書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

若一神社から帰ってから起こった有難い事。

 先日、若一神社の楠社のご神木にお参りした、という記事を書いたのですが、その後下鴨神社に寄ってから家に帰ったら、なんだかもうびっくりするような有難い事が沢山起こったので、今日はその事を書きます。

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 と、その前に。

 前回の記事で、最近ひいたおみくじが、どれも同じ内容で驚いた、と書いたのですが、息子の為に引いた錦天満宮と、下鴨神社のおみくじは、息子に見せる為に持って帰ってきたので、貼っておきます(市比賣神社のは、私用に引いたので、その場で読んで結んで来まして、手元にありません。持って帰ってくれば良かったと後悔)。

下鴨神社↓(ぼけていてすみません)f:id:oinor-i:20180930130752j:plain

 

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天満宮

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 ほぼ同じ内容で、「もうおみくじ引かなくていいよ」というメッセージなのかなあとも思ったりします。

 

 では。「起こった有難い事」について書きます。

 沢山あるのですが(いや、本当に)、まず客観的に見て分かりやすいものを書きます。息子に関する事です。

 息子の高校は、二学期に沢山行事があります。発達障害の息子は行事が大の苦手。息子の障害特性として、「いつもと違う事をする」「初めての事をする」「突発的な事態が起こる可能性がある」「予測ができない」ということが苦手なのです。苦手、というか、ものすごいストレスを感じるようで、強迫神経症的になります。

 いつもはニコニコと機嫌がよく、どんな時も楽しそうに明るい息子なのですが、二学期に入って行事が立て続けに始まると、様子がだんだんおかしくなってきました。治っていたはずの、「不安な事を何度も繰り返し言う」「しつこい絡みを行う」「歯磨きやドアの開閉などを、長時間行う」等の神経症的症状も出てきました。

 それでもなんとか持ちこたえてきたのですが、少し先の日曜日にまた大きな行事の一つが行われる、という時期に来て、かなり危ない状態になってしまいました。

 完全に治っていたはずの、私に対するしつこい絡みが再発し、息子自身も「止めなくては」と強く思っていて、それが大きなストレスになっているのを感じました。可哀想でなりません。

 何とかしてあげなければ。

 そう思っていた矢先に、若一神社の御神木にお参りし、帰りに下鴨神社にも行ったたのです。

 その日。

 夕方学校から帰って来た息子の様子が、まず、全然違いました。とても楽しそうで、ニコニコしていて、いつもの明るい息子に戻っていたのです。

 え?どうした?何かいい事があった?

 と聞いてみたのですが、別段とくに何があったわけでもないのです。でも、とても落ち着いて楽しそうに、おやつを食べながら、学校であった事をニコニコと話してくれるのです。神経症的な様子も、まったくありません。

 ここのところ、学校から帰ったら、暗い顔をして、不安な事をアレコレ言いつのり、ストレス満載の息子の顔しか見ていなかったので、私はとても驚きましたし、ほっと安堵しました。

 それからずっと、どんどん苦手な行事のある日曜日が近づいて来るというのに、ずっと明るい息子のままでした。私からもあえて行事の話はしませんでしたが、息子も全く気にしていないようなのです。あれほど、しつこく「行事休んでいい?休みたい」と絡んできていたのに。

 そんなに本人が苦しんでいるなら、休ませてやればいいのに、と思われた方もおられると思います。私も、「休んでいいよ」と言ってやりたいのですが、できないのです。

 以前にもどこかで書いたのですが、ここが息子の障害特性の難しところで、息子は、一度でも「休んでいいよ」と言われたら、それを決して忘れず、次からはしんどい事があるたびに「あの時休んでいいと言ったから、今度も休んでいいはず」と言い募るのです。あの時は特別、というのが通じません。一度でもOKが出れば、今後未来永劫、どんな場合でもOKである、と考えてしまうのです。なので、息子に対しては、「そんなに嫌なら今回だけ特別休んでいいよ」と言ってあげる事はできないのです。そういう前例は作れないのです。

 できる事は、行事の当日の朝になって、息子の様子があまりにも苦しそうだった場合、「そんな調子で行っては他の人に迷惑になるかもしれないから、休もう」と言ってあげる事ぐらいです。決して、前以て「休んでいいよ」と言う事はできないのです。あくまでも、当日までは「基本方針として、学校には行くべきである」という姿勢を、親としては崩せないのです。私個人としては、休ませてやりたいのは山々であっても。

 そして、昨日の日曜日。大阪には台風が来て、行事が延期になりました。

 行事は、中止ではなく、平日に延期になったのですが、息子は、「日曜日に行事がある」という状況が、一番苦手なのです。障害故の「こだわり」として、日曜日に学校へ行く、という事が、耐えられないのです。でも、苦手な行事でも、平日であれば、何とか耐えられるようで、とても喜んでいました。

 若一神社の御神木や下鴨神社の神様が、行事のあるその日曜日に合わせて、大阪に台風を呼んで下さったわけではないと思いますが、あまりにも有難く、心の中で手を合わせました。

 有難かった事は他にも沢山あったので、また別記事に書きます。

 今回の台風で被害に遭われた方、こんなお気楽な記事を書いてしまい申し訳ありません。