書くしかできない

発達障害の息子、夫、私。過ぎていく日々を書き留めています

仕事について

 少し前に、老後の趣味は神社仏閣巡りにすると決めた、と書いたが、これから先の数十年、趣味だけで生きるのがよいのか、少し考える。

 趣味だけで生きるのも良いと思うけれども、一方で、少し仕事をしても良いかもしれない、自分自身のために、とも思うのだ。今すぐは無理だけれども、子供の行き先にめどがついた頃、あと数年後だろうか、できる範囲で仕事を始めてもいいかもしれない、と思っている。

 どんな仕事かといえば、自宅で中学生に英語を教える仕事だ。生徒の対象は、発達障害児をメインにしたいと思っている。数年前から周囲に「英語教えないの?」「ウチの子に英語教えてもらえない?」と尋ねられてきた。その頃も今もずっと、息子に教えるので手一杯で、都度お断りしてきたのだが。

 小学校でのテストの成績は、どの教科も一桁だった息子が、今、どの教科も90点を超えるようになって、改めて思うのだ。子供の成績は、大人次第だと。大人が適切に支えてあげれば、子供はその子の伸びる時期にその子なりのやり方で、ぐんぐん伸びていくものだ、と。勿論、例外はあるだろうけれども。

 成績さえ良ければ幸せになれる、とは限らないが、さほど無理はしなくて良い成績が取れるのなら、それは本人も周囲も明るくする。我が子でそれを経験した。

 もし私に先々余力が生まれたら、一人でも二人でもいい、他人様のお子様をお預かりして、英語だけでも教えてあげれたらと思う。本当は全教科教えてあげたいけれども、そこまでの気力体力が自分にあるとは思えないので。

 私は幸い、時間に余裕があったので、我が子を教える事ができているが、私ほど暇な主婦の方は、そうそういないと思う。たいていは、お子さんに勉強を教えてあげたくても、時間的に無理な方が多いだろうと思う。また、お子さんが発達障害児であれば、お子さんと関わりを持つ事に、苦手意識を持たれる方も多いと思う。

 親が教えられないなら塾に、という事になるが、発達障害児は独特のクセがあるので、教室形式の塾は向いていない。また、向いていると考えられている個別塾でも、実は難しい。個別塾の先生方はみな大学生さんなので、発達障害児の障害特性に合わせた指導方法を、ご存じないからだ。塾に通えない、または通っても成績が上がらないのは、お子さんが悪いのではない、教える方の責任なのだが、そういう事は一般的にはあまり知られてはいない。

 発達障害児さんをお預かりして、英語好きな子、英語が得意だと言える子にしてあげたいと、とても思う。

 私が私の人生で、最優先にやらなければならないのは、我が子を一人前にし、できたら幸せな人生を送れるよう考えてやる事だ。今はその道途中だが、もし、この役目にめどがついたら、我が子だけではなく、一人でも二人でもいい、誰かが幸せに生きる為のお手伝いを少しでもできたら、価値ある人生だった思える気がする。

 一人でも二人でも、と書いているが、現実的には、一人がせいぜいだと思う。でも、一人でも、ゼロよりはマシだと思っている。そんな事を一人胸に決めた、2017年7月だ。実現するのはいつだろう。

 

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