子供に対して、ですね、
「いつまでも、親が手を引いてあげるわけにはいかないのだから。子供を信じて、手放してあげよう。いつまでも何もかも親がやってあげるわけにはいかないのだから、もっと大きな存在に子供を任せよう。空や神様にお任せしよう」
みたいな事を、仰る方が時々おられますよね。わりとよく聞く。
これがねえ。抵抗があって。
なんか、子供に対して無責任になることへの、ていのいい自己正当化に聞こえてしまうのです。
私は、親は一生親だと思うのです。子離れできていない、とか、そういう事ではなく。
この事はいつも、うまく説明できません。
でも、上に「」で書いた事は、いつもとても違和感を感じてしまうのです。
私は、親は一生親だと思う。親が親としてずっと子供と関わっていても、子供はちゃんと自立するし成長するしのびのびと幸せに生きていくと思う。人間は野生動物じゃないから。野生動物の世界は、とてもシンプルだから、ある程度成長したら一人立ちしてもやっていけます。でも人間社会は高度で複雑だから、親子で経験や知恵を寄せ合って力を合わせないと、うまく生き抜いていけないと思います。親の経験値を借りれるかどうか、は、子供の人生に大きく影響すると思います。
もちろん、不要な手出し口出しは厳禁だけれど、子供が成人したからもう親としての出番なし、というのは乱暴な話で、そんな風に親が子供を突き離したら、子供の自立や成長や幸せを、むしろ損なう事になると思います。
まあ、私がそう思う、という事で、正解は分かりません。人がどうであろうと、私は私の子育てをすればいいのですよね。上の言葉も、とても心配性な親御さんや、過干渉な親御さんには、良い言葉なのかもしれません。私には向かない、という事なだけだな。書いて整理できました(^_^)。