その日は朝から体調が悪く、お腹がうっすら痛くて胸もむかむかして貧血のようにふらふら。全身だるくてしんどい感じ。たま~にこういう日があります。
でも、私は悲しい性格なので、体調が悪くても、よほどの事がない限り、予定通り過ごす事を優先してしまいます。その日の予定は、朝から美容院へ行き、午後はマンションの排水管掃除の方が来るのを待つ、という感じでした。
美容院でもむかむかが治まらず、美容師さんとお話ししていても、ふと気が遠くなりそうで怖い。早く切り終わって、早く乾かして、、、と祈るような思い。美容師さんがお話しに興が乗って、身振り手振りで説明を入れてくれたりすると、その間カットが中断されるのが辛いほどで。カットしながらお話しして~!と思うほどでした(美容師さんは悪くない。私の体調が悪すぎたのです)。
なんとか美容院が終わり、家に帰って、とりあえず寝よう、とソファーに小一時間横になり、うとうとしましたが、体調回復せず。ダル重い体を起こして、排水溝回りを片づけ始めました。排水溝のある場所全ての掃除になるので、お風呂場、洗濯機のところ、洗面所、キッチンのシンク、です。通り一遍ではなく、中まできっちり、汚れを全てきれいにせねばならないので、中々大変。汚れが残っていると、排水管掃除をしてくれる方も気分が悪いと思うので、必死。昨日やっておけば良かったわけですが、昨日やったとしても、水回りは毎日汚されるので、直前にもう一度やらねばならないわけで。どうせ面倒なら一度に終わらせたい、という気持ちから、今日やる事にしていたのでした。小一時間かかってきれいにし終えた頃、子供が帰って来ました(早終わりの日で)。お昼を出して、話し相手をして、片づけて、やれやれと思っていたら、排水管掃除の方が来られました。
ちょうどよいタイミングで、有難かったです。前回は何か怖い感じの男性だったのですが、今回はあたりの柔らかな丁寧な方で、それもホッとしました。排水管って見えないので、どこかで詰まっていたら嫌だな、と思っていたのですが、今回も、何事もなく流れたようで、それにもホッとしました。
ちなみに、マンションの場合、どこかの部屋の排水管が詰まると、その下の部屋が一番被害を受けるそうです。私は、上の部屋かなと思ったのですが、被害を受けるのは下の部屋だそう。で、両隣の部屋は排水管が別なので、何の問題もないそうです。上の階の方が排水管掃除しっかりやって下さっていると、安心なのね~。
排水管掃除を定期的にやっていないと、どうしても詰まりやすくなるそうで、何年もやっていないお家に行って無理やり流したりすると、それが下の階に流れてしまい、今度は下の階が詰まってしまうのだとか。だから、できたら上の階から下の階へ順繰りに掃除していけたらいいのだけれど、連絡していても留守だったりしてそうもいかず、上の階でごっそり詰まりを流したのに、下の階の人がお留守だった、という時など、「大丈夫かな」と心配になる、と、担当の方は仰っていました。
「ウチのマンションはどんな感じですか?」と伺ったら、「お留守の方がほとんどいなくて、お掃除できないお部屋がないので助かります」とのこと。良かったです。そうなんです。ここ、専業主婦率、高いのです。いいのか悪いのか微妙ですが。
あと、排水管の寿命を聞いてみたところ、もともとの材質と、使用方法によって変わってくるそうで何とも言えないのだとか。使用法で一番駄目なのが、お湯を流す事、だそう。お湯で排水管が変形してしまうのだそうです。変形したところにゴミ汚れがたまり、そこから詰まってしまう。あるいは変形から割れて水漏れが起こる。お湯を流す時は、同量の水を流しながら、少しづつ、というのが排水管を長持ちさせる秘訣だとか。パスタのお湯とか、水道出しているからといって、ガッと一気に流しちゃいけないのね~。水道水と同じ分量を加減して流さないと意味がない、、、。重いから一気に流していた私は大反省です。
マンションの場合、排水管をやりかえるとなると大事なので、そうならないように、丁寧に使おうと改めて思いました。
寒い中、来て下さった排水管掃除の方には、ほんと、有難うございます、と思いました。
有難うございました、と頭を下げてお見送りした後、部屋に戻ると、さっきまでの気分の悪さが治っている事に気が付きました。嘘みたい、、。
どうも私は、午後から排水管掃除の方が来られる、というのが気になっていたようです。前回、すごく怖い感じの方だったのと、何時に来られるか分からないので、ずっと家から出られないという閉塞感が、嫌だったようです。
排水管掃除が終わった途端に、気分が良くなりました。
私の場合、体調の悪さは気分の問題も大きいのだなあと、あらためて思いました。いつもいつも、ではないにしても。で、かといって、排水管掃除とかの「嫌なこと」を避けるわけにもいきません。まあ、「気分の問題、気分の問題」と自分に言い聞かせて、深呼吸でもしていれば、治るかもしれない、と思います。治らなくても、その「嫌なこと」が終われば治るんだから、いいか、、、と思いました。
でも、以前は私、こんな弱っちい精神ではなかったのですが、、。嫌なこととかもわりと気にならない図太さがあったはずなのですが、、。なんだか、どんどんひ弱になっていく気がして悲しいです。更年期のせいでしょうか。う~ん。
近所の公園の花壇が、宝石箱みたいでした。真冬でも鮮やかな色で咲いてくれる花は有難いです。寒風吹きすさぶ中、健気に咲いていました。