書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

ゆっくり休めば不登校は治るのか

  今日は冷たい雨ですね。久しぶりの雨に、むしろホッとした思いです。晴ればかりだと疲れます。

 朝から一通り家事を済ませたら、朝食代わりに、昨日買ったサンドイッチの残りを摘まみ、コーヒーを飲んで、目についたみつ豆の缶詰を開けて食べ、満足。まだ足が治っていないので、昔のSATCの映画を観ながら、丁寧にストレッチもしました。それでもまだ時間がたっぷりあって、何をしようかなあと考えているうちに、ソファーで寝てしまいました。

 雨のせいだけではなく、息子の学校は始まったし夫は一週間ほど出張でいないので、のんびりしています。

 

 新学期を迎えた息子の学校状況ですが、担任の先生も良い方のようだし、クラスに何人か気の合う生徒さんがいるそうで、今のところ順調そうでホッとしております。

 先日、不登校がらみのブログを拝読し、少し思うところがあったので、今日はその事を書きます。

 ブログ主さんはカウンセラーさん(心理士さんではなく)で、読者の方から、高2のお子様が不登校気味である(たまに学校を休む)という相談を受け、下記のような主旨のお返事を書いておられました。

  

 「学校に行きたくない。いくまでがしんどい」というのは、エネルギー不足です。私たちはただ生きるだけでも多くのエネルギーを消費していますが、心をコントロールするのにも膨大なエネルギーを必要とします。エネルギーがどこから湧いてくるかと言うと、まずは食べ物。そして、感情です。心の中にある何かを少しずつ出せるようになるとエネルギーがあると体感します。

 たまに休むだけなら、休ませてあげてください。それで次の日に学校に行けるのなら休憩が必要なのだろうと思います。その時はお母さんは「休んだことを責めない」。そして、休んだ日は話しを聞くというモードで一日居てください。何か娘さんが話し始めたら、ただただ、うなずいて聞く。これは、お母さんから娘さんへの癒しの行為です。「あなたを認める」という事です。お子様には「承認」が必要なのかもしれません。

 

 というような内容の回答でした。

 

 私の息子も、このブログに書いて来たように、時々、学校に行きたくない、と言う日があります。息子の場合は、発達障害特性で、いつもと違うことが苦手なので、「日頃と違う日」つまり、行事があったり、担任の先生が休んだりする日は、学校を休みたがります。

 以前の私は、上の回答の方のように、休ませていました。

 上の回答の方のように、「息子にはエネルギーが枯渇しているのだ」と思ったし、「だから休憩が必要なのだろう」と思ったし、「承認が必要なのだろうから、休んだ事をとがめず、ただただ話を聞いてやること」を自分に課しました。

 その結果。

 息子は益々、休みたがるようになりました。以前は、小さな行事は行けていたのに、小さな行事ですら、いちいち休みたがるようになり、担任の先生がいないと分かっている日は、たとえ定期テストの日ですら、休むと言い張るようになりました。

 「行きたくない日は学校を休む」という事は、息子にとって、とてもラクなことで、魅力的なことで、だからこそ、息子は中毒になり、エスカレートしていったのです。私が一切とがめなかった事も、エスカレートに拍車をかけました。

 これではいけない、と気づき、担当医にも相談しながら、登校問題を仕切り直し、今では無事に通えるようになりましたが、仕切り直す時の大変さと言ったら、、、。本当に壮絶でした(過去記事にあると思います)。

 なので。こういう自分の経験があるので、私は、子供の不登校について、上のような回答を見ると、無闇に鵜呑みにしてはいけない、と感じます。

 回答されているブログ主さんは、良かれと思って書いておられるのでしょうし、子供の不登校についてああいう意見を仰る方は今、とても多いです(不登校はエネルギー不足。休ませて休憩させ、咎めず、子供を全承認せよ)的な。

 でも、それを実行すると、私の息子のように、不登校エスカレートしてしまう危険があります。上の回答を実行するのはいいとしても、少なくともそれを実行すると、不登校エスカレートする危険も同時にあるのだという事を、知っているべきだと私は思います。

 では、どうしたらいいのか、と言えば。

 以前にも記事に書きましたが(この記事です↓) 

oinor-i.hatenablog.com

 大事なのは、①事実を確認する事。②子供に寄り添う事。③親の気持ちは出さない事、の三つだと私は思います。

 なぜ学校に行きたくないのか、その理由を知り、子供の気持ちに寄り添う事を大前提としつつ対処する事だと思います。その際に、親自身の気持ちや意見は言う必要はないと私は思います。親の気持ちなど関係ないからです。

 そうやって対処しても、学校に行けないというのなら、それは仕方ないし、行かないなら行かないで、別の生き方も沢山あるから、それはそれで腹をくくればいいだけなのですが。でも、上の回答の方の意見を鵜呑みにし、ゆっくり休ませれば不登校が直る、というのは、それはあまりに短絡的過ぎると私は思います。

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 などと偉そうな事を書いてしまいましたが、私自身がまだまだ子育て真っ最中。明日はどうなるのかも分からないし、 日々綱渡りです。雨が降ればこれ幸いと家にこもってダラダラしているような怠け者ですし。それでも、いざとなったら、馬鹿力が湧いてきて、行動できたりしますし、休める時は休もうと思って、自分を甘やかしております(笑)。

 ではでは今日はこのへんで。

 

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