書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

受動的攻撃

 私が苦手な事の一つに、「もったいをつけられる事」、があります。

 周囲にいませんか? 意味もなくもったいをつける人。

 例えば会話をしていて、「あ、相手はコレについてすごく知りたがっているのだな」と気づいたら、さっさと「コレ」について教えればいいのに、わざとじらして言わない。教えない。散々相手を待たせてから、出し惜しみしつつ教える。そんな人。

 私はもともとの正確がイラチ(せっかち)なので、もったいをつけられるとものすごく腹が立ちます。御大層な知識でもあるまいし、何を値打ちものみたいに抱かえているんだろう?この人は、、、と思って、イラッとしてしまうのです。なので、相手がもったいをつけだしたな、と気づいたら、すぐにその会話を打ち切って、話題を変える事にしています。言いたくないなら、言わなくていいですよ、というスタンス。

 ただいつも思います。なんで、さっさと教えないのだろう、なんでもったいつけるんだろう? 自分の価値を上げる為? 知りたがっている相手を待たせる事が面白いの?

 私は別に、何でもかんでもすぐに他人に聞く、というタイプではありません。何でもかんでもすぐに他人に聞いてくる人がうざくて、そういう人から聞かれても答えない、という選択を取るのなら分かるんのです。でも私はむしろ、何でも自分で考えて他人には聞かない、タイプです。

 もったいつける人は、会話相手にストレスを与えている事には、当然、気が付いていますよね。知っていてやっているのですよね。確信犯ですよね。でもどうしてそんな事をするの?

 その答えが、片田珠美さんの「なぜ、怒るのをやめられないのか」という本に書いてありました。というか、、その本について書いた私自身のブログ記事に、見つけました。(コチラですhttp://oinor-i.hatenablog.com/entry/2016/11/28/153342

 どうやら、「もったいをつける事」は「受動的攻撃」のようです。私自身の記事から抜き出します。

「受動的攻撃」とは、こそこそと怒りを表現する方法。一見自分を責めているように見せて、実は他人を責める。他人に必要なこと、助けになるようなことを「忘れる」「しない」「ぐずぐずする」。不愉快な感情を他人に投げ入れる。黙る。相手の欲望を満足させない。あえて共感せず正論を吐く。相手の意義を認めない。やる・やらないの間で揺らぐ。やきもきさせる。等々。 

 人は、以上のような受動的攻撃手法を駆使し、怒りを見えない形で放出する。

 受動的攻撃は、連鎖反応を引き起こす。誰が何に対してどうして怒っているのかが全く見えないままに、不愉快な感情だけが行き来し、問題は解決しない上に、受けた側はひどくダメージを被り、場合によっては精神科に通う事になる人も多い。

 受動的攻撃を受けない方法は、普段からモノゴトをうやむやにせずハッキリ言う傾向を見せておくこと、人に譲歩しがちだと思われたり、優しくて問題回避型だと思われる人は、受動攻撃のターゲットにされやすい」

 なるほどね。「もったいをつける事」は、一種の攻撃なのですね。だからそれをされる側は、ストレスがたまるわけですね。なっとくです(自分の記事にですが、、笑)

 受動的攻撃をされない為には、いつも物事をハッキリキッパリさせておく姿勢を見せる事が大事なのですね。うだうだグズグズしていないで。無意識にですが、私はこれは出来ていると思います。無意識の防衛本能でしょうか。

 残念ながら、私の夫は、「もったいをつける人」です。

 先日、「え?そんな事までもったいつける?」と驚愕した事がありました。

 夫と、GWの話していて(夫の母が我が家に泊まりに来るので、出かける予定の計画をたてていた)、私が日付を確認したのです。

「えっと、今日って何日だっけ?」と私が言ったら、夫は「・・・・・・」と無言。今日が何日が答えない。

  コンマ一秒、もしかして夫も日付を知らないのかな?と思いましたが、夫の顔を見ると、明らかに知っている表情。知っていて、知らない私を小馬鹿にしたほくそ笑みを、うっすら浮かべていました。

 は? あなたの母親の接待について私は考えてやっているのだよ。なのにその態度はなに?

 私は一瞬にして苛立ちマックスになりました(ああ、人間ができてない)。すぐ夫に尋ねるのを止め、

今日を仮に28日だとして、お母さんが来るのが1日だから3日後だから、お天気はいいよね。だったら〇〇へ行って、、、、」

と、何事もなかったように話を続けました。一瞬、携帯のカレンダーで確認しようかなとも思ってのですが、バカバカしくてやめました。今日が本当は27日だったとしても、別に私は困りませんし。日付がずれたらお天気情報もずれてしまうのですが、それで困るのは私じゃない。夫と義母なのですから。

 しかし。今日の日付すら教えないって、一体どれだけ教えるのが嫌なのだろう。

 教えて、教えて、って懇願されたいのだろうか?

 日付が分からずイラッとする私を眺めて、楽しいのだろうか?

 今日の日付すら把握せずに生きている私という愚かな人間に対し、その愚かさを思い知らせる為、つまり「教育的処置」として、教えない、という選択を取ったのだろうか。

 もったいをつける人の気持ちが、私にはさっぱり分からなかったのですが、これは夫の受動的攻撃だったのですね。。。日頃の私へのうっ憤を、こういう形で晴らしていたのですね。なるほどね。

 まあ、私は今後も、一ミリも相手をせず、さっさと話題を変える事で対処するしかないです。ちなみに、夫は、子供に対しても、「もったいをつける事」「じらす事」をやります。一緒に出掛ける約束をしていて、約束の時間が来ても出かけない。子供が「お父さん、〇〇時だよ、行こうよ」と声をかけても、ぐずぐずやっていて一向に出かけるそぶりを見せない。発達障害の息子は、人一倍時間に厳密なので、息子が人一倍イライラするのを知っていて、面白がってこれをやるのです。息子はもう分かっているので、夫を待たずさっさと無視して違う事を始めます(PCを触り始めるとか)。良い対処法だと思います。 

 そういえば、義母も、受動的攻撃をする人です。また、彼女は、自分がやりたい事を押し通している癖に、あたかも自分ほど遠慮深い人間はいない、遠慮した結果なのだ、というようにすり替える名人です。

 全て分かっているので、私は相手のテンポにのらないうように、気を付けています。何を言われても言葉を表面で受け止め、心の奥までは入れません(奥まで入れると、その「すり替え」が見えてしまい腹が立つので)。極力、一緒には行動しません。万一、同じ場所にいても、別の事をするように気を付けています。

 大事なのは、絶対にこちらから話しかけない事。話しかけられても、必要最小限で答え、話を膨らませません。冷たいと思われようが、愛想がない、と思われようが構いません。むしろそう思ってもらって、私から離れて欲しいです。 

 できるだけ距離を置き、物理的距離が近くても心の距離だけは置く事、を心がけていると、あまりストレスはたまらないです。

 なぜ義母の話を書いたのかというと、今、義母が我が家に滞在しているからなのです。 。。。

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 早くGWが終わって欲しい。心穏やかに散歩に行きたいです。