書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

人生を失敗する原因二つ

 ここ数年取り組んでいた事が、おかげさまで最高の結果に終わり、ほっとしている。いつ終わるんだろう、成功で終われるんだろうか、と不安と焦燥の中で日々を過ごし続けたが、やはりものごとはいつかは終わるのだ。なんとかくじけず頑張り続けて良かったと思った。

 とはいえ成功した時にはいつも、浮かれるな、と思うようにしている。もともとお調子者で浮かれやすく、人生舐めてかかるタイプなので、ちょっとでもものごとがうまく運ぶと、地に足がつかなくなる。浮かれるなと自分にきつく言い聞かせておくぐらいでちょうどいい。

 浮かれ防止に、過去の自分の失敗を思い出しておこう。私が人生失敗する原因は二つあって、「報復(仕返し)する事」と「義理を通そうとする事」だ。

 私は結構しつこい性格なので、嫌な目に遭わされた人の事を忘れず、いつか必ず仕返ししてやる、と思いがちなのだが、過去それで様々な失敗を繰り返してきた。そこから学んだ事は、人から嫌な目に遭わされたら、その瞬間に忘れるべきだ、という事。心情的には報復したいと思うものだが、そこを一つ乗り越えて、きれいさっぱり忘れるのだ。報復の行動は往々にして、私を良い方向には進めない。むしろ新たなトラブルの火種を作る事になるだけだった。

 義理を通す事に関しては、これは一見良い事のようだが、私に限って言えば良くない。義理を通すと言えば聞こえがいいが、私の場合、自分のプライドを固持したいだけなのだ。だから妙にこだわって引き際を見失い泥沼にはまる。何事も水のようにさらさらと流し、水くさいぐらいに軽い、プライドを捨てた生き方を心掛けたいと思っている。

 とにもかくにも、肩にのっかっていた重たいものが、良い結果で終われたこの時期は、改めて自分の欠点を洗い直すのに良いタイミングだと思う。ポジティブな現実があるおかげで、自分の汚点を直視しても自己嫌悪にならない。