書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

自分自身が嬉しかった事

 先日、とあるスーパーにて。

 そこには、イートインコーナーがあり、セルフで出せるコーヒースタンドがあります。ちょっと時間はかかるのですが、一回一回粉からちゃんと抽出するので、とっても美味しい。ちょっと疲れた時など、お買い物帰りに寄って、コーヒーを買って飲みながら、家路につくのが楽しみになっている今日このごろです。

 ある日。

 いつものように、アイスコーヒーを買おうと思って、コーヒースタンドへ行きました。自販機ではないので、お金はイートインコーナーにおられる係りの方に払います。係りの方がレジを通した後に、カップ(アイスの場合は氷入りのカップ)を渡して下さるので、それをスタンドにセットして抽出のスイッチオン、という段取りです。

 係りの方は二人おられるので、そのうちのお一人に「アイスコーヒー下さい」と言って、お金を渡しました。その方は不慣れなのか、レジに手間取っておりました。私の後から別のお客さんが来られ、もう一人の係りの方に「アイスコーヒーを」と言ってお金を払っていました。そのお客さんがレジを済ませて氷入りのカップを受け取るのと、私がレジを済ませて氷入りのカップを受け取るのが、ほぼ同時、少しだけアチラの方のほうが早かったかな、というタイミングになりました。

 それで、私は「お先にどうぞ」と、抽出する順番を、そのお客さんに譲りました。

「え、いいんですか?有難うございます」とその方は、私の先に立って、コーヒースタンドの方へ歩いて行きました。

「あ。二つありますよ~」とその方。

 よく見ると、コーヒースタンドの抽出器が、二つに増えていました。人気があるので増やしたのでしょうか。以前は1つだったのです。

 というわけで、私とその方は、二人並んで、一緒にコーヒーを抽出する事ができました。その方はMサイズだったので(私はLサイズだった)、私より先に終り、ご丁寧にもう一度お礼を言って下さって、帰って行かれました。

 なんか。

 「我先」が普通だったイラチな自分を、少しだけ克服できた気がして、自分自身がとても嬉しかったです。

 美味しいアイスコーヒーをストローで吸いながら、梅雨の晴れ間の青空の下、満足感で満たされつつ歩きました。

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