書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

子育ては農業と同じでは。

 今日は朝から暑くて食欲が湧かず、朝食はバニラ味のクーリッシュ(アイス)とホットコーヒーにしました。栄養がめちゃくちゃですが、とりあえず何か口に入れないと、、、と思い。糖質とカフェインのおかげで、なんとか動けて、バババっと家事を片付けました。

 クーリッシュって美味しいですよね。ファーストフード店のシェイクみたい。シェイクが好きなので、クーリッシュも大好物です。夏場は一日三個とか食べてしまって、罪悪感に苛まれます。なんなら、スタバのこじゃれたフラペチーノより、クーリッシュのほうが美味しい気がする。。

 話は全く変わるのですが、自分の過去記事を読んでいて、改めて本当にそうだな、と思う事があったので、もう一度書きます。

 一年前にこんな事を書いていたのですが↓。

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 子育てって、江戸時代の士農工商の「農」なんじゃないかと、つらつら思います。

 子育て期の母親には、非人間的な苦役や労働を強いられるので、モチベーションを高める為に、「子育てというのは素晴らしい仕事である」というキャンペーンが行われています。それは、農業従事者の身分が士農工商の上から二番目という高位置に置かれていたのと、同じなのではないかと思うのです。

 でも、それらのお題目(子育ては素晴らしいというキャンペーンや、高い身分に置かれていること)には、実際には、何の実態もない。子育ては素晴らしい、農家の身分は商家より高い、だから何?という話です。そう言われたところで、実際に子育ての苦労が減じるわけでもなく、農業の困難さが解消されるわけでもない。ただの「お題目」です。子育てや農業の苦労から目をそらさせる為ごまかす為の「目くらまし」です。

 もし本当に「子育ては素晴らしい仕事である」というのであれば、その素晴らしさに匹敵する真剣さを持って、子育て遂行者の苦しさを助ける手立てを考える筈で。それを誰もしない現実がある以上、お題目がどうであれ、実質的には、「子育ては素晴らしい仕事、ではない」のです。

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 夏休みで、子供と24時間向き合って、悲鳴をあげている母親は私だけではない、と信じたい。まあ、悲鳴をあげる、は大袈裟ですし、息子も高校生になって随分手がかからなくなり、面倒なこだわりも自分でなんとか処理してくれるようになり、以前ほど地獄を見る事はなくなったのですが、それでも、ずっと子供と一緒にいるのはしんどいものです。大人である自分個人として、一人の時間を自由に確保したい(子供都合でひょいっと自由時間出来るのではなく)、と、夏休みも2週目を過ぎるあたりから、だんだんと思い始めています。

 子育てって、何よりも一番素晴らしい仕事、なんて言われるのを聞くと、背中がかゆくなります。価値があるかないかと言われたら、価値があるでしょうが、それは、農が素晴らしい仕事で、なぜなら人間が生きる上で最も必要な「食」を作り出しているからだ、みたいな御説を聞いているようです。

 でも、今や日本の食料自給率は38%だそうで。輸入に頼っている量のほうがはるかに多いという事実。いったん有事が起こったら国民は干上がるわけですが、でも、だからといって、どうしようもない。農業は素晴らしい仕事であっても、しんどいと分かっているから。

 同じく、日本の特殊出生率(一人の女性が産む子供の数)は、とうに2人を切り、今は1.5人。そして下がり続けている。多分、下がり止まる事はないでしょう。でも、だからといって、どうしようもない。子育ては素晴らしい仕事であっても、とてもしんどいという事を、もうみんなが分かってしまったから。

 これは私の間違った感覚かもしれないけれど、子育ても農業も「貧乏くじひいちゃった」感がぬぐえません。してない人ほど、「子育て(農業)は素晴らしい」と言いがちで、してる人ほどそれを素直に受け取れない気がする。

 夏休みのぼやきでした。。

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