書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

空気って少ししかない、というお話

 ある本を読んでいたら、地球をとりまく大気は、4層(下から対流圏、成層圏、中間圏、熱圏)に分かれていると、知りました。で、人間が暮らせる大気は、一番下の対流圏のみで、それより上は酸素が少なすぎたり、熱すぎたり寒すぎたりするのだとか。で、対流圏は地面からどのくらいかというと、たったの11キロメートルしかないのだとか。たった11キロ!!。皇居2周分じゃないですか。そんだけしかないの?

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 人間が暮らせる大気って、ほんのちょっとしかないのだなあ。地球の表面を、うす~く包む膜、ぐらいしかない。で、その大気に酸素がどれだけあるかというと、20%で、この酸素濃度が少しでも下がると(18%以下だったかな?)、もう人間は生存できないのだとか。

 なんか、たった2%分の酸素なんて、アマゾンの木を広大に切ってしまったりしたら、一気に減ってしまいそうです。だって、全体でも地面から11キロ分しかないんだから。

 そこはかとなく、不安になりますわ。

 ちなみに、この事を夫に「知ってた?」と尋ねたら、「知ってたよ。習ったよ」と即返されました。どうも中学くらいで習ったそう。私、その時学校休んでたのかしら、、。まったく記憶がない。お初の知識でした。今まで、大気って、ものすごく沢山あると思ってたのだけども、、。空気が存在する高さって、せめて大阪ー東京間ぐらいはあると思ってました。いや、漠然と、日本ともアメリカ西海岸ぐらいの距離はあると思ってました。まさか皇居二周分とは。雲は対流圏を漂っているのだそうだから、雲までの距離なんてすぐそこですよね。

 なんかねえ。地球は大きいけど、空気の層って、びっくりするぐらい薄いのだなあと驚いてしまいました。空気って、無尽蔵にある、みたいに思っていましたが、そうじゃないのねえ。ちょっとしかないのね。私達はこの少ない貴重な空気を、大切に分かち合っていかなきゃならないのだと、改めて思いました。と言いつつ、具体的に何をしたらいいのか、分からないけど。

 地球が貴重というか、この大気圏が貴重なのですね。地球をまんべんなく覆うように、20%の酸素が含まれるように、精密に構成されているのですねえ。ほぼほぼ奇跡。この奇跡のバランスを崩したら、えらい事になるのですね。

 ちなみに、読んだ本はコチラです↓ 

人類滅亡小説

人類滅亡小説

 ちょっとだけ内容をご紹介すると。太古から雲の中には微生物が存在しているのだけれど、(この微生物は酸素を吸い二酸化炭素を出し、窒素等を栄養素にしている)、この微生物が突然変異を起こし、大量発生した、というのが出だし。雲は微生物から吐き出される二酸化炭素を大量に含む事により、二酸化炭素は空気よりも重いので、どんどん地面に近づいてくる。それにより、地表の酸素がどんどん薄くなり、人類は滅亡の危機に瀕する、、というSFチックなお話です。あらすじとしては面白いのですが、文体や小説の運び方が個人的にはなじめませんでした。場面の入れ替わりが早すぎ多すぎ強引、登場人物の数が多過ぎ、と感じてしまいました。でも、書評を見ると、とても面白いと書いておられる方が多いです。単に私がなじめなかっただけだと思います。