書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

京都、今宮神社に参拝

 桜井識子さんの著書「神様と仏様から聞いた人生が楽になるコツ」に載っている神社仏閣に、参拝するシリーズ(笑)です。今日は、今宮神社。

 今宮神社は京都市の北西にあります。地下鉄「北王子駅」からタクシーで5分ほど。元気な方なら、徒歩でも行けそうです。

 今宮神社楼門↓ 赤くてとっても立派で、目立っていました。

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 桜井さんによると、この神社の神様は、八坂神社の神様と同じで、牛頭天皇だそうです。悪いものを祓って下さる力が、とても強いとの事。今宮神社の牛頭天皇は、神様としての力もとても強い大きな神様だそうです。八坂神社の牛頭天皇は陽気な方なのに対し、ここ今宮神社の牛頭天皇は、とても優しい方なのだそうです。

 また、牛頭天皇の特徴(?)として、面白いなとお感じになった参拝者の願いを叶えて下さる特徴がおありなのだそうです。普通の神様だと、心根の正しい人間の願いを優先的に聞いて下さるわけですが、牛頭天皇は「面白い!」と思われるかどうかが、願いを叶えて下さるポイントになるのだそうです。

 分かりやすい例が、「玉の輿」の語源となった、三代将軍徳川家光の側室、「桂昌院」(別名、お玉の方)です。桂昌院は、八百屋さんの娘さんにも関わらず、将軍の側室になり、男児を産み、その子が5代将軍徳川綱吉となりました。

 桂昌院が(桂昌院が江戸へ渡った後はその親族が)、足しげく通ったのが今宮神社。最初は「将軍に見初められますように」であり、無事見初められた後は「将軍の子供を産めますように」になり、無事懐妊したら今度は「子供が男児でありますように」になり、無事男児が生まれたら「男児が次期将軍になりますように」と。八百屋の娘さんが、今をときめく大将軍の母親になるという、その発想を牛頭天皇は面白いと感じられたのだと思われます。実際、玉の輿という言葉が出来たぐらいですから、お玉の方の大出世は、当時の人々をたいそう驚かせたでしょう。

 牛頭天皇はこんな風に、牛頭天皇がその願いを叶える事で、周囲の度肝を抜く、それを面白く楽しく思われるのだそうです。

 なので、今宮神社では、牛頭天皇に(心の中で)たくさんお話するのが良いのだそうです。牛頭天皇が「面白い」と思って下さったら、願いを叶えて下さるわけですから。面白いと思って頂くには、沢山お話しするのが一番です。結論だけ「これをお願いします」とポンと言うだけでは、面白みが感じられないですものね。やはりそこに、ストーリーがないとね。心の中だけとはいえ、人(神様)に沢山お話しするというのは、なかなか大変なことですが、話す事で自分の考えを整理することもできますし、良いことだと思います。

 今宮神社本社↓ ここに牛頭天皇がおられるそうです。

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 本社の前に立つと、確かに八坂神社と似た空気を感じました。普通の神社とはちょっと違う。独特の神様がおられるのだなあという。

 私も本社の前で手を合わせ、長い間牛頭天皇にお話ししました。もちろん息子のことです。お守り頂けるように、一生懸命お願いしました。

 参拝が終わり、ホッと一息した瞬間。「あ!」。またやってしまいました。手を清めるのを忘れたのです。楼門をくぐった時は、「手水舎はどこかな~」と探した記憶があるのですが、すぐには見つからず、境内を歩いていたら、意外とすぐに目の前に本社があったので、「わ!本社だ!牛頭天皇だ!」と嬉しくなって、急いで参拝してしまったのでした、、。そして、長々とお話して一息ついた後で、「あ、手、清めるの忘れてた、、、」と気づいたというお粗末さ。

 境内をウロウロ探したら、手水舎は、楼門を入って右側の所にありました。何故、これが分からなかったのか、、。急いで手を清め、もう一度参拝しました。

 本当に。いつになったら、ちゃんと参拝できるのでしょうか、私は。深く項垂れるのみ。

 楼門から本社側を見た所↓

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 境内には沢山の境内社がありました。両側が境内社になっています。向かって左側に、「阿呆賢さん(あほかしさん)」という石がありました。

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 この石を撫でてから、自分の体の悪い所を撫でると、治りが早くなるそうです。また、石を叩いてから持ち上げて下ろし、再度今度は願いを込めて持ち上げると軽く感じたら、その願いは叶うのだそう。やってみました。軽く感じたい!という気持ちが強すぎて、軽く感じました(笑)。気のせいかどうかの境目が分かりません、、。

