書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

初夏の持病

 私には季節季節で持病がある。自慢ではない(当たり前)。春は、花粉症と胃腸障害。それがやっと落ち着いた頃の今の季節、初夏の私の持病は、膀胱炎だ。

 毎年なるわけではないが、隔年ぐらいでわりとなる。下腹が重苦しくなり、お腹がいつも気持ち悪く、トイレに行ってもスッキリしない。ああ、なっちゃった、と思い、泌尿器科に出向く。

 今年もまた、膀胱炎になった。今年は色々体調に気を付け、無理を避けていたせいで、あまりひどくはなかった。本当に軽い症状で、「膀胱炎かな?違うかな?ほうっておけば治るかな?」と思っていたが、やはり2週間ぐらい下腹が気持ち悪い感じが続いていたので、泌尿器科へ行った。

 受付を終えてすぐに尿を採り、簡易検査してもらった結果は、先生いわく「あれ?菌は無いですけどもね、、、」との事。「もしかしたら、尿採取の為に、いつもより沢山水分をとってきてもらってるせいで、尿が薄まってしまったからかもしれませんね。どうします?このまま様子見ます?」と聞かれ、うーん、この下腹の気持ち悪さが続くのは嫌だ、と思った。「どうして、菌もないのに、お腹が変なんでしょう。膀胱炎じゃなければ、どんな病気が考えられるんでしょう。婦人科系でしょうか」と聞いてみた。

 先生いわく「そんなの、色々考えられますよ。婦人科系かもしれないし、大腸が悪いのかもしれないし。ただ太り過ぎで脂肪のせいで気持ち悪いのかもしれないし、ね。僕には分からないですよ」と。。。

 ふ、太り過ぎ??いや、むしろ痩せてるほうなんですが、と思ったが、中年体型だと仰りたいのだろう。まあ、確かに、と何気に落ち込む。「で、どうします?お薬なしで様子見ます?」と再度聞かれたので、「念の為にお薬頂きたいのですが」と言った。

 それでは、という事で、軽い抗生物質を出してもらい、尿は念の為に培養に出してもらい、5日後に再診予約をして帰った。5日間もらった薬を飲んだが、回復しなかった。再び病院へ行った。先生が、「培養の結果が出ましたよ。あの薬は効かなかったでしょう。別の珍しい菌が出てましたよ。普通、膀胱炎は9割が大腸菌なんですけどね、今回のあなたのは違う菌でした。この菌に効く抗生物質を出しておきます。あと、この菌にもっとも効く抗生物質を問い合わせておきます」と言われた。

 先生の最後のへんの言葉の意味がよく分からず、???となったが、質問しずらい先生なので詳しくは訊かず、培養の結果と頂いた処方箋を持って薬局へ。

 薬局の薬剤師さんに質問。「こうこうこういう状況で、今回はこの薬を出してもらったんだけども、先生はもっと効く薬を問い合わせておく、って仰るんだけども、どういう事でしょう?もっと効く薬があるなら、今、出して下さればいいのに、と思うのだけども」と。

 薬剤師さんいわく、「今出されている抗生物質は、あなたの菌に一般的に効くと言われているものです。だから、これを飲めばちゃんと効くと思います。ただ、抗生物質には抗体が出来てしまっている可能性があって、それは結構地域差があるんです。この地域に住む人はこの抗生物質に抗体を持っていて、別の地域に住む人は、あの抗生物質に抗体を持っている、という風に。その情報は、大学病院や大きな病院でないと持っていないので、先生は念の為にそれを問い合わせておく、と仰ったのだと思います」

 なるほど。薬剤師さんというのは、頼れるし親切。存在が有難い。

 で、頂いた薬は効き、飲んだその日からスッと症状が軽くなった。ほとんど気にならないほどに。しかし、初夏になると膀胱炎になるこの癖は、治したい。中年体型もできたら治したい。下腹を引っ込めるにはどうしたら、、、。