書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

秋の風の。

 雨が上がりました。

 リビングにヨガマットを広げてストレッチをしていると、秋らしい涼しい風がスーッと吹き抜けていきます。こういう涼しい風に吹かれると、心がふわーっと飛んでいきそうになります。

 体はここにあるのに、心だけどんどん遠くへ飛んでいく。

f:id:oinor-i:20180829115954j:plain

 ふと思います。魂だけであれば、きっとこんな感じなんだろうなあ、と。

 魂がいろんな経験をする為に、経験の一つとして「体」を持つ事になったのだと思うのですが、魂だけの世界にはきっと、時間や距離や重さなんか、無かったと思うのです。

 「体」が存在する為に、「体」を存在させる為に、時間や距離や重さがある世界を、便宜上、作ったのではないかなあ、と。 

 時間や距離、重量なんかに振り回されて、しんどいなーと思う時、これは「体」を存在させる為に便宜上必要なものたちなのだ、と考える事があります。そうすると、あんまりしんどさが気にならなくなります。

 でも、やっぱり、「体」を維持することは色々しんどい事で、それに疲れた頃合いに、うまい具合にこんな風に、秋の美しい風が吹いてくれるのですね。

 ヨガマットの上で、手足をのばしてゆったりしている私の上を、涼しい風が通りぬけていく時、私の魂は体を抜けて、時間も距離も重さもない場所へ、飛んでいくのです。

 それはとても、気持ちがいいのです。

f:id:oinor-i:20180630105738j:plain