書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

家事は家事ではない

 いきなり暑くなってきたので、お散歩時間を早朝に移しました。つい最近まで、真昼間にお散歩してたのです。それで全然だいじょうぶだったのですが、、。

 朝は朝で、気持ちがいいです。空気もまだ綺麗だし。ただ、身体がまだ目覚めきっていない感じで本調子ではないので、ちょっとしんどいかなあ。でも、足を悪くした当初1~2年は、本当に歩けなかったので、今はなんだかんだ30~40分は歩き続けられる事が、有り難いです。この程度なら、その後、足が痛くて死んでいる(一日動けなくなる)という事も、なくなりました。少しづつ、回復しているのだなあ。無理せず、でも着実に、強くなっていければ嬉しいです。

 朝、ぷらぷらお散歩していて思ったことを今日は書きます。

 

 家事は、料理洗濯掃除を指す言葉ではないな、という事です。

 どういう事かというと。

 よく、「私は家事には向いていない」とか聞きますし、また「家事を外注すると、一時間〇円する」というのを聞きます。

 でも、家事というのは、突き詰めれば「生活する」という事です。一人暮らしの人でも、自分が生活する為には様々な事を行うわけで、それが「家事」なわけです。生活するのに家事をせずに生きていく事はできません。

 では、「私は家事には向いていない」とか「家事を外注すると、〇円する」というのは、どういう意味かというと、自分ではなく、人が生活するのを助ける、という事だと思います。つまり、「人の世話」。

 得意苦手次元で話したり、時給に直したり、という文脈で語られる「家事」は、掃除洗濯料理そのものと言うよりは、「人が生活するのを助けること。人のお世話をする事」を指す言葉なのだと思います。

 つまり。「私は家事には向いていない」というのは「人のお世話をしたくない」という意味だし、時給が発生するのも人のお世話をしている部分(同じ事でも自分の生活を自分でやる事ではない)に、だと思います。

 結局のところ。

 家事というのは、人のお世話をする事、であって、掃除洗濯料理を単純に指す言葉ではない気がします。

 なので、婚前にお料理教室に通ったとしても、結婚後料理が得意になるとは限らないわけです。現に姉は、独身時代、何年もとっても高額なお料理教室に通い詰めていて、お料理自体はとっても得意なのですが、専業主婦歴30年を超える今、ほとんど料理をしていません。料理が苦手、なのではなく、家族の為に毎日何度も料理するのが嫌、という事なのだと思います。この2つは、同じ事をしていても、実は全く違う事なのです。

 人のお世話、というのは、なかなかしんどい事で、苦手な人が多いのは当然だし、もし自分が「人のお世話なんか出来ないな」と思われる女性は、少なくとも、専業主婦にはなられないほうがいいと思います。

 人のお世話も嫌い、でもいわゆる「仕事」も嫌、という女性は、多分、結婚せず、ダス〇ンさんとかに就職して家事をお仕事にされたら、少なくとも働いた分お金はもらえるから、良いのではと思ったりします。

 私は専業主婦なので無給ですが、家があって毎月銀行にお金が振り込まれて(夫のおかげで)自分のペースで家事をこなせる今の暮らしが、とても気楽で好きです。私みたいな人間は、普通に外で働いていたら、身体壊して早死にしてたと思います。でも、私みたいな人間じゃなく、元気に外で働くほうが向いている人も多いでしょうし、そういう方は、専業主婦は避けるべきなのだろうなと思います。

 なんてことを、ぼんやり考えながら、今朝はお散歩していました。

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