書くしかできない

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目玉焼きが焼けない件

 我が家では、あまり卵を食べません。息子が小さい頃、アレルギーがあったので、それで食べなくなって、今はもう治っているのですが、卵無しの食生活に慣れてしまい、あまり食卓に上がらなくなりました。ハンバーグ等のツナギも、別に卵無しでも作れてしまうので、無し生活でも困らないのです。

 ですが、たまには思い出して、卵を買います。ゆで卵にしたり、炒り卵にしたり。生で食べるのはコワイので、卵かけご飯はできないのですが、まあ料理とも言えない簡単な料理で食べています。

 ですが、長年作っていなかったせいで、この「簡単な料理」の代表とも言える「目玉焼き」が、焼けなくなってしまいました。厳密に言えば、焼ける事は焼けるのですが、失敗するのです。

 まず、フライパンに割り落とす時に、黄身が崩れてしまう。多分、割り方が下手で、殻で黄身に傷をつけてしまうせいだと思うのですが、心の中に一抹の不安が湧きおこります。この卵、古いんじゃ、、、。食べても大丈夫かな。。。賞味期限はまだまだ先だけど、何かの手違いという事もあるし、、。

 そういう不安を押して、黄身が崩れていても食べる事に決め、塩コショウをふる事にします。これがけっこう手間取る。特に塩の分量とかふりかける配分とかに。すでにフライパンには火が入っており、卵はどんどん加熱されていきます。急いで蓋をします。

 ここで、蓋する前に少量の水を入れる方もおられると思いますが、私は水は入れない派です。特に理由はないのですが、実家で入れていなかったので、習慣ですね。

 蓋をしたら一段落で、他の事に気持ちを移します。家族が汚したテーブルを片づけたり、洗濯機に汚れた服を入れてスイッチを入れたり、布団を干したり、窓を全部閉めてエアコンを入れたり、子供に乞われて果物を切ったり、自分用にパンを焼いたり、コーヒーを炒れたり、ポットのお湯が足りないから水を入れたり、氷を作ったり、アレコレしていて、ふと思い出す。

 あ。目玉焼き。。

 急いでフライパンの所に戻って、蓋を開けると、見事に焦げている始末。食べれないほどではないから、食べますが、苦いです。

 多分、しばらくの間、卵から離れていたせいで、卵に対するリスペクトが足りなくなったのだと思われます。卵無しでも生きていける、と、分かってしまったんですね。

 目玉焼きを美味しく焼ける生活に、憧れます。そこにはきっと、沢山の感謝と余裕があることでしょう。明日こそ。

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