書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

年をとってくると、薄着もほどほどに。

 やっと冬休みが終わったところだというのに、また三連休ですね。毎年夏休み明けにも思いますが、長期休暇の直後の三連休って、必要ですか?(学生さんやお勤めの方、大変申し訳ありません。私といういち主婦の心の声です、、)。なんかもう、やっと平常運転に体を戻したと思ったら、また休日が戻ってくる、、、、。息子はともかく、夫はまた我儘勝手し放題するのだろうなあ。。リビングでは一日中テレビを大音量でつけっぱなしで、片付けても片づけても片づけたはしから新たに何かを出して来ては広げ(広げるのは自分の部屋だけにしてくれたらいいのに)、冷蔵庫や食品棚の賞味期限切れを探して私を責め、トイレは掃除してもしてもまた汚し、アレルギー性の咳を一日中ガーッゴホゴホゴンゴンとやり病院には行かない。。。本当に憂鬱です。まあ、なんとか乗り切るしかないので、頑張ります。

 先日、実家に帰った時に、上のような愚痴を母に話したところ、「あなたの我儘!」と切り捨てられました。まあ確かに、私の我儘なんだろうな、と思います。私の我儘だと分かっているので、夫本人には言わないで我慢しているわけで。母には「大変だね。頑張ってるね」と言って欲しかった気がしないでもないですが、そんな言葉を母が言うわけはないので、愚痴を言った私が悪かった。愚痴はブログに書くだけにします。

 

 さて、そんな母と話していて、ヒヤッとした事があります。

 私の母は、年をとるごとに薄着になっていました。ここ数年、冬でもちゃんとしたコートは着た所を見た事がないし、余程寒い日でも、コート代わりにストールを巻いて間に合わせています。屋内や電車内で、コートを脱ぐのが面倒なのだそうです。ニット帽は沢山持っているけれど、似合わないと被らないし、同じ理由でマフラーもしません。大抵は、真冬でも、下着シャツの上にブラウスを着て、ロングカーディガンを羽織って、家の中でも外でもその格好です。

 「その格好で外に出て寒くないの?」と聞くと、「寒いけれど、我慢すればすむから。コートを脱いだり着たりするのが面倒なのよ」と答える母。

 その母が、先日、外出先で突然クラクラと眩暈に襲われ、立っていられなくなり、仕方なく予定を変更してタクシーで帰って来るという出来事があったそうです。健康には自信のある母ですが、さすがに不安になり、近所の個人病院に行きました。母いわく「疲れがたまっていたのだと思うけど、不安だから一応検査でもしてもらおうと思って」と。

 個人病院の女医さんは、母の話を聞くと「あなた、なんて薄着なの!その首元、スカスカじゃないですか。スカーフでも何でもいいから巻いて、首を温めなさい。あと、足首と手首もスカスカ。冷たい外気が入り放題じゃないですか。輪ゴムでいいから、カーディガンの袖の上からはめて、手首を保護しなさい。あなたの眩暈は、冷えから血液循環が悪くなって、頭に血が上らなくなったから起こったんですよ。病気じゃないですから治療は必要ないです。首、手首、足首を温かく保護して、もっと厚着しなきゃ」

 気の強い母は、ムッとしたものの、相手が医者なので文句も言い返せず、憮然として聞いたそうです。女医さんは「病気じゃない」と言い張って、検査の一つもしてくれなかったそう。

 母は「疲れがたまっているのだと思うので(頑として、冷えだとは認めない)、ビタミンの点滴をして下さい」としつこく頼んだところ、女医さんは「必要ないですけどね。疲労じゃなくて冷えですよ」と言いながら、一応点滴だけはしてくれたそうです。

 その話を、母は、ブツブツ文句を言いながら、私に話して来たのです。私は「女医さんて、キツイ言い方する人多いよね」と話を合わせながら、内心では「女医さんの言う事のほうが正しいよね。母は薄着過ぎるもんね。私がいくら言っても厚着してくれないけれど、医者に言われたら少しは改善するだろうし、良かった」と思いました。

 

 その後、母は、血液循環が悪い、という自覚はあったようで、血液循環が良くなる寝具を購入し(遠赤外線だかなんだか私にはよく分からないのですが、かなり高額でした)、それで寝るようになってからは、眩暈どころか、肩こりさえもなくなり、快適に生活しているそうです。

 服装のほうは、相変わらず薄着ですが、一応コートを羽織るようになり、帽子やマフラーはかさばるから嫌だと言いますが、手袋だけはするようになりました。

 年をとってくると、寒さや暑さを感じにくくなるのですね。その上、細かく動くのが基本的に億劫になるし、筋肉量の少ない女性は、服の重さもこたえるようになるので、だんだん薄着になってしまうようです。更年期の時に、屋内でちょっとでも厚着をしていると汗が滝のように流れるのを経験しているので、「屋内で厚着はしたくない」というのがとことん刷り込まれてしまっているのも、薄着に拍車をかけるようです。でも、本人は寒さを感じなくても、体は冷えていくので、体調不良を起こしてしまうのですね。

 母は、眩暈程度で気づけて良かったです。私も、屋内と屋外での服の脱ぎ着が本当に面倒くさいですが、寒い外に出る時はマメな保温を心がけたいと思います。

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