書くしかできない

子供、夫、私。過ぎていく日々を書き留めています

言い返すか言い返さないか

 ある人が、別の人から批判された時に、こう言い返していた。「私とあなたとでは、住む世界が違うのよ。だから、あなたに何を言っても無駄よね」と。

 うわーと思った。私には、そういう言い方も考え方も、できないなあと思った(その人が間違っている、と言うわけではなく、私にはできない、という事)。

 また、別の人が、また別の人に批判された時に、こう言い返していた。「あなたは私に痛い所を突かれたから、必死になって私のアラ探しをしているだけなのよ」と。これも、私はうわーっと思った。私には言えない。

 こういう風に言い返せる人はいいなあ、と思うけれど、私にはできない。ああ、攻撃されちゃった、、と思うだけだ。何か説明しなければいけないのかな、と思うけれど、何を言っても自己正当化と受け取られるのは間違いない。相手は絶対に自分が正しいと思っておられていて、私を正さねばと思っておられるのだろうし、私は、私が正しいかどうかは分からないが、私はこう考えているという事を、大切にしたいと思っている。私がこう考えていても相手には何の迷惑もかけていないのに(赤の他人なのだし)、正されねばならない理由もよく分からない。「人の為と書いて偽りだと、、、」とフカセさんも歌っておられるし。結局のところ、どこまでも堂々巡りが続くだけなのだ。 

 しかし、先に書いた「あなたと私では、住む世界が違うのよ」っていうのは、凄い台詞だなあ。その人の中で、世界には上下関係がある、という事なんだろうな。そして当然だけれども、ご自身は「上のほうの世界」に属していて、批判してくる相手は「下のほうの世界」に属しているのだ、と決めつけているわけで。いや、すごい。私はそこまで思えない。そもそも、人の住む世界には上下関係があるのかな。ただ、違いがあるだけなんじゃないのかな。パラレルワールドみたいに。だとしたら、「あなたの考えは、あなたの世界では正解だし、私の考えは私の世界では正解なんですよ」ぐらいの表現で良いのではないかな。「住む世界が違うのよ」と言ってしまうと、言外に上下関係をにおわせてしまうから、不穏当だなあと思う。わざわざ敵を作らなくても、と思ってしまう。批判されたから、相手を貶めないと気が済まない、という事なんだろうけれども、それをやってしまうから、堂々巡りになるんじゃないかと思うのですが。よく分からないけれども。