書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

はしかの予防接種、と、生國魂神社。

 ここ大阪では、はしかが流行っているそうです。とうとう40人を超えたとか。感染源は外国からの旅行者の方で、次第次第にじわじわと広まっています。先々週より先週、先週より今週と、感染者の数が増えていくので、なんとも不気味です。

 はしかは、さして怖い病気ではない、というのは一昔前の話で、今は「こじらすと怖い伝染病」の一つになっています。

 理由は、高熱が出ること、別の病気を誘発しやすいこと、そして何より特効薬がない事です。インフルエンザと比べても、はしかのタチの悪さは際立ちます。

 インフルエンザは、タミフルなどを飲めば、インフルエンザウィルスそのものの増殖を抑える事ができますが、はしかにそういう薬はありません。本人の抵抗力だけで治すしかありません。

 また、飛沫感染するインフルエンザは、感染者の唾液などに触れない限り感染しませんし、マスクと手洗いうがいで防げます。しかし、空気感染するはしかは、感染者と同じ空間にいるだけでうつる可能性があり、一番怖い事に、マスクでは感染は防げないのです(はしかのウィルスはマスクを通ってしまう)。

 はしかに有効な対処法は、予防接種だけだと聞き、息子の母子手帳を確認したところ、1歳の時と5歳の時の2回、しっかり予防接種打ってました。一安心。

 では私は、、、と思いつき、私の母子手帳(母からもらった)を確認したところ、なんと、はしかだけ打ってないのです!日本脳炎とか、なんだかんだ打ってるのに、はしかだけ打ってない!

 え~!!と思って、母に電話して聞いてみたところ、「母子手帳に書いてないなら、打ってないんだわ~。あなたは小さい頃、体が弱かったから、なかなか予防接種するタイミングがなくて。あと、あなたが幼児の頃はお父さんの実家に同居してたから、私も忙しくて、予防接種どころじゃなかったのかもしれない」と言われてしまいました。

 あー、そうですか。。

 というわけで、急いで近所の病院で、はしかの予防接種受けてきました。今は、はしか単独というのがなくて、はしか&風疹でセットになっていました。なので自動的に風疹の予防接種も済ませたことに。結構高かったですけども(一万円也)。

 接種日は運動せず、できれば静かにしていて、体調の変化があったら連絡くださいと言われて帰りました。今のところ、元気です。副作用なかった模様。やれやれ。

 でも、予防接種を打っていても、はしかに罹る事はあるそうなので、しばらくの間、不必要な人混みへの外出は、控えようと思います。まだまだインフルエンザも流行ってますしね。

 

 話は変わりますが、少し前の事ですが、お天気の良いあたたかい日があったので、またしても生國魂神社に行って来てしまいました。

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 本殿にお参りして、一通り境内をお散歩しました。もう梅が咲き始めていて、見とれました。毎年、梅の咲き始めを見ると、ハッとします。寒い寒いと思っていても、私は何一つしなくても、季節はちゃんと進んでくれているのだなあ、と。

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 絵馬を吊るしている所があって、風で絵馬がカラカラと良い音をたてて鳴っていました。読むともなく読んでみると、「お父さんの病気が治りますように」「〇〇大学に受かりますように」「〇〇(アイドルグループの名前)が活躍しますように」など、様々な人のさまざまな願いが風に揺れていました。なんだか分からないのですが、胸が熱くなりました。神様を信じて書かれたのだなあ。

 私は以前は、こういう事は嫌いだったのです。こういう事というのは、神頼み、的なことです。他力本願というか。神様に頼む暇があるなら、自分で努力しなさいな、と思っていました。

 でも今は、分かります。みんな、自分でも精一杯努力しているのです。その上での、神頼みです。私も、私のできる限りで精一杯頑張っていて、その上で、神様にお願いしている。自力で何もかもは出来ないと、気がついたからです。頑張ってもなんともならない事がある、自分の力には限界があるという事を、感じるようになったから。

    何故、自助努力が前提かと言えば、簡単な話で、自分で努力しないような人間を、神様は助けて下さらないからです。自助努力を放棄して、神頼みだけに頼ることほど、無駄なことはありません。

 揺れている絵馬の向こう側には、その願いを実現する為に頑張っている一人ひとりの努力があります。こんなに沢山の人が、願いを実現する為に、日々努力しているのだという事を、絵馬を通して感じました。頑張っているのは私だけじゃない。多分、それを感じて胸があつくなったのだと思います。

     みんながみんな、私と同じ気持ちかは分からないけど、私は同じように感じます。

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 絵馬の所の近くに、日差しが当たっているベンチがあったので、座ってみました。ポカポカとあたたかく、見上げる空には雲が浮かび、至福。目を閉じてしばらくぼーっとしていましたら、本殿からご祈祷の笛の音が聞こえてきました。一瞬、平安時代にでもタイムスリップしたような気がしました。

 本殿をのぞかせて頂いたら、綺麗な巫女さんが、笛の音に合わせて踊っておられました。夢のようでした。

 

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