上沼恵美子さんのラジオ「こころ晴天」が好きで、よく聞いています。
月曜日の１２時～３時なのですが、オンタイムで聞く事はまずなく、過去の番組をユーチューブで聞いています（限りなくあるので、永遠に聞ける気がします）。
番組構成は、上沼さんと、局のアナウンサー北村真平さん、そして吉本の芸人さんが一人、という３人構成です。吉本の芸人さんは、今現在は、シャンプーハットのてつじさんと、キングコンの梶原さんが、交互に担当されています。
が。
私が好きなのは、梶原さんの以前に担当されていた「小籔さん」の時代です。テンションの高い上沼さんと、低い小籔さんのやりとりがとても面白いのです（勿論てつじさんも梶原さんも面白いです）。
上に貼ったのも、小籔さんの時代の「こころ晴天」です。
この回は、上沼さんがご主人と二人でイタリア旅行して帰って来てすぐの回で、旅行の話を主にされています。
上沼さんとご主人の仲があまり芳しくないのは有名（？）ですが、ここまで？というほどの仲の悪さ。もちろん、喋りのプロですから、多少は誇張されているのでしょうが、それにしても。
行きの飛行機からしてすでに険悪で。ドバイ経由でローマに飛んだので、ドバイからはエミレーツ航空だったのだそうですが、日本語を話す乗務員がいなかったそうで。それでもファーストクラスだから至れり尽くせりのサービスだったはずなのに、なぜか上沼さんには機内食が配られなかったのだそうです。隣り（と言ってもファーストクラスなので、壁を隔てている）のご主人はすでにデザートも食べ終わり、シートをフラットにしてもらって毛布など掛けて寝る体勢になっている。にも関わらず、まだ上沼さんの席には機内食が来ない。正確には、前菜は来たもののその先のメインが来ない。
英語の話せない上沼さんは、その事を乗務員に言えません。普段テレビで拝見すると、あんなに元気よくお喋りされている上沼さんなのに意外なのですが、臆してしまったのだそうです。このへんの感情の説明が絶妙で、私は聞きながら笑い泣きしてしまいました。
とうとう上沼さんは意を決して、不仲なご主人に、壁越しに声をかけます。「私のところにはまだ機内食が来てないの」と。でもご主人は助けてくれません。ご主人は教養と知性がおありの方で、勿論英語も話される。代わりに乗務員に言ってあげるのが当たり前だと思うのに、「あ、そう」と冷たい反応のみ。
上沼さんはそれ以上ご主人に頼めず、席に戻って悲しい気持ちでいたそうです。ほとんど泣きそうだったと。ローマまでは６時間の飛行。このまま飲まず食わずなのだろうか。何故私のところだけ機内食が無視されるのか。そして、それに対して苦情を言えない自分のはがいなさ。
上沼さんがその後どうなったかは、宜しければ上のユーチューブを聞いてみてください。笑い泣きで死にそうになると思います（笑）。（このエピソードは、番組開始後１０分頃からです）。
この番組、３時間もあるので、何か単純作業する時（掃除とか、アイロンかけとか）に聞くのですが、ついつい番組に集中してしまい、手が止まってしまいます。続きが聞きたくて寝る前に聞いてしまうと、途中で終れなくて寝不足に、、、。
時間を奪われるのでお勧めして良いのか悪いのか分かりませんが、楽しく笑って気持ちを切り替えるのに最適。心のお守りにご紹介しました。
