書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

雑用は誰がする?

togetter.com

 上の記事を読んで、面白かったので、今日はその事を書きます。

 最初、タイトルだけ見た時に、「軽いジョーク話かな」と思っていました。でも内容を読むと、わりと真面目な苦情というか、嫌みというか、そういう感じだったので、意外だなと思いました。

 私も、会社員だった時、総合職(って今はもう使わない言葉ですか?)でしたが、普通にコピー用紙補充はしてました。総合職の女性先輩も普通にしてたし、気の利いた男性社員もしてました。ただ、ここに書いてあるように、おじさん社員(主に管理職)はまずしてなかったと思います。

 オフィスの共有の備品の補充は、女性社員か、気の利いた男性社員がやるもの、という感じで、それに不満も不思議も感じなかったのです(私だけじゃなくて、当時の女性社員はみんなそうだったじゃないかな)。

 うちの部署の部長など、わざわざ席まで私を呼びつけて、「あ、これに芯入れてくれる?」と、ご自分のホッチキスを差しだしたりされてました。さすがに自分の備品の補充まで女性社員にさせる人は、この人だけでしたが、私は別に「あー、はいはい」という感じで、二つ返事でやってました。その部長さんはとっても面白い人で、私に対していい目を沢山見せてくれたし、おいしい仕事をふってくれたし、よく驕ってくれたし、そんな感じで部長さんとはギブ&テイクが出来ていたので、何の問題も無かったです。

 

 この記事を書かれた方は、独身の方なのかな、と少し思いました(違ったらすみません)。

 というのも、こういう事は、家庭でもよくある事なので。家の中の様々なものの補充、というか「雑用」を誰がするのか、という事。トイレットペーパー、加湿器の水、ポットの水、自動製氷機の水、コピー機のインク補充、新聞の束を資源ごみで捨てる、、。

 気づいた人がやるのが自然だと思うけれど、我が家の場合はほとんど私がやっています(コピー機のインクだけは夫)。こういう雑用関連も、家事の一環だとみなされているからだと思います。家事は私の仕事なので、面倒くさいなあと思いますが、違和感はないです。

 会社の備品の補充は、家庭の雑用に似ています。つまり「仕事していない人間がやるもの」という、暗黙の了解があるのではないでしょうか。もう少し平らに言えば、稼いでいない人間、稼ぎがより少ない人間がやる、という。

 私がいた会社で、「俺は稼いでいる」と考えている人達は、備品の補充はしなかったと記憶しているし、私には、それが不思議でも何でもないというか、そんなもんだろう、と思っていました。今、家で私が主に雑用を担っているのを不思議に思わないのと同じで。

 ただ、私のいた会社でも、トップクラスで仕事ができる男性社員の数人は、備品の補充も気軽にしてました。もともとマメな性格なのか、女性社員を味方につける計算なのか。

 いずれにしても、さほど重要な仕事もしていない、でも補充もしない、という人はいなかったと思います。だから、きっと私は、違和感がなかったのだと思います。

 今と昔では、会社における常識も変わったのだろうから、これは私の個人的な所感です。この記事を書かれた人は、結婚した後、家庭の雑用は、どうされるのかなあ。私のような専業主婦だったら分かりやすいですが、兼業だったりすると、どうなるのだろう。

 ハッキリ言って、子育てなんか「雑用」の最たるものです。子育てに関わる全てが「雑用」の延長です。合理化できないし、計画的に運ばないし、面倒だし、やったところで労務に対する成果は見えないし、達成感もないし、お金にもならないし。

 コピー機の紙補充を「おじさん社員」が見て見ぬふりをし、誰かが補充した途端にコピーしに寄ってくる姿は、子供のウンチのおむつ替えを夫がやらず、妻がおむつ替えした途端に、子供と遊ぼうと寄ってくる、みたいな光景と、重なります。

 男なんてそんなもんだと私は思うし腹もたたないほうなのですが、時代は変わったのかなあと、今回の記事を読んで思いました。別にいい子ちゃんぶりたかったわけではないのですが、そんな感じに書いてしまったかもしれません。。。

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