることはつらいこともありますが、いずれ寿命という終わりの時が来ます。そのために大事なのは、今を一生懸命生きることなのです」

「死後迷わないようにするために知っておくべきことは、自分を現実界のほうに引っ張る念を持ってはいけない、という事です。心残り程度の念ですら成仏が遅れます。

 愛情から派生する『相手を思う念』でも、成仏を妨げることがあります。財産を沢山残した場合、その処分が気になるというこだわりや物質に対する未練などもそうです。

 この程度の念でも成仏が遅れるのですから、もっと波動の低い念、重たい念はさらに引っ張るので注意が必要です、『悔しい、憎い』などの負の感情を死んでもまだ放さない人がいます。放さないのは自分の意思です。このような念を持っていると波動が低くなるため、成仏が大幅に遅れます。遅れるだけならまだしも、あまりにも強く負の感情を持っていると、よくない幽霊になる可能性もあります。

 もしも死んだ後で「くそーあいつだけは許せない」と思っている自分がいたら、なんとしてでもその考えを変えなくてはいけません。無理をしてでも、その念を手放さなくてはいけません。

 相手を懲らしめるのは自分がする事ではありません。自分で復讐してしまう(祟る)と、悪霊の仲間になってしまいます。成仏できず苦しむのは自分です。人を平気で裏切るような極悪人の為に、自分が苦しむのは割に合わないです。なんとか考えを変えて、ネガティブな念を捨てる努力が必要となります」

「どうしても感情をコントロールできない、念を捨てられない、という人は、薬師如来を思い浮かべて『この念をなんとかしてください』と言う事で救われます。幽界は薬師如来の功徳や力が大きく響く世界です。また、仏様の言葉である真言やお経を唱えるのもいいです。仏様の功徳によって波動の低い念が消滅します。

 このことを頭の片隅にちょっと置いておかれることをおすすめします。死ぬ時にどのような状況になるか分からないからです」

 まだまだ書き抜きたい所は一杯あるのですが、きりがないのでこのへんにしておきます。

 

 書き抜きではないのですが、心に残った事があったので、その事を最後に。

 桜井さんによると、死後の世界はとても快適で楽しく充実した世界なのだそうです。苦しいのは、今、肉体を持って生きているこの現実世界のほうで。だから、死ぬ事は怖い事でも何でもなく、むしろ楽しみな事なのだそうです。私たちが、死ぬことを怖いと本能的に思ってしまうのは、そのように最初に設定されているからだそうです。もし、死後の世界が楽しいと分かっていたら、私達が苦しいこの現実世界を、生き抜く事ができません。簡単に死んでしまうでしょう。だから、「死ぬはのは怖い」という思いを最初に設定されて生まれているのだそうです。

 自殺してしまうと、成仏するのにとてつもなく時間がかかり、暗い場所にずっといなくてはいけないので、よくないそうです。死ぬまで一生懸命生き抜く事が、どうしても必要なことなのでそうです。なぜなら、その為に生まれてきたのだから。生き抜くことを経験する為に。

 

 この本も、読む価値のある本だと思います。一読して終わりではなく何度も繰り返し読んで、忘れないように心がけておきたいです。

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 この本を読み終わった後、リビングのカウンターに何気なく置いていたら、夫が見て「この本、何? 買ったの?」と聞くので、「そうだよ。面白いよ。読んでみ」と言っみました。ら、夫が「うん。読んでみるわ」と言いました。珍しい、、。