書くしかできない

子供、夫、私。過ぎていく日々を書き留めています

こういうカウンセラーさんは敬遠する(2)

 もう少しカウンセラーさんについて、書きたいと思います。

 というのも先日、知人の紹介で行ったカウンセラーさんが、ものすごく「合わない」方だったので。念の為に書いて残しておこうと思って。

 そのカウンセラーさんも、自分のことばかり話す方でした。話しだしたら止まらないのです。こちらの望む話題ではなくカウンセラーさんが話したい事を話され、ご自身のやり方を変えない。

 明らかに「合わないなあ」と思いながら、それでもやりとりを続けていたのですが、カウンセラーさんが息子に、「〇〇(息子がなりたい職業)になりたいなら、友達を作れるようにならないと駄目だよ。友達が作れない人間は、〇〇にはなれないよ」と言い出したのです。脅しです。明らかに子供はとまどっていて気持ちが落ちていきます。

 私は「友達が作れないのは、この子の持つ発達障害特性の一つです。努力や訓練でどうこうできる事ではありません。〇〇になるのに、友達を作る必要はありません。ただ、〇〇になるには、一定レベルのコミュニケーション能力は必要です。この子には、出来ないのに無理して友達を作らせるつもりはありませんが、社会人として必要なコミュニケーション能力は訓練して身に着けさせようとしています。友達を作る事と、コミュ力を付ける事を、混同するのはやめて下さい」とハッキリ言いました。

 でも、カウンセラーさんは「いや、友達が作れないのは、発達障害特性ではありません」と何故か言い張るんです。カウンセラーさんは「私だって友達はいませんよ」と、健常者の自分にも友達がいないのだから、友達ができるできない、という事と、発達障害であるない関係ない、という論陣を張るのです。いや、確かにそうですよ。友達ができない原因は、発達障害だけではありません。持って生まれた性格、という場合もありますよ。でも、だからといって、「友達ができない原因が発達障害では無い」と言い切るのはおかしいです。正確に言うなら「友達ができない原因は発達障害だけではない」です。そして、「発達障害特性故に、友達ができない場合もある」わけです。それを、どうやって説明しても、そのカウンセラーさんには伝わらなかったんです。頑として、自分の説を曲げない。

 挙句の果てにそのカウンセラーさんは「私だって友達はいません。それでもちゃんと仕事ができていますから大丈夫ですよ」と、謎の発言もしてきたんです。さっき言ってた事と真逆じゃないですか???さっきは、友達が作れなければ働けないと言ってたじゃないですか?と思いました。しかも、息子が希望する職種はあまり人と接する機会の少ない仕事なんです。それに比べてカウンセリング業というのは、人と話すのがメインの職種です。プライベートで友達がいない人がカウンセリング業に従事できるなら、友達がいない息子が会話を必要とされない仕事に就くのは充分可能なんじゃないでしょうか。論理としては。

 ですが、この時点で私はそのカウンセラーさんに見切りをつけていたので、深追いしませんでした。紹介してくれた知人には悪いので、一応最後までいましたが、紹介でなかったら途中で帰っていたと思います。こういういい加減な人は害でしかないんです。案の定、家に帰ってから息子の言動がおかしいわけです。「〇〇になるには、友達を作らなきゃいけないの?僕、友達作れないから、〇〇にはなれないね」と、延々繰り返し私にぶつけてくるわけです。

 そんな事ない、コミュニケーション能力と、友達を作る事は別だから、と、このややこしい説明を、繰り返し繰り返し息子に説明し、息子の不安を受け止め、正常な状態に戻すのに、何時間かかったことか。しかも、そもそもの息子の不安感は、全く取り除かれていません。

 最近私はもう、カウンセラーさんを利用することがなくなってきました。やっぱり、私以外に息子を理解し、息子をきっちり受容し、受け止めてくれる人は、いないのかもしれないと思い始めています。どんなにお金を払っても、そういう事をしてくれる人はいないのかもしれません。それほど、発達障害児を全力で受け止めるという事は、人間にとって、難しい事なのだと思います。それは私自身が日々切実に感じている事ですが、改めて、思います。

 息子が幼児期、素晴らしいプロの臨床心理士さんにかかった事があります。本当にプロでしたが、残念ながら幼児専門だったので、小学校に上がると同時に伺えなくなりました。それ以来、あのレベルの方にお逢いした事がありません。

 発達障害の特性を理解する事がまず、とてつもなく面倒くさい為に、学校の先生は勿論のこと、専門のカウンセラーさんの多くが不勉強過ぎる。不勉強の為に、自分の想像で発達障害を捉えてしまう為に、「見当違いの」教え込みや訓練でなんとかしようと考える方が多い。

 まず発達障害児に、一方的な教え込みは通用しません。

 また発達障害児には訓練は欠かせませんが、障害特性を十二分に理解した上での「適切な」訓練でない限り、効果がないどころか、危険ですらあります。

 唯一、医師だけは、さすがに発達障害児のことをよく理解してはいますが、面倒くさい訓練や受容は、してくれません。だから、私に対して「こういう訓練や受容をしてあげなさい」的な指導はしてくれますが、直接息子に対して訓練や受容を、医師がやってくれるわけではありません。実際に訓練や受容をやるのは、私です。そして、発達障害児への適切な訓練や受容は、「言うや易し、行うは難し」な事なんです。

 なんだか今日は、愚痴みたいになってしまいましたが。別に子育てを諦めるわけではないので。ただ相変わらず厳しいなあと思うわけです。厳しいですが、やるしかないので、精一杯やっていくだけです。