書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

父の法事

 先日の亡父の法事の事について書かせて下さい。

 父が他界してだいぶ経つので、今回は本当に少人数の身内だけでの集まりになりました。というか、そうするつもりでした。

 具体的には、母と姉と私の3人。プラス、姉の家族と私の家族。あわせても10人弱。

 ですが、母が何を考えたのか、叔父と叔母にも声をかけてしまい、彼等も来る事になってしまいました。

 何故、叔父と叔母に来られると困るのか、と言えば。

 まず叔母が、母と、そして姉とも、激しく喧嘩しているからです。相当仲が悪い。

 また、叔父は、姉の事を嫌っている。母ともさして仲がいいわけではない。

 つまり、叔父や叔母と普通に話せるのは、私だけなのです。

 他人様も呼ぶ大人数の法事なら、仲違いしている人達が含まれていても問題にはなりませんが、10人程度の少人数の集まりで、主要な親族が、私以外みんな仲違いしているという状況は、なかなかヘビーです。

 叔父は、お寺の控室に、姉が入って来るなり、「なんや、〇〇(姉のこと)、老けたおばはんになったなあ」と言い放ち。叔母はそれを聞いて大喜びした後、私に「〇〇ちゃん、あんな顔やった?目が細うて不細工になって。別人みたいやわ」と耳打ちし。姉は廊下で「腹立つ、腹立つ」とハンカチをバシバシと手の中で打ち。母は叔母とは一言も話さず。叔母は姉に「法事後の会食、〇〇ちゃんが私に来て欲しくないようだから、遠慮するわ」と言い(つつ、結局出席したが)。姉は叔母とは一言も話さず睨み付け。叔父は姉をからかう体でけなし続け。叔父と関わりたくない母は、一切姉を助けず。叔母はそれを見て満面の笑み。

 4人ともが、人の話を聞かず、自分は何でも分かっているから、という上から目線で、いちいち場をまとめようと「これはこうだからこうなのだ」と決めつけるけれども、それを誰も聞いていない。或いは、聞いて腹立ちを募らせる。不毛。

 というような状況の中で、私は、姉とは距離は置いてはいるものの喧嘩をしているわけではないので、普通に話したし、他の人達とは全く問題なく普通に話せるので、場をうまく整えるのが私の役目のようになってしまったわけです。

 午後いっぱい、1時から6時くらいまで、地獄のように悪意が飛び交う中、一人ニコニコ場の雰囲気を保ち、楽しい会話をし続けるという苦行。父の法事じゃなきゃ、ここまで頑張らなかったのですが、父の法事で場が荒れるのはどうしても嫌だったので、力の限り頑張りました。私の夫や子供、姉の夫や子供は、事情がよく分かっていないし、関係ない風で頼りになりません。でもまあ、なんとか明るい雰囲気で無事に終わらせる事ができました。

 全員が解散する時、みんな「さよなら、またね~」と形だけでも仲良く別れる事ができ、ホッとしました。ああ、良かった。胃が痛い。

 私の本当に近い身内は、この4人、母と姉と叔父と叔母になります。その4人ともが、我が強く身勝手、「言いたい事は言わせてもらわなくては気が済まない」人達です。自分は人に言いたいけれど、自分が人からは言われたくない。人にアドバイスしたがるのに、自分は人のアドバイスには一切耳を傾けない。そして言い方がきつく、できるだけ相手の一番弱い部分を突こうとする。少し自分を抑えて、相手を尊重し、穏やかに話すという事ができない人達なので、どうにもこうにも付き合いたくない。

 私が唯一理解できたのは父だけですが、かなり前に亡くなってしまいました。ので、今は身内の中で、一人ぽつんと生きている感じです。心を許せる人、というか、気持を共有できる人は誰もいません。

 それでも、普段は彼等と付き合いはないし、私は、私の家族とだけで生きているので、問題はありません。たまにある法事も、他所の家が主催のものなら、どれだけ場が荒れようと私には関係ないので、気を遣って場を保つ事はしません、ので気楽です。

 今回は、私の父の法事だったので、頑張りまして疲れました、というお話でした。もうこの4人が顔を合わす法事は、多分無いと思われるので、やれやれです。書いてスッキリ忘れます。

 

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