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書くしかできない

子供、夫、私。過ぎていく日々を書き留めています

発達障害児に勉強を教える~その⑥(理科・社会)

 かなりインターバルがあいてしまったが、このシリーズ(?)の続きを。残りは理科・社会・国語の三教科で、今回は理科・社会を書く。

 理科・社会は全く同じパターンで勉強した。

<私の予習>

1.「まるごと」や「くわしい」で、その単元(範囲)の要点を把握する。

2.教科書をコピーし、教科書と全く同じコピー本を一冊作る。学校のノート、学校でもらったプリントも同様にコピーし、同じものを1セットづつ作る。

3.教科書・ノート・プリントの、各々のコピー本で、重要な語句や、覚えるべき箇所を、ホワイトで消していく。

4.「教科書ガイド」を一通り解いておく。

5.理科に関しては、分かりにくい箇所のみ、私がオリジナルで説明書を作っておく。

 

<子供に教える>

1.「まるごと」や、私のオリジナルの「説明書」を使って、その単元の要点を理解させる。

2.教科書とコピー本を交互に読みながら、ホワイトで消された部分を覚えさせる。ノートやプリントでも、同じ事をやる。

3.コピー本だけを使って、覚えにくかった箇所を再チェックする。

4.「教科書ガイド」をさせる。

 

以上。

 これで、定期試験は平均点プラス10点ぐらいは取れた。文中にはホワイトと書いたけれど、ホワイトするのは面倒だったので、実際は黒マジックで塗りつぶす方法をとった。

 社会は、教科書の丸暗記だけで十分点が取れたと思う。教科書以外にも分厚い便覧等の学校教材はあったが、そういうのは一切目を通さなかったが問題なかった。ただ、教科書は文章だけでなく、左右の余白部分の地図や注釈まで覚える事がポイントだと思う。地図や注釈の全てを覚えきるのは難しいので、ここは親の勘が活かされる所。「これ、出そうだな」とピンときたものをホワイトしていったが、ほぼ当たった。

 理科は、実験や観測に対する理解度を求められる問題がある。似たような実験や観測が多いので、ただ漫然と教科書や参考書を読んでも、なかなか定着しなかった。それで、私がオリジナルで「まとめノート」のような説明書を作った。似たような実験や観測をまとめて一覧にして、各々の目的や材料や注意点、データ等を、覚えやすくクリアに書きだすのだ。それを見ながら子供と「これはこうだから、こうだよね」という風に会話しながら抑えていくと、子供の頭に定着しやすかった。

 理科・社会は、数英とは違い積み上げ教科ではないので、最初から頑張らなくても(長期休暇等で一気にやっても)何とかなる、とよく言われるが、なかなか一気にやれるものではなかった。やはり、数英と同じように、習った時に都度都度仕上げておく必要があった。

 また、理科・社会は暗記科目だから、ただ暗記していけばそれで何となる、と思いがちだが、そういうわけにはいかなかった。やはり、まず最初に、「理解」がなければ、「暗記」する事もできない。普通のお子さんなら学校の授業だけでも「理解」できるのだろうが、我が息子にそれは無理。また、子供自身に勉強の段取りを考えだす力が無いので、私が勉強の段取りを「決めて」やる必要があった。

 つまり、一斉授業で説明された内容を「理解する」事と、何をどういう段取りで勉強していくのか「決める」事、この2つが私の息子には困難だったのだ。だが理解しやすい説明書を作り、勉強の段取りを決めてやると、持ち前の根気の良さと一切疲れない不思議な性質、そして、記憶力の確かさで、面白いほど成果が上がった。私自身が予習をせねばならない大変さはあったが、子供に教える段階はむしろ楽しい教科だった。