書くしかできない

発達障害の息子、夫、私。過ぎていく日々を書き留めています

実現する引き寄せと、実現しない引き寄せ

「引き寄せ」がブームになって久しい。アファメーションとも言う。「願えば叶う」というヤツだ。人生は、その人が願った通りになる、という考え方で、ポイントとしては、「それが実現する事を1ミリも疑わない」「すでにそれが実現したテイで願う」等が大事だと言われる。が、私の経験上、そうやってアファメーションした(唱えた)ところで、願いは実現しないと思う。だからといって、「引き寄せ」が間違いだとも思わない。確かに、思考と現実は繋がっていると思う。ただ、今流布されている「引き寄せ」のやり方では、願ったところで実現しない、と思うのだ。

 実現しない引き寄せと、実現する引き寄せの違いは何か、と言えば、端的に言えば、現実と繋がっているのは「潜在意識」だけだから、という事になる。つまり、「顕在意識にアプローチしてしまう」のが実現しない引き寄せで、「潜在意識に正しくアプローチする」のが実現する引き寄せだと私は思っている。

 具体例を挙げる。

 お金に困らなくなりたい、と願う人が「私は2020年の今、年収500万円になった」とアファメーションする(唱える)。その人にとって、3年後に年収500万円になっている現実は十分実現の可能性のある事なので、実現する事を全く疑わず信じ込んで唱える事ができる。しかし、これでは実現しない。

 何故ならば、アファメーションは顕在意識なので、そこで「年収500万円になっている」と唱えると、潜在意識では「今は年収500万円を稼げていない」という事をハッキリと意識してしまうからだ。顕在意識で「年収500万円」とアファメーションすればするほど、潜在意識では「500万円稼げていない」と意識する事になる。潜在意識と現実は繋がっているので、顕在意識で「500万円稼いでいる」と唱えれば唱えるだけ、潜在意識には「500万円稼げていない」が刷り込まれ、それが500万円稼げていない現実を引き寄せてしまう。

 では、実現する為には、どういう引き寄せをすればいいのか、について書く。

 同じく、お金に困らなくなりたい、と願う人について、考えてみる。一番大事な事は、「お金」という言葉を、念頭に置かない事だ。「お金」という言葉を顕在意識で意識してしまった瞬間に、潜在意識は「お金がない」と自動的に意識してしまうからだ。だから、「お金が欲しい」と思うのなら、徹底的にお金について意識を外す事、これがまず第一にやる事になる。その上で、自分がやれる事、自分が活躍できる事、自分が活躍できた事、自分がやれた事、等、自分を肯定できる場面を顕在意識でイメージする。顕在意識がその場面をイメージする時、潜在意識には「有能で役に立っている」が刷り込まれる。潜在意識と現実は繋がっているので、「有能で役に立っている」状態が現実として引き寄せられる。

 ただ、「有能で役に立っている」状態が、必ずしもお金を稼げるとは限らない。ただただ一生、縁の下の力持ち的な立場に甘んじる人生になる可能性もある。有能だし人の役にも立っているけれども、他者から相応に評価されない人生になる可能性もある。何故ならば、引き寄せで実現する現実は、あくまでも自分自身に限られるものであり、他者からの反応や評価を引き寄せる事は事はできないからだ。これが、引き寄せの難しいところなのだ。それでも、漫然と「お金持ちになっている」と唱えるよりは、多少はマシかな、という程度だ。

 お金に限らず、「病気が治る」「勉強ができる」「仕事が成功した」「異性にモテる」なども同じ事で、「病気が治った」と唱えてしまうと、潜在意識は「今病気なのだ」と意識するので、病気である現実を引き寄せる。「勉強ができた」と唱えてしまうと、潜在意識は「今は勉強ができていない」と意識するので、勉強ができていない現実を引き寄せる。パラドックスなのだ。叶えたい願いを集中して意識する事は、逆にその願いの実現を遠ざける事になる。叶えたい願いをまず忘れて、自分を肯定できる事を意識する事が、実現する引き寄せのコツと言える。そしてこれは、かなり難しい。

  

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美しいものを見て、邪気なくシンプルに「ああ、美しい」と感じられたら、それはそのまま潜在意識に「美しい」と刷り込まれ、美しい状況が引き寄せられる。でも、美しいものを見ても邪気を持ってしまうと、邪気の部分が潜在意識に刷り込まれてしまうので要注意だ(顕在意識「まあまあ美しいな。でも、前に見たもののほうが綺麗だった。こんなのたいした事ないな」→潜在意識「たいした事ない」→たいした事ない現実が引き寄せられる、、、、)。ちなみに、この邪気の部分はほとんど自分では意識できないので(自動的に考えてしまうので)、コントロールするのはとても難しい。

 ここに書いた事は、世の中と絶対的な事実、というわけではなく、ただ私がこう思っている、という事で、これに関してご質問頂いても、多分お答えできない。お答えできないできない自分が不甲斐ないとは思うが、どうしようもないので、読んで下さった方はご理解下さると大変有り難いです。すみません。