書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

特別支援学級(中学)から普通高校へ進学が可能だった。

anond.hatelabo.jp

 はてなのトップに載っていた記事なので、読まれた方も多いかもしれません。私の知識を(良い意味で)覆して下さったので、急いで貼っておきます。

 私は、「特別支援学級」から「普通高校」への進学は、無理だと思い込んでいました。周囲にそういう例がないからです。でも、可能だったのだ、という事を、この記事で知りました。

 大学進学よりも、そもそも、普通高校に進学できた事が凄い事だと思います。中学の特別支援学級では、ほぼ勉強はしないはずなので。自力で学ばれたのでしょう。普通高校で勉強が進めば、大学進学は自然な流れで可能になったのだと思います。

 たとえ小学校時代、会話が不自由であっても、大学に行けるポテンシャルがあるのが発達障害児だという事を、この記事は証明してくれています。発達障害児は、健常児の常識とは違う成長、発達の仕方をする、という事。先は読めないという事。

 今、小学校入学を控えて、特別支援クラスを選ぶかどうか迷っておられる方に、この記事は参考になると思います。

 この親御さんの子育て方針には、共感できる部分がとても多く、素晴らしいと思いました。子育ては、一日一日が、プライドを粉々にされる日々だったと思いますが、この記事には一切の自己憐憫が無く、被害者面もされておらず、清々しい。先に何の保証もないまま、工夫と努力と忍耐を維持する事は、並大抵の精神力ではできなかったと思います。諦める、投げ出す、自己憐憫に逃げるのが普通だと思います。

 名もない一般の親御さん。でも、私には、偉人以上に見えます。

 大学卒業後も、このお子さんが、良い人生を歩まれる事を、願ってやみません。またその時は、ぜひ記事を書いて欲しいと思います。