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 本社に向かって左側に、鯉のぼりが見えました。隣接する幼稚園のもののようです。「わー、鯉のぼりだ」と嬉しくなって(鯉のぼり好きです)、写真を撮ろうと構えたら、全く風がなかったところに、ふ~と風が吹いてくれて、鯉が泳いでくれました。嬉しかった↓

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 外から見たら、楼門が煌びやかなので、明るいピカピカした神社なのだろうと思うのですが、中に入ると、独特の空気感です。ものすごい神様がおられるという、その力が隅々にまで行きわたっているという、何か一色、空気に色を重ねたような感じです。ここに居れば、悪いものは全部根こそぎ祓って頂けるだろうなあというのを、強く感じました。境内にはベンチもあり、疲れた方はそこで少し座って休まれたら、元気にお帰りになれると思います。

 ただ、桜井さんも書かれていましたが、虫が多いです。まだ5月だったので、蚊はいませんでしたが、夏場に参拝される方は、ぜひ、虫よけスプレーを持参されて下さい。

 外から見た楼門↓

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境内に一歩入って空を見上げた所↓ 上の写真を撮った数秒後です。空気感が違うのを感じます。

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 毎回思うのですが(一度だけ例外もありましたが)、神社仏閣に行く時はいつも、交通機関がスムーズです。今回も、北王子駅からタクシーに乗ったのですが、運転手さんに「今宮神社からの帰りって、タクシーさんつかまりますか?」と聞いたのです。そしたら「あまり走っていないとは思うけれど、待っていたら通らなくもないでしょう」との事で。まあ、神社前で待とう、と思ったのです。が、実際は、今宮神社を出た瞬間に、目の前にタクシーさんが来たという(笑)。有難や。

 しかも、行きのタクシーを、私が今宮神社前で降りた瞬間に、ご年配の女性が「このタクシー、乗っていいですか?」と聞かれ、良いタイミングで私が到着したようで、「どうぞどうぞ」と嬉しかったです。

 こういう、ちょっとしたことの悦びというか、タイミングの良さって、嬉しいです。

 あ~。長くなるけれど、もう1つ思い出しました。

 行き、大阪から京都まで、阪急京都線の特急に乗ったのですが、いつもの特急電車の車両ではなく、普通電車の車両だったのです。乗った瞬間は、大阪が始発ですからまだタップリ座席もあり、好きな所に座れたのですが、見慣れない車両でとまどってしまって、よく分からないまま、端っこの席に座りました。

 出発時間が来た頃には、座席も全部埋まり、私の隣りには怖そうなサラリーマン男性が。でも気にせず京都までしっかり寝る体勢を整えました(笑)。で、途中の高槻駅で気が付いたのですが、私が座った座席は「優先座席」でした、、、。日除けが上がっていたので、優先座席の文字が隠れていて見えなかったのです。でも、シートの色が違うので、分かりました。高槻駅でとまった時、ご年配の女性と、別に離れてご年配の男性が乗ってこられました。これは変わらねば!と思って、立って、女性のほうに「こちらどうぞ。座ってしまっててすみません」と言って、座って頂きました。そしたら、私の隣りに座っていたサラリーマン男性が急いで立ち上がられ、「あ、僕が代わります。あなた座って下さい」と、自分の席に私を座らせようとされました。えー、怖そうな人だったのに意外~、と失礼ながら思ったのですが、「いえいえ、私はいいので、あちらの方に」と、ご年配の男性に、座って頂きました。

 というわけで。優先座席に座ってしまっていた私と、サラリーマン男性が立ち、ご年配の方に無事座って頂け、良かったなあと思ったのでした。怖そうなサラリーマン男性が、喋ってみたらものすごく礼儀正しい方で、いい人って多いんだなあと思いました。

 高槻駅から烏丸駅(降りる駅)まで、20分ぐらいでしょうか。足の悪い私には厳しいなと思ったのですが、優先座席に座ってしまった私が悪いので、自業自得です。頑張ろうと思って立っていたら、次の駅(名前忘れた)で、目の前の席が空き、無事に座れました。ホッとしました。

 ダラダラと長い話で、なんのこっちゃですが、結果的になんだかんだ、道中も嬉しかったというお話でした。ではでは。