書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

あー。やっちゃった。憂鬱な息子の衣替え。

 今日も今日とて、悲しい失敗談です(楽しい話はまったく無いので、おつきあい頂けない方はここで閉じられて下さいね)。

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  嫌な事ほど丁寧にする、と昨日決めたばかりなのに、、。またやってしまいました。

 今朝起きたら、いきなり春の陽気で、嬉しい反面「ああ、息子の衣替えがまだ不完全なのに」と憂鬱になりました。

 我が家では、本格的に衣替えをしなくてはならないのは、息子の部屋のみです。というのも、夫の部屋も私の部屋も大きいので、一年中の服を、ほぼ収納しておく場所があるからです(完全ではないので、ちょこっと衣替えもしますが)。でも息子の部屋は6畳しかないので、ベッドと机、本棚二つを置くと、クローゼットは小さいものしか置けず。従って、その季節の服のみを出していて、季節外の服は段ボールにしまってベッドの下に収納する方法でしのいでおります。

 昨日もあたたかかったので、とりあえず、上着系とズボン系を入れ替えました。つまり、フリースの上着等をトレーナー系の上着に入れ替え、厚めのズボンを一段薄めのズボンに入れ替えたわけです。

 でも、中に着るカットソーは、まだヒートテックを出していましたし、ズボンももっと薄いタイプもあったのですが、それはまだしまったままでした(出しても収納場所がないので)。

 ところが、です。

 今朝起きたら、春の陽気。こうなると、息子は絶対にヒートテックは着ません。綿のカットソーを着ると言い張ります。また、ズボンも、一段薄めのではなく、二段薄めのものを履きたいと言いだしました。

 朝のバタバタしている時に、、、。

 春の陽気とはいえ、まだ最高気温は18度ぐらいなのだから、ヒートテックにトレーナーでいいじゃん、ズボンも一段薄めのでいいじゃん、今日入れ替えとくから、と私は一応言ったのですが、当然ながら息子の答えは「イヤ」です。

 仕方なく、やること全部途中で放り出して、息子の部屋に行き、ベッドの下から数か月分の埃をかぶった段ボールを引っ張りだしました。足も痛いのに、重たい、めんどくさい、、、。段ボールはベッド下に、ギッチギチに入れているので、出すのも一苦労。どこに何が入っているのかも分からないので、狭い部屋になんとか融通して全部出して、蓋を開けて、必要な「綿のカットソー」と「二段階薄めのズボン」を、ガサッと取り出し、逆に「ヒートテック」と「一段階薄めのズボン」をガサッとしまいました。

 書くと一瞬ですが、この作業、本当に面倒なのです。しかも目の前で、息子がじっと見てますし。手伝わないならどこかよそに行っててくれたらいいのに、、、。邪魔なんだけど、、と思いながら、「邪魔だからどいて」等と言ったら、繊細な彼はアワアワし出すのが目に見えているので、その言葉もぐっとこらえ。

 とにかく、入れ替えをなんとか済ませ、出した段ボールを一つづつまたベッド下に、押し込んでいきました。ギッチギチなので、数ミリの差で入らない。また、出して、再度ギッチギチに寄せて入れ直し、なんとか最後の一個が入った瞬間、、、、。

 痛っ。

 爪を剥いでしまいました。

 泣。

 その爪は、以前、息子に指を噛まれた時にはずみで浮いてしまったものです。さすがの私も物凄く怒ったので、それを機に、息子は私に対して暴力を一切やめ、更に確実にやめれるように服薬も始めました。そのへんの経緯は過去記事に書いております。

 で、その、剥がれかけた爪の下から新しい爪が生えてきてつつある段階だったのです。なので、剥がれかけている爪は、浮いている状態で、でもまだ完全に新しい爪に入れ替わってはいない。そういう危うい状態だったので、本来、段ボールの入れ替えなど手を使う作業の時は、爪を保護する為にバンドエイドをしておくべきでした。

 完全に私が悪かった。

 朝の忙しい時に、まったなしで衣替えをさせられて、「ああ、嫌だ、とっても嫌だ」と思ったので、ものすごく雑にとりかかってしまったのです。とにかく、一刻も早くやって、一刻も早く終えて、朝の仕事に戻りたい一心でした。

 少し考えたら、こんな爪の状態で、バンドエイドなしで作業するなど、自殺行為でした。なのに、やってしまった私が悪い。

 幸い浮いた爪は、剥がれてしまう事なく、一応まだくっついています。急いで、遅ればせながらバンドエイドで保護しました。

 あああ。

 嫌なことほど丁寧にやると、昨日決めたはずなのに。なかなか身につかないです。でも、結局、雑にやると自分が損するのです。だから、自分の為に、「丁寧にやる」を実行しないと。今回は特に、「早く、早く」とパジャマ姿の息子から急かされていた、という理由もあるのですが、それでも、自分の為に一呼吸置いて、肚くくって、「丁寧にやる」と決めるべきでした。自分の心の弱さに流されました。

 

 ついでなので書いておくと、息子の衣替えが嫌な点は、まったなし、という事以外にももう1つあって。それは、新しい服を着たがらない、という事です。今履いているズボンなど、小学校の時に買ったスウェットですから、、。確かにその時は大き目を買ったし、息子は細いので、今でも履こうと思えば履けるのですが、やっぱりみっともないのです。新しい体に合うスウェットパンツは沢山買っているのに、頑として履かず、古いものを履きます。カットソーも、そうで、体に合う新しいものは着ず、古いちんちくりんのものを着ます。じゃあ、古いものだけでいいかと言えば、さすがにそうもいかず、一応、体に合う新しいものを適宜買い揃えているので、息子の服は煩雑で枚数も多くなってしまうのです。

 新しいちゃんとした服があるのに、古いみっともないちんちくりんなものばかり着られるので、なんというか、衣替えする意欲がそがれてしまうのです。どうせまた、この古いの着るんだろうなあ、嫌だなあ、と思ってしまって。いつになったら、この古いの捨てられるんだろう?とか、この古いののせいで、収納場所が足りなくなるのに、とか。

 学校の制服はちゃんと新しいのを着るのですが、ワイシャツはボタンホールの関係か、ボタンが留めやすいのと留めにくいのがあるらしく、留めやすいのばかり着ます。ネクタイは数本買っているのに、やはり一番古い一本だけをし続けています。数万円したコートは、着ません。極寒の日でもブレザーのみ。

 まあ、そんなこんなで、息子の衣替えは憂鬱なのです。

 が。憂鬱なのは仕方ないにしても。憂鬱だから雑にやると、結局私自身が痛い目にあうのだから、憂鬱だからこそ、丁寧にやろう、と改めて(何度目?)思いました。

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桜に癒されます。かわいいですねえ。