書くしかできない

発達障害の息子、夫、私。過ぎていく日々を書き留めています

発達障害児の良いところ

 今までわりと、発達障害児の苦しい局面ばかり書いてきたので、今日は、発達障害児の良いところを書いてみたいと思います。いつも書いている事ですが、これは全ての発達障害児にあてはまるわけではなく、あくまでも私の子供について、の記述だとご理解ください。

 

①存在に癒される。

 私の息子は、一緒にいると癒されます。何故かといえば、息子は他人を批判的に見る、という事をしないから。確かに他人にあまり興味がないから、というのがその理由だとは思うのですが、そういう息子でも、「好きな人」というのは沢山いるんですね。お父さんお母さんが好き、従妹の〇〇ちゃんが好き、塾の〇〇先生が好き、みたいに。好きな人はいるんですが、逆に、「この人嫌い」というのがあまりない。「この人怖い」というのはあります。でも、それはハッキリと理由があって怖いと感じているだけで、怖い事してくる相手を批判的に見るわけではないんです。怖いことをしてこなければ、その人の事は別に嫌いではない。また、その人の事を「怖い事をしてくるから悪い人だ」と批判的に見るわけでもない。だから息子の前では、どんな醜態をさらしても馬鹿にされる事も批判される事もない、という安心感があり、それが「一緒にいて癒される」という感覚に繋がっているのだと思います。

 

②特殊能力がある。

 これは全ての発達障害児にあるわけではなく、一部にあてはまる、という事ですが、一般にサヴォン症候群と呼ばれるものです。何らかの分野に、人智を超えた能力を発揮する人達が、発達障害児にはいます。息子の記憶力の良さも、サヴォンに近いものがあります。過去の日々の記憶ほぼすべてを写真を撮ったかのように覚えていて、忘れないし、新しく何かを覚える事もストレスなくやっていきます。特に数字がらみの記憶は確かです。人の生年月日、住所、時刻表、ものごとの日付、、、。日付に関しては物心ついてからのカレンダーが全部頭に入っているので、アトランダムに過去の日付を言うとその曜日や天気や出来事をパッと言います。一瞬考える、とかではなく。考えずに反射で答えるという。英単語なんかも一瞬でさくさく覚えて行きます。私自身が高校生だった時は、何がイヤって、英単語を覚えるのが大嫌いだったので、息子を見ていると羨ましい限り。歴史の年代なども簡単に覚えていくので。私は、英単語も年代も、ゴロ合わせで覚えるしか覚える手段がなかったのですが、息子は、何の工夫もなく、ただシンプルに覚えていく。。。

 そう言えば、将棋の藤井君も発達障害アスペルガー)だそうですね。ネット情報なので事実かどうかは不明ですが。今、子供達を将棋道場に通わせる親が増えてきたそうで。ちょっとした将棋ブームだそうです。趣味としてもいいですよね、将棋。ウチもやったらどうかな、、と一瞬思い、息子に聞いたら今いちノリが悪いので、今すぐにはやらないようです。無理はさせない、本人がやりたくない事はさせない、というのが私の方針なので。でも時々、声掛けだけは続けていこうと思います。趣味は一つでも多いほうが人生楽しくなると思います。話しそれました。。

 

③真面目

 息子には、できるだけ生きづらさを軽減できる環境を整えてやる事を、私の仕事の第一義としてきました。学校や塾に障害を明かし、配慮をお願いしてきたのもその一環です。でも、いくら障害児だと分かっていても、その子のキャラクターが腹立たしいものであったら、なかなか配慮してやろうとは思えないと思うのです。そこで、息子の真面目なキャラクターが役に立ったと私は思っています。息子と接してくれた人は、彼の真面目で純粋で嘘のつけない性質に、大なり小なり感動してくれるからです。真面目故に損する事も多い息子ですが、真面目故に絶大な信頼を頂けている面は否めません。「嘘がつけない子」という共通認識を持ってもらえているだけで、安心感が違います。

 

④他人と自分を比較しない

 ①と少し被りますが、他人にあまり興味を持たない息子は、他人と自分を引き比べて、妬んだり、自己嫌悪に陥ったり、という事が全くありません。嫉妬、という感情は息子には存在しないようです。「〇〇君は凄いんだよ」とたまに息子がクラスの子の話しをしてくれる事があるのですが、そういう時も、一切妬み心が見られません。純粋に、〇〇君は凄い!と思っているようです。他人と自分を比べない、という事は、幸せに生きて行く上で必須事項だと思うのですが、普通の人間にはなかなかできません。ですが発達障害児である息子は、生まれながらにしてそれができている。これは本人もラクだろうし、彼と一緒にいる人間の心もラクにします。人の嫉妬心を見せられるのはしんどい事ですから。また、不思議なのですが、彼は他人と自分を比較しないにも関わらず、かなりの向上心があります。前向きな性格なんです。負けず嫌いが向上心を保つモチベーションになる、というのが一般的だと思うのですが、彼には負けず嫌い心は全くないにも関わらず、向上心だけがある。我が子ながら得難い性格だと思います。

 

 長くなりましたので、今日はこのへんで終わります。もし続きがあったら、また書きたいと思います。発達障害児は悪いことばかりではない、という事を、書ければいいなあと思います。私の個人的感覚では、発達障害児の良い面と悪い面の割合は、子供が小さければ小さいほど、悪い面が多く、成長する過程のどこかでその割合は逆転し、良い面のほうが多くなるように思います。今、高校生の息子は、良い面のほうが多いように感じます。ちなみに、小さい頃は、悪い面9割以上でした、、、。お顔の可愛さだけが救いだった時期があります。。。

 

 今日から新たに「発達障害」と「子育て」というカテゴリーを作りました。ずっと「日々の思い」一本で書いてきて、さすがにこれはカテゴリーが存在する意味がないな、と思い。ただ今日からなので、過去記事はまだ直しておりません。ぼちぼち直していく所存です。