書くしかできない

過ぎていく日々を書き留めています

発達障害児の偏食について。

  少し前に、関連した事を書いたのですが、長文になってしまって、端折って省略した内容を、ここで追加で書いておきます。

 発達障害児の偏食について、です。

 ウチの息子も御多分にもれず、幼い頃、激しい偏食でした。それが、特に何もせず、5歳のある日、直ってしまった経緯を書きます。

 息子は幼い頃、牛乳、ミカン、ご飯、魚、の4つしか食べませんでした。ですので、毎食、食事のたびにこの4つを、彼の前に並べていました。その上で、家族と同じものも、毎食彼の前にも並べ続けていました(無理に食べさせず、食べなくても叱らず、食事が終わったら、まるまる残っているそれらを淡々と片づけました。まるで、神棚のお供えもののように)。

 やったのは、それだけです。

 そしたら5歳頃に、突然、何でも食べるようになったのです。

 少しづつ他のものが食べれるようになった、というわけではなく、ある日、突然、目の前に並べられた家族と同じ食事を、一緒に食べだしたのです。驚きました。

 高校生の今は、何でも「美味しい」と言って食べます。好き嫌いゼロです。身長も高いです。

 私がやったのは、息子の激しい偏食について、叱らず、とりあえず食べれるものだけ食べさせてあげて、ただ、毎食、家族と食卓を囲み、家族と同じものを息子の前にも置いてあげる。家族が楽しく美味しく食べている姿を見せてあげる。それだけです。

 何故5歳だったのかなと、よくよく考えるに、息子は5歳の頃から急激に身長が伸び始めたのです。それまでは小さい方だったのですが。息子にとって5歳は、体がぐんと成長する時期で、従って、身体が多くの栄養を欲したのだろうと思われます。たった4つの食べ物では、とても体が欲する栄養には足りなかったので、何でも食べるようになったのだろう、と。それと、あとは体の成長と共に、味覚も成長し、苦手だった味が食べられるようになった、ということもあると思われます。

 あと、書いていて思い出しましたが、息子が2歳くらいの時、甘いモノを食べたがった時期がありました。甘いジュースとかをすごく欲しがった時期が。

 でも、当時は、飲み物といえば水以外でいえば牛乳しか飲めなかった時期で、ここでジュースをあげたら、牛乳を飲まなくなるだろう事は明白で、そうすると、唯一のカルシウム補給手段がなくなってしまう、と思い、あまりジュースはあげなかったのです。

 そのうち、息子の「甘いモノブーム」は終わり、食べなくもないですが、それほど好んで食べるわけでもない、という状態に落ち着きました。今でもそうです。甘いものは食べますが、それほど欲しがりません。無いなら無いで構わない感じです。

 子供の未発達な味覚では、「甘さ」が一番に分かりやすく感じられるのだと思います。なので、幼ければ幼いほど、甘さを求めるわけで、求められるままに与えていると、他の味覚の発達を阻害するのではないか、と、これは素人判断ですが、感じます。なので、きつい偏食持ちの発達障害児さんの場合は、甘いものはあまり与え過ぎない、という事が大事かなと、思います。

 

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  またまた書いていて思い出しましたが。

 私の息子が上記の方法で、ある日偏食が治った、という事を、発達障害児ママ仲間にお伝えしたところ、参考にして下さったのですが、同じようにしたのに、偏食が治らなかったお子様が何人かおられました。当時はその理由が分からなかったのですが、今、この記事を書いていて、分かった気がします。

 偏食を叱らずに育てたのに、子供の偏食が治らなかったケースでは、お母様が、お子様に乞われるままに「趣向品」を与えておられたのです。多くは甘いモノですが、ポテトチップス等の脂っこいもの塩味の濃いものばかり子供が欲しがるのであげていた、というお母様もいました。

 偏食を叱らないだけでは、子供の偏食は治らないかもしれません。偏食を叱らない、無理に食べさせない、プラス、「趣向品(特に甘いもの)」を控える、という事も、大事なのかもしれません。ご参考になれば嬉しいです。

  でも、食と排泄に関する事は、メンタル面が本当に大きいので、あまり親が神経質になり過ぎない事が、一番大切だったりします。私は、「この子は一生、4つの食べ物しか食べられないのかもしれない。家族と同じ食事は、神棚のお供えと同じで、目の前に置かれたまま手をつけられずに、一生終わるのかもしれない。まあ、それでもいいや。死にはしないだろう」と割り切って暮らしていました。食事以外で気になる事が、あまりにも沢山有り過ぎたせいもあると思います。ある意味、不幸中の幸いです。

 とはいえ、親にとっては、「ゆったり構える」事こそが、一番大変かもしれません。