書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

坐摩神社(いかすりじんじゃ)参拝

  桜井識子さんの新刊に、大阪の神社が沢山載っていたので、一つづつまわって参拝しております。

 今日は、坐摩神社に行った時の事を書きます。変わった漢字で、これで「いかすりじんじゃ」と読みます。大阪市内のオフィス街、本町にあります。

 大阪メトロ御堂筋線本町駅」15番出口を出て西へ少し歩いて、左に折れたらすぐ右手にあります。徒歩1分、という感じ。近い!本当に大阪のど真ん中。

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 境内は意外に狭いなあという印象でした。一つ前に行った生國魂神社が広かったせいかもしれません。入って正面に本殿があり、左に社務所の大きなビル、右にベンチと柵があり、本殿左奥に境内社がありました。

 本殿にお参りする前に手を清めようと、一生懸命手水舎を探したのですが、これが無いのです。境内を隅から隅まで探したのですが、無い。社務所はビルになっていて、ドアも窓も閉まっていて、誰かに聞こうにも聞けず。しばらく境内をウロウロしたのですが、どうしても手水舎が見つけられなかったので、仕方なく手を清めずに本殿にお参りしました。

 とりあえずお参りを終え、境内社を見て来ようと本殿左奥に行ってみました。

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 小さなお庭のような空間があり、光が燦々と射していて、癒される場所でした。でも、ここには二つしか境内社がありません(8つあるはずなのです)。残りの境内社はどこに?

 この神社の境内社の中にある「天満宮」の神様が、とても強い神様だ、と桜井さんが書いておられたので、私は特に、天満宮を探していたのですが、見つからず。本殿のほうへ戻って来たら、何やら社務所のビルの窓が開いていて、中に係りの方の姿がありました。良かった~!と思って、神社の案内を一枚頂きました。でも、、、地図は載っていません。仕方なく、係りの方に「天満宮」はどちらですか?と尋ねました。

 「あちらの左から4番目です」と係りの方は、丁寧に教えて下さいました。

 あちら???

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 係りの方の指さす方向にあるのは、柵。ああ!柵の向こうに小さな境内社が、ずらっと並んでいました!見えなかったです~。分からなかった。マジで。

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 柵の前まで行ったら、まさに境内社が並んでいて、「どうしてこれが見えなかったのだ、私は?」と自分の迂闊さが信じられません。

 さっそく、左から四番目を探すと、ありました。「天満宮」。しっかり息子の事をお祈りしました。

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 とりあえず目的は達成したので帰ろうかと思い、鳥居のほうへぶらぶら歩いていたら、右手に石の小さな空間が見えました。あれ?ここ、何だろう?と思って近づいてみました。

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 石のオブジェ?変形灯篭?何だろう?と思いながら、すぐ前まで近づくと、、、!なんと、水が流れて来ました。

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  自動で水が流れる手水舎だったのです。

 うっそ~。分からんわ~。

 そこには龍も蛇口も何もなく、ただ石があるだけで、、。そして、普通の状態では水は一滴も出ておらず、石のすぐ側まで行って初めて、ジャーと水が出てくる自動式。

 よく見ると、石の上に「近づくと水が出ます」と書かれた紙が。でも、貼ってある方向が、入り口側なので、入って来た時には目に入りません。出ていく時に初めて見える。 

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 自動の手水舎の前で、私が、うっそ~。うっそ~。と1人で騒いで(?)いたら、それを見たカップルが近づいて来ました。カップル「え、これ、手を洗う所?」、私「そーなんです。分からないですよね~」カップル「分からへん、分からへん。え~、こんなんなってるんや。へ~。面白いわあ」「ほんまやね~。なんなんこれ、すごいな」なんかしらん、三人で盛り上がってしまい、しばらく笑っておりました。すみません、関西のノリです。写真↓鳥居の向かって右横にある緑の屋根の所が手水舎です。ね、一見石のオブジェ(?)に見えませんか?

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 無事手を清められたので、もう一度本殿にご挨拶しに行きました。桜井さんが本に書いておられたのですが、手を清める目的は、それまで自分が覆っていた「気」を消す為だそうです。そうすると、新しくそこの神社の気をタップリ受け取る事が出来るからだそうです。手の先をちょこっと水で濡らすだけでお清めした事になるのだそうです。

 せっかく来たので、坐摩神社の神様の気もちゃんと頂きたいと思い、再度本殿にお参りさせて頂きました。本殿右側にベンチがあり、ちょうど太陽が照っていてぽかぽかあたたかそうだってので、しばらく座って和みました。

 私は、神社でベンチを見つけると、たいていは座ってしまうのです。座って何をするのかというと、まずは持参した桜井さんの本の、その神社の該当ページのコピーを熟読します。これ、ほんとうに楽しいのです。その神社に、桜井さんと一緒に参拝したような気分になれます。その後は、ひたすらぼーっと座っています。↓コピー。

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 桜井さんによると、この神社のある場所は、古代は広大な水辺だったそうです。背の高い草がシュッと生えている、スッキリ爽やかな水辺だったそうです。この神社の神様が、その古代の土地をそのまま現代に持って来て重ねているので、この神社の境内は、大阪のど真ん中にあっても色々なものに毒されることなく、爽やかな気を保っているのだそうです。古代の澄んだ空気のオーラが境内に流れているそうです。

 ベンチで太陽にあたりながら、ぼーっとしていたら、とっても気持ちがよかったです。存分に癒されてから、帰りました。

 ちなみに、桜井さんいわく、ここの神様は底抜けに明るくてよく大笑いされる陽気な神様だそうです。大阪らしいですね。

 

社務所のビル。なんかがっつりビルなので、気軽にものを聞けなかったのです、、。 f:id:oinor-i:20190205130110j:plain

↓境内にありました。落語奇席発祥の地、なのだそうです。

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