書くしかできない

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自律神経を整える「自律訓練法」

 「自律訓練法」というのを、ご存じでしょうか。ものものしい名前ですが、内実は至って簡単シンプルなもので、要は、「言葉を使った体感瞑想」です。寝ながら(座っててもいい)決められた言葉を頭に浮かべるだけ、所要時間はせいぜい5分。

 これをやると、自律神経が整うのだそうです。本当にラクになる、と聞いて、騙されたと思ってやってみたら、その日のうちにお通じがラクになって、びっくりしました。最近ずっと重苦しかった胃も、すっきりして痛みも消え、狐につままれた感じです。

 時々書いてますが、私は便秘になるのが本当に嫌で、食べ物や運動に気を付け、涙ぐましい努力をして、毎日の排便習慣を死守しているんですが、この自律訓練法をやったその日から、お通じがするする~と。何の努力もなく、毎日快調になりました。

 手や足は自分の意思で動かせますが、胃腸は動かせません。自律神経が動かしているので、、。というわけで、この自律神経を整えると、胃腸が勝手に動き出すようです。胃腸以外にも、呼吸や血液循環等も自律神経の仕事。自律訓練法をやると、このへんも整ってくるそうです。

 そもそも論で言えば、自律神経が乱れる原因はストレス。ストレスも、私達自身の力ではどうにもならない部分が多いです。この「ストレスを受けてしまった心身」を、自律訓練法をする事で、リラックスさせてやる事ができ、自律神経が整う、という仕組み。

 具体的にどんな事をやるのか、簡単にまとめておきます。詳しく知りたい方は、図書館で本を一冊借りて目を通されてみて下さい。「自律訓練法」で検索すると沢山本が出てきますが、多分どれも基本的には同じ事を書いていると思われるので、一番シンプルで簡単そうな本を選んで借りられたらよいかと思います。

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 では一応手順を。

横になるか座って目を閉じ、リラックスできる体制をとり、以下の言葉を順に頭の中で言っていく。言葉に合わせてその体の箇所に意識を向け、言葉の内容を感じる。この時、無理やり感じようとせず、受動的に感じることがポイント。

☆言葉

①気持ちが落ち着いている。

②両手両足が重たい(右手、左手、右足、左足、と順にやっていく)

③両手両足があたたかい(右手、左手、右足、左足、と順にやっていく)

④呼吸がラクにできる。

⑤お腹があたたかい。

⑥額が涼しくて気持ちいい。

☆これを、①②①②③①②③④①②③④⑤①②③④⑤⑥の順でやっていく。ゆっくり言葉を頭の中で言いながら、それを体で感じていくだけ。無理やり感じようとしないで、自然に体感していく感じがポイントとなる。

☆終わったら、目を開けて、手をグーパーする等して意識と体を、リラックスモードから通常モードに戻す。

(本当は、「心臓が規則正しく動いている」という言葉もあるのですが、これを心臓が弱い方がやると、心臓の不調が顕著に出てしまう場合が稀にあるそうなので、省きました。心臓の不調が出る事が悪いわけではなく、むしろ不調が分かり治療をする事ができるので良いのですが。素人が一人でやる事なので、万が一の危険があってはこわいので、私は一応排除しておきました)。

 一日2回やると良いそうです(寝る前と、あと、昼間一回)。寝る前にこれをやると、私はいつも、そのまま寝てしまいます、、、。

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 私は、瞑想自体が好きで、日頃からやっているせいか、この自律訓練法も最初から問題なくなじめまして、やり終ったあと、とても気持ちいいです(そして快便)。普通の瞑想は、どうしても雑念が湧いてきて頭をからっぽにするのが難しいのですが、この自律訓練法は、次から次へと言葉を唱えていかないといけないし、また体もそれにあわせて体感していかないといけないので、雑念が入る余地がありません。ほんの5分間とはいえ、頭を雑念から解放する事で、ストレスがリセットされ、自律神経が整うのではないかと、私は感じています。

 私の場合、毎回、やっている途中で、胃や腸がぐるぐる鳴り出します。逆に言えば、通常モードの時は、胃や腸が固くかたまって動いていないのだなーと思います。