書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

今年の春は素敵

 今日はまだ肌寒く、風も強いですが、明日からぐんぐんあたたかくなるそうで。やっとやっと、春が来てくれました。今年の冬は寒かったですね。よく乗り越えたものです。

 朝、窓を開けたら、近所の公園の桜の木が、全体にうっすらと桜色に染まっていました。蕾が色づき膨らんでいるのだと思います。こんな風と寒さの中、もう咲き始めた枝もちらほらありました。桜は強い!

 先日、息子の高校の終業式が終わり、ニコニコと成績をもらって帰って来ました。国語以外の科目は、ほぼ評定が5で。よく頑張ったなあと思います。

 何度も書いていますが、息子は幼稚園の頃は一言も喋れず、こちらの言っている事も理解できず、小学校入学は無理、と言われていました。それでも入学直前になんとか意思の疎通ができるところまで成長し、小学校に滑り込みました。

 そんな子供でしたから、小学校のテストは大抵一桁で。私も毎日ていねいに教えましたし、家庭教師や、マンツーマンの個別塾にも通わせ続けましたが、何一つ定着せず、全ての知識はザルで水を汲むかのように、彼の頭から流れ出ていました。

 それが、中学校になってから、突然、教えた事を理解できるようになり、覚えていられるようになり、一気に成績が上がりました。教えているこちら側は何も変えていないのに、彼がある日を境に、別人のように変わったのです。それでも、中学校の成績は、平均評定で3台で。クラスのちょうど真ん中へんでした。

 それが、高校になって、更に理解力が増し、教えた事は全部理解し、「分からない」と言わなくなり、記憶力も、見たものはどんどん自動的に記憶していくようになり、かつ、忘れなくなりました。更に、自分で工夫して考えてみる、という事も、できるようになりました(これは中学校の頃はできなかった)。

 毎年毎年ずっと春は憂鬱で、それは、「この子は来年度もちゃんと学校に行けるだろうか」という不安に悩まされたたからです。特に、小学校入学直前の春は、不安で胸が押しつぶされ、とても苦しかったのを覚えています。

 でも、今年の春は、なんだかとっても素敵。不安はあまりなく、将来への希望がふつふつと湧いてきています。ほんとうに良かったです。とはいえ、油断は禁物(とおみくじに書いてありました)。これからもがんばっていきます。あたたかくなると、「よし、がんばろう」という気持ちが、自然にわいてきて有難いです。

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