書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

宮島、弥山に登って来ました①。

少し間が開いてしまいました。

 先日、息子と瀬戸内方面に旅行に行きまして、宮島にも一泊しました。とても良いお天気で、頑張って弥山にも登ってきましたので、今日は弥山のことを書きます。

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 宮島自体が神様の島ですが、弥山はその中でも、高度なエネルギーに満ちた山だということです。特に、山頂には高度な癒しのエネルギーが満ちているとか。

 これはぜひ、山頂まで登らねば、と思い、張り切って息子と登りました。

 ちなみに、桜井識子さんの著書によると、「山頂までロープウェーで行ける」と書いてあるのですが、、、。実際はそんな事はなく(桜井さんすみません)、ロープウェーで行けるのは、山の途中まででした。そこから延々登山です。

 案内等には、30分で山頂まで登れる、と書いてありますが、それは多分、若い男性の足なら、という前提付きだと思います。53歳の私の足だと、ゆうに1時間はかかりました。なにせ、坂は急だし、狭いし、石段は歪んでいて怖いし、段差は高いし、滑るし、ぬかるんでいるし、まず上の石段に足を乗せ上げるのに力を使い、次に、その足に体重を移しながら体を上に引き上げるのにまた全力を使い、という感じで、一段一段、一歩一歩、必死で登りました。

 私はもともと足が悪いので、そもそも登山が無茶だったのかもしれない、と心が折れそうになりました。足が、痛いを通り越して無感覚になり、膝が笑いだし、力が入らなくなり、足を持ち上げる事がどんどん困難になっていきました。

 ロープウェーの駅から山頂までの道の途中に、休憩ポイントというか、少し開けた場所が何か所かあります。最初のポイントには、弥山本堂と霊火堂(空海さんが修行に使った火が1200年以上燃え続けている)等があり、次のポイントには大日堂というお寺があります。そして、更に上ると弥山頂上です。地図を貼っておきます。ロープウェーの駅、弥山本堂と霊火堂ポイント、大日堂ポイント、弥山頂上の四か所に黒丸しました。

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 本当に本当に登山がしんどくて、大日堂に辿りついた時はもう、死にそうになっており、ここで諦めて下山しようかと思ったのですが、何せ、息子と一緒です。息子はめちゃくちゃ元気で、全く疲れた様子もなく、ひょいひょいと登って行きますので、ここで降りると言うわけにはいきません。歯を食いしばって登り続ける事にしました。

 息子に「しんどくない?」と聞くと、「全然大丈夫。しんどくない。楽しい」と答えられてしまい。あああ、若いっていいなあと思いました。

 もう最後のほうは、声に出して「頑張れ、頑張れ、もう少し」と自分に言い聞かせながら必死で登りました。少し先を行く息子に、「もう頂上見えた?」と尋ね、上から息子が「まだ見えない」と答える、というやりとりを、10回以上繰り返し、その声に元気づけられながら、とにかく息子のいる場所までは登られねば、という気持ちで登り続け、ハッと気が付いたら、とうとう頂上に出ていました。

 やった~。頂上からの景色です。

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 頂上に着いた時、どこからともなく、大きなオレンジ色の蝶々が飛んで来ました。「え?蝶?」と思いました。だって、花など一本もない岩だらけの寒い寒い吹きっさらしの山の頂上です。登山の途中でも蝶々なんか一匹も見ませんでした。それが、頂上に着いたら、ひらひら~っと飛んで来て、私と息子のちょうど真ん中の地面に、チョンととまったのです。

 疲れきってぼーっとした体にムチ打って、スマホで撮影した写真がコレです↓。

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 蝶々と景色を一緒に撮影できなかったので、「これ本当に弥山の頂上ですか?」と思われてしまうかもしれません。でも、弥山の頂上に行かれた方になら、写っている地面が弥山の地面であることを、分かって頂けると思います。私が撮影したら、それを待っていたかのように、蝶々はまた、ふわっと飛び上がって、ひらひら~っとどこかへ行ってしましました。一瞬の出来事でした。

 神様が、「よく登った、偉かった」と誉めて下さった気がして、とても嬉しかったです。その後、しばしぼーっとしており(その間、元気な息子はあちこち歩き回っておりました)、それからいくつか写真を撮りました。

 それから、桜井識子さんご推奨の、弥山の頂上でも一番のパワースポットにも行きました。それは、弥山頂上と書かれた石↓の裏にある、巨石の向こう側です。

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 巨石と巨石の間をくぐりぬける(膝をついて四つん這いにならないと無理なほど狭いです)と、向こう側に、人が二人なら座れる程度の広さの場所があり、目の前にはこういう景色が広がっています。

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 桜井さんによると、「高度なエネルギーをふんだんにもらえてパワーチャージ出き、強い霊力によって浄化、癒されるパワースポットである」と書いてあります。その場所がここです。

 息子と並んで座り、じっと目の前の景色を眺めました。小さい頃から苦労して育ててきた息子に、励まされるようにして登ってきたことや、ここで一緒に並んでしみじみ座っていられることに、感謝の気持ちで胸が一杯になりました。

 下りは登りほど大変ではなく、一気に下って、ロープウェーの駅まで行きました。しかしながら、桜井さんは、このロープウェーすら使わず、麓から全部自分の足で登山されたとのこと、私と同年代の女性です。凄いなあと尊敬します。私には絶対にできません。

 ロープウェーの駅から弥山頂上までのポイントの寺社について、少し書いておきます。

 最初に辿りつくのが、先ほども書きましたが、この弥山本堂と霊火堂です。弥山本堂は、空海さんが霊地を探して宮島に着いた時に、最初に建てたお堂です↓。

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また、霊火堂は、その空海さんが、修行に使った火を、1200年前からずっと絶やさず燃やし続けているお堂です↓。

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どちらにもお参りしました。霊火堂は、お堂の奥にろうそくがずらーっと並んでいました。外の風が、遠慮なくお堂の中にも吹きこんでいるし、木で出来たお堂です。火事にならないのか、不思議に思いました。それだけでも凄いなと思いました。お堂の手前、お賽銭箱の所に、お線香を沢山燃やしている所があった(これ、なんて言うんでしたっけ)ので、その煙を頭などに頂きました(桜井さんが確か、そうしたらいいよ、と書いてあった記憶が、、、間違っていたらすみません)。今、桜井さんの本を読み返したら、お堂の中に入って、霊火で沸かしたお白湯も頂けたそうです。わー、失敗しました。私、中には入りませんでした。これから行かれる方は、ぜひ、中に入って、高い波動のお白湯、頂いて下さい。

 そこから更に登ったら、大日堂というお寺のあるスポットに出ます。すみません。この時点では、息も絶え絶えで、死にそうだったので、写真がありません。大日堂は、ひっそりとしたお堂で、扉も閉まっており、何も知らなければ通り過ぎていたと思いますが、桜井さんが良いお堂と書いておられた気がしたので、息子と二人で参拝しました。ただ、今その文章を探したのですが出てきません。私の勘違いだったのかも。でも、まあ、もう二度と参拝できないかもしれないので、ご挨拶できて良かったです。

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 登山途中の景色です。こう見ると綺麗です。撮ってる時はもう、絶望的にしんどかったです。

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 こういう細い道を上って行きました。ここはまだ傾斜が緩やかです(だから撮影できたんですねえ、傾斜がきつくなると、余裕がなくなってスマホはカバンの中にしまいっぱなしになりました、笑)

 まだまだ書きたい事が沢山あるので、②に続きます。