書くしかできない

過ぎていく日々を書き留めています

「女の機嫌の直し方」黒川伊保子著

 今日は朝から、大雨ですね。ここまでダーッと降ってくれると、むしろ気持ちいいぐらい。雨は、公園の木々の埃をきれいさっぱり流し落とし、我が家のベランダの内側にまで降りこんで、手すりや床を洗いあげてくれています(^_^.)。でも、通勤、通学、外出される方には厄介ですね。今、南側の空を見たら、明るく晴れてきていますので、小康状態に入りそうな気配です。お帰りの頃にはやんでいますように。

 さて今日は、黒川伊保子さんの著書「女の機嫌の直し方」について書きます(勉強記事はいったいどうなったのだ・・・?まあ、またいずれ書きます(笑)

 

 黒川さんは、奈良女物理学科卒で富士通サイエンスラボに勤務されていた人工知能研究者。人工知能研究の一環として人間の脳の研究に取り組まれ、男性脳と女性脳の違いに気づき、「脳の性差」について多くの著書を書かれています。

 この本は、彼女の著書の中では新しい方だと思います。

 彼女の主張の根幹になっている、人間の脳の器質的な性差は、脳梁の太さの違い、です。脳梁とは、右脳と左脳を繋ぐ部分ですが、男性は細く、女性は太い。右脳は「感じる領域」、左脳は「顕在意識と直結してことばを紡ぐ領域」を司っているが、男性はその2つがあまり混じりあわないのに対し、女性は頻繁に混じりあっている。

 この事により何が生じるかと言うと、男性は、空間認知力が高く問題解決型の思考の脳を持つ事になる。一方、女性は、感じた事がどんどん言葉として意識に上がる為、察する天才であり、状況に合わせて臨機応変に動ける。

 というような、そもそも論はこのへんにして、具体的な女の機嫌の直し方についての記述に触れたいと思います。著者によると、何よりも強調すべき事は、「女性脳は共感で回っている事を理解する事」だそうです。

 女性脳は、自分の話を誰かに伝え、共感してもらう事により、余剰ストレスが解消される仕組みになっている。また、プロセスを話す事で自己解決できるように出来ている。よって男性は、女性のまわりくどい話を遮らず聞き(結論は?等と端折らせず)、ジャッジや解決策を提示する前に、まず「そうだね」と共感すべし。と著書は主張しています。   

 また、男性脳、女性脳それぞれの特徴として、私が興味深いなと感じた部分を書き出します。

 男性脳は起承転結の、「結」しか話さないのに対し、女性脳は「起」から順を追って話す。その違いがお互いを理解不能にしている、と。確かに、夫も息子も、モノゴトの結果だけ、ポンと言って終わり、という事が多いので困ります。逆に、彼らは、私の話がまどろっこしいので、困っている事でしょう。

 また、男性脳は右脳、左脳が独立して縦に稼働する事によって、世界を大きく俯瞰するようなダイナミックな脳活動ができる。一方、女性脳は、左右の脳が頻繁に連携して動くので、目の周りの周囲を細かく観察し複雑なそれらを脳内に整理してメモリーしていける。

 男性は、右脳左脳の連携を断つ事で、脳を最大限に活性化し強化できる仕組みになっているので、瞑想で無我の境地に至る事は正しい。また、厳しい修行で追い詰められる事でテストステロンが増えるので、修行や「不安定因子」に挑む事も正しい。更に、男性脳の能力を上げていく為には、「ぼーっとした時間」をもつ事が大事なのだとか。男性脳は、「ぼーっとした時間」に脳の縦方向の信号をフル稼働させ、脳を最大限に活性化させているのだそうです。ノーベル賞の授賞者(男性)に聞くと、「私は休みの日は一日使い物にならないです」と答えるとか。

 一方、女性脳には、厳しい修行は無意味なのだとか。女性脳に有効なのは、エステやマッサージ、美しい音楽などに身をゆだねる事で一時的に右脳左脳の忙しい連携を遮断する事、だそうです。また、女性脳は、痛みや苦しみに対して、とても弱く出来ていて、少しの痛みでも「イタイ、イタイ」と大騒ぎするように出来ているのだけれども、その理由は、女性が弱虫だから、ではなく、産み育てる性だから、だとか。極端に言えば射精の直後に死んでも問題ないオスに対し、メスは、産んで育てなくてはならないので、何よりも、自らの心身を健康に保つ事に敏感になるよう脳が作られているのだとか。

 まだまだ興味深い記述は沢山ありました。この方の著書の特徴として、少し自慢が鼻につく部分があるのですが(笑)、なので少し読んでいて同性としてイラッとする部分があるのですが(笑)、それが気にならないなら、とても面白い本だと思います。

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あ。雨がやみました(^_^)。