書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

興福寺に参拝

 桜井識子さんの新刊で紹介されている神社仏閣に参拝しております。今回は、大阪ではなく、お隣の奈良のお寺に行って来ました。JR・近鉄双方の奈良駅からほど近い、興福寺です。

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 興福寺は、近鉄奈良駅から徒歩10分。JR奈良駅からだと25分ぐらいでしょうか。

私は、JR奈良駅からタクシーに乗りまして、5分ぐらいで着きました。駅近はいいですねえ。

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 興福寺は、奈良に平城京を作った時に、藤原不比等によって創建されました。710年というから、今から何年前でしょう。遥か遠い昔です。境内には沢山の御堂が並びます。

 桜井さんイチ押しは、その中の「東金堂」と呼ばれる御堂に安置されている薬師如来様とのこと。まずは東金堂に向かいました。

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 入館料300円をおさめ、東金堂の中に入ります。土足で大丈夫です。中の配置図はこんな感じ(頂いたパンフレットより)。

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 中央に、薬師如来様がおられました。大きな像です。ぐぐーっとこちらに迫ってくる迫力があります。でも怖い感じではありません(撮影不可だったので、パンフレットの写真を載せます。これも駄目なのかな。駄目だったら後で外します)

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 桜井さんいわく、この薬師如来様は、しっかり道が繋がっているとのこと。この前で薬師如来様にお祈りしている人を、目からの光で癒して下さるそうです。その目からの光には、心身を癒し、治療して下さるパワーがあるとの事。なので、でいるだけ長く、手を合わせてお祈りするとよいそうです。私は、体のことをお祈りしました。

 とはいえ、私がお堂に入った時は、中には5名ぐらいの人がいて、薬師如来像の前を独り占めするのはなかなか難しい感じでしたので、手を合わせていた時間は2~3分。でも、覚えていた薬師如来様の真言をちゃんと3回唱えられました。最近、真言がちゃんと覚えられるようになったので嬉しいです。以前は、何度覚えてもすぐに忘れてしまったのですが。

 人が多かったのと、出入口の所に係りの方がおられたのが気になってしまい、ゆっくりできなかったのが残念です。次回はもう少し早く来よう(今回はお昼過ぎに行きました)。

 薬師如来様に参拝し、東金堂を出ました。そうそう、入り口の所に鐘があったので、お賽銭を入れて鳴らさせて頂きました。こういうお寺の鐘は、自由に鳴らしていいのなら、鳴らしたほうがいいそうです。この鐘の音は、邪気払いになるそうです(桜井さん言)

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 さて、次は南円堂です。南円堂狙いではなく、南円堂の横にある「不動堂」狙いです。その不動堂に安置されているお不動さんが、とても強い、と桜井さんが書いておられたからです。行ってみました。

 南円堂です。

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 南円堂の向かって左手前に、この「不動堂」がありました。小さいです。無料です。

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 奥にお不動さんがおられます。護摩祈祷の煤で黒いし小さい像ですが、とても強いお不動さんだと桜井さんは書いておられました。前には真言も書いて下さっています。さっそく真言を唱え、手を合わせました。息子のことをお祈りしました。

 さて。これで一応、当初の目的は果たしました。桜井さんの本には書いていませんでしたが(桜井さんが行った時は工事中だった為)、中金堂の工事が終わり、参拝できるようになっていたので、最後に中金堂に行ってみました。拝観料は500円です。

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 美しいです。そして、広いです。

 階段を上ってお堂の中に入ります。こちらも土足で大丈夫です。中の配置図はこんな感じです(またしてもパンフレットより。向きが変ですみません)

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 中央に釈迦如来像があります。金が貼られていて、豪華です。しかも大きいです。

 ですが、私が胸にぐぐっと来たのは、釈迦如来像の向かって右側におられた薬王菩薩立像です(パンフレットの写真より)

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 向かって右側が薬王菩薩立像です。大きさは、人間と同じくらいでしょうか。ものすごい癒しのパワーがにじみ出ているように感じられ、見た瞬間に涙がバッーッと溢れてきました。私は、この菩薩像が好きだなあと思い、釈迦如来像に手を合わせた後の時間はずっと、こちらの薬王菩薩像の前にいました。

 幸い、この中金堂では、参拝客が私ともう一人男性がおられただけだったので、心ゆくまで薬王菩薩様の前で、手を合わせる事が出来ました。何をお祈りしたんだっけ。ああそうそう、息子のことを一つ、ゆっくり時間をかけてお祈りしました。涙がねえ、止まらないのです。ああ、桜井さんにも、中金堂に入って頂いて、この薬王菩薩の前に立って頂きたかった、そして、この薬王菩薩について書いて欲しかった、とつくづく思います。

 ちなみに、パンフレットには、この薬王(・薬上)菩薩像は鎌倉時代のものだと書いてあります。東金堂の薬師如来像は室町時代のものだそうです。不動堂についての記述はありませんでした。

 中金堂から外を見た景色。広々~。ですが逆光です明るさが伝わりませんね、、

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 帰りに、鹿せんべいを2袋(一袋150円)買って、心行くまで、鹿さんにあげました。ここ興福寺の境内には、不思議と鹿が少なく、そしてみんな大人しかったです。いい子ばかり。鹿せんべいの売り場は、中金堂の向かって右奥です。

 さて。なんだかよい事ばかり書きましたが。今回も実は、大失敗をしておりまして。またですか?という感じなのですが、ええ、またなんです。行く道を間違えました。。。

 天王寺駅からJRで奈良駅に向かうつもりだったのですが、、。そのつもりで電車に乗ったつもりだったのですが。途中の王寺駅を過ぎたあたりから、聞こえてくる駅名が、なんだかなじみのないものばかり。しかも、ドアの開閉は、乗客がドア横のボタンで手動式でやってね、というアナウンスがあったり(こんなの今まで聞いた事がない)。最初は「なんだか変、、」とぼんやり思っていたのですが、何駅か、聞き慣れない駅名が過ぎたあたりで、「いや、絶対変!」と思い、車内ドア上に貼ってある路線図を確認に行きました。でも耳に入ってきた駅名を探せません。席に戻り、スマホで駅名を検索したら、なんと私、和歌山線に乗っている事が判明。奈良線に乗ったつもりが! 

 急いで、次の駅で降り、折り返し、王寺駅まで戻ることに(王寺駅奈良線和歌山線に別れる)。降りた駅は「香芝駅」。

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生まれてはじめて降りました。ほんっとうに静かな駅で、人っ子ひとりおらず、空は晴れてあたたかく、真冬とは思えないほど。

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香芝駅で25分ほど待って、折り返しの電車に乗り、王寺駅を経て、無事奈良駅へ。そこからは大事をとってタクシーで興福寺へ行ったわけでございます。。。

 まあ、初めてのところには、まともに行けたためしがないとはいえ、なんで乗り間違うかな。実は、書かなかったですが、前回の石切神社に行った時も、降りなくてもいいのに途中の長田駅で、一回降りてしまったのでした。なんで???

 私はほんと、苦手な事が沢山ありまして、一番苦手なのは書類書きですが、方向音痴というか乗りもの音痴というか、どこかへ行く時も失敗が多いです。どんまい。

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