日常の家事で、地味に苦手なのが「買い物」です。近所に大きなスーパーがいくつもあって、便利なのですが、スーパーの騒音（と私には聞こえる）が苦手なのです。
なぜ日本のスーパーって、あんなに大きな音で音楽を流すのでしょう。そして、なぜしょっちゅう何かしらの宣伝のアナウンスをがなりたてるのでしょう。
アメリカにいた時は、意外かもしれませんが、スーパー（グローサリーストア）は静かでした。音楽が流れていたという記憶はありません。宣伝のアナウンスもまず入りません。私がいたのは西海岸なので、他の地域は違うのかもしれませんが。客は、淡々と店内に入り、淡々と巨大なカートに商品を積み上げていき、淡々とレジに並びます。
ちなみに、レジは、１０点以下のちょっとだけ買った客用エクスプレスレジと、それ以外のレジに別れているので、ちょっと牛乳だけ、とか、パンだけ、という時、待たずにすむので便利でした。あと、レジが終わるとその先に袋詰めの係りの人がいて、袋に詰めるサービスまでやってくれるので、これも便利。買った商品を係りの人が手際よく袋に詰めて、またカートに載せてくれるので、そのカートを駐車場の自分の車まで押していって、トランクに載せ換えればOK。手間なしです。手間がないから一杯買ってしまう弊害はありますが（笑）。
話は戻しまして。
アメリカでは日本のようなジャンジャカジャンジャカした音楽は流れていないので、心静かにお買い物ができました。静かなので、スーパーで時間を過ごすという事が苦にならず、２つの商品で迷った時も、ラベルを見比べてじっくり悩む、というような事ができました。新しい商品が棚に並んでいたら、とりあえず手に取って眺める心の余裕もありました。たいていのスーパーにはイートインコーナーがあるので、知人とばったり会ったら軽くお茶したり、ランチ代わりにサラダを食べたりしました。居心地がいいから出来る事。
でも日本のスーパーはあまりにも煩いので、とにかく、一刻も早く出たい一心になります。私は必要なものを書いたメモを見ながら、走るようにカートに入れます。悩んだりしません。途中で買い忘れに気づいても、店内を戻るのが嫌なので、もう諦めます。レジで並んでいる時も、音が煩くてイライラするので、本当に苦痛。イートインコーナーもありますが、とてもそこで時間を過ごす気になどなれず、とにかく一刻も早く店から出たい。
あの煩い音楽や、宣伝のがなり声アナウンスを、好む人はいるのでしょうか。疑問で仕方ありません。スーパーがもう少し静かになれば、落ち着いて買い物ができるのに。スーパーでの滞在時間が長くなれば、自然と多くの商品を買う事になると思います。なぜあんなに大きな騒音を流して、客を店から追い出そうとするのか、、。
それとも。
私以外の人は、スーパーの騒音が好きなのでしょうか。好きではないにしても、気にならないのでしょうか。苦手なのは私だけなのかしら、、と疑問に思う今日この頃です。
