引き続き、5月いっぱいは令和元号の初詣月という事で、あちこちの神社に参拝に行っております。楽しいんですけど、暑いわ~。
というわけで、先日は、最高気温30度の京都は下鴨神社に行って参りました。
さすがに、本来涼しいはずの糺の森も、多少暑かったです。参道で日傘をさしたのは初めてかもしれません。
とはいえ、やっぱり気持ちいいですね。
桜井さんが、下鴨神社と大神神社は似ていると書いておられましたが、その通りだなあと感じます。参道の雰囲気も似てますよね。写真だけ見たら、一瞬、どっちがどっちか分からなくなりそうです。
ちなみにコチラは、先日行った大神神社の参道↓
ちなみに、桜井さんによると、この二つの神社の共通点は、①神様が山の神様で、いつも本殿にいるわけではない。②本殿は、小さな働き者の神様方(何柱おられるのか分からないが10柱?と桜井さんは書いておられました)が常駐しておられ、この小さい神様方はとても親切で、人間を助けてくれる。だから、天下国家を守るような大きな祈願には向かないが、人々の日々の祈願は面倒がらず叶えて下さる。
ということです。
話を戻しまして、下鴨神社の参拝について書きます。今回はいつもに増してへばっておりまして、京都は30度と聞いて、行くのを止めようかと思ったのですが、息子が今学校で困っている事が一つありまして。息子も私も精一杯の改善策は打っているのですが、それでもどうなるか分かりません。これは、どうしても下鴨神社の神様にお願いしなければならないと思い、ぜーぜー言いながら京都に向かいました。
きっついわーと思いながら、炎天下の歩道を歩き、やっとこさ下鴨神社の入り口、糺の森に着きました。そしたら、茶色い小さな蝶々が、ひらひら~と飛んで来て、私の足元の地面にとまりました。このパターンは、宮島弥山の頂上と同じです。蝶々って、普通、花にとまると思うのですが、地面にピタッととまっています。
しゃがんでよく見ると、羽が破れて欠けています。痛々しいです。この羽の欠けた蝶々が、じーっと私の足元の地面にとまっているのです。死んじゃったのかな?と思うと、少しひらひら~と飛んで移動して、また私の足元の地面にとまる。私はそれを、しゃがんでじっと見ている。10分近くそうやって、この子を見ていました。
引きの写真を撮ると、こんな感じ。
糺の森の入り口の所、参道の端っことはいえ、人が頻繁に行き来している場所で、私はしゃがんでずっとこの蝶を見ていました。誰かに熱中症を疑われて「大丈夫ですか?」と声をかけられたらどうしよう?と多少不安に思ったのですが、誰にも声はかけられませんでした。
こんなに小さいのに、この蝶は、羽が欠けても頑張って生きているのだなあ、と思いました。神様が、「障害なんかに負けるな」と言って下さっている気がして(勝手に)、心の中に力がむくむくと湧いてきました。
ひとしきり蝶々の側にいて、さあもう行こうと立ち上がり、参道を数分ぐらい歩いた所で、また別の蝶々(でも同じ色と大きさ)がひらひら~と、私の側に飛んで来ました。そしてまた、同じように地面にとまりました。
その時は気づかなかったのですが、今写真を見ると、羽が欠けているように見えます。さっきの蝶が、また飛んで来てくれたのかなと思いました。「頑張れ」と駄目押しされた気がして、有難うございます、と思いました。本当に強く心の中で、頑張ろう、と思いました。
さて、令和元年の楼門です。
拝殿に続く門です。雅ですねえ。
参拝を終えて振り向いたところに、和傘が二つ、ころんと。
何だろう?と思ったら、結婚式のようでした。花嫁さんが綺麗でした。
無事参拝を終え、また炎天下を、駅に向かってぜーぜー歩いておりましたら、どこからかトンボが飛んできました。私は蝶とかトンボとか、大好きなので、「あ、トンボだ」と嬉しくなり、後を追いかけるようにして歩きました。そのトンボは、どこかに飛んで行ってしまうわけでもなく、私の少し前の家の白い壁に止まり、私が追いつくとぱっと飛び立って、また少し離れた先の壁に止まるので、トンボを楽しく追いかけていたら、気が付いたら橋でした。橋を越えたところが駅です。橋の所で、トンボはさーっとどこかえ消えていきました。トンボのおかげで、無事に歩けました。
見えますか?壁の真ん中へんに、羽を広げて飛んでいます。
鳥居の脇に、どなたかがお手入れされている花が、植わっていました。こういうの、本当に嬉しい。参拝の疲れが癒されます。
川を越えた所が、京阪の出町柳駅です。橋の上で佇み、川風にひととき吹かれていました。気持ちよかったです。
この参拝以降、今のところ、息子の学校での困りごとは起こっていません。有難い。
追伸:
今日は大阪も32度だそうで。嘘みたいに暑いですね。今、部屋の中の温度が29度で、エアコンを付けるかどうか、迷っています。夫に、「扇風機出して来て」と頼みましたら、サッと行って箪笥の上に積み上げてある扇風機の箱を取って来てくれました。そのままササッと組みたてもやってくれ、こういうマメな所は、この人本当に親切だなあと思います。今はとりあえず、扇風機の風で涼をとって凌いでおります。
その後、夫と息子は、この暑いのにどこかへ出かけて行きました。彼等の体力には驚かされます。息子が私に似てひ弱にならなくて、本当に良かった。
皆様もどうぞ、熱中症にはくれぐれもお気を付け下さい。