書くしかできない

発達障害の息子、夫、私。過ぎていく日々を書き留めています

躾より情報

 昨晩は難波の本場中国の方が経営する飲茶の店で、夕食。姉家族も合流し、わいわい楽しく頂いたのだが、一つだけ誤算が。店の冷房がきつ過ぎたのだ。一応まだ4月だったのに、、、外気温は23度くらいでそんなに暑くもなかったのに、、、。米国人もそうだが、中国人も、大陸系の方々は肌が厚いというか、寒さに強いというか、おそろしく暑がりというか、、、。

 お客さんのほとんどが中国人の方々のお店なので、冷房の寒さにブルブル震えていたのは、私達のテーブルの女性陣だけ。よっぽどお店の人に「冷房の温度を上げて下さい」と頼もうかと思ったが、夫に「そんな事言ってもやってくれないよ」と言われ、諦めた。一応念の為に持ってきていたカシミヤのストールが命綱となり、グルグル巻きにして寒さに耐えた。どんなに寒かったかというと、熱々で運ばれてきた大皿スープがアッという間に冷めてしまうぐらい寒かったのだ。まったく、、。

 これからの季節、冷房対策は必須だと肝に銘じた。年齢が上がるともう、冷房というより防寒対策に近い。悲愴。春先に着る厚めのトレンチやニットコートを持ち歩くぐらいでちょうどいいかも。或いは、ユニクロのライトダウンをぺちゃんこにして鞄に入れておくか。私はパンツスタイルだったから大丈夫だったけれど、スカートだった姉や姪っ子達には殊更厳しかったようだ。スカートの時は、ジャケットと合わせてレッグウォーマー的なものも必須かも。やれやれだ。わざわざブログに書く事でもないと思ったのだけれども、書いておけば忘れないと思ったので、備忘録として残しておく。

 ここからが本題で。先日、子供の躾について書かれたブログを拝読し、色々考えたので書いておきたい。

 その方は、中学生の息子さんへの躾で悩んでおられた。子供の将来を考えたら、何かと躾ておかねばと思うけれど、躾を子供が拒否すると(言う事を聞いてくれないと)、親側も感情的になって怒ってしまい、言い争いになって悲惨な事になる。けれど、全く躾けないというのもどうなのだろうか。というような内容だった。

 私が思うのは、「躾」は必要無いのではないか、という事。「躾」って、犬猫への調教に近い感じがして、個人的に好きではないからだ。子供を軽く見ているというか、尊重していない感じがする。

 私自身が親から、どうして欲しかったのかを考えるに、私が欲しいのは、「躾」ではなく、具体的な「情報」だったと思う。

 それで私は子供の将来の為に子供に、「情報」をどんどん伝えている。子供が知りたがっている情報を、ピンポイントで的確に子供に与えている。それを聞いて、子供自身が、自分がどう動けばいいか判断して動く。結果、子供は適切に動けるようになる。

 子供にとって必要な「情報」を与えずに、やみくもに「指示」だけしたら、子供は不愉快に感じて当たり前だと思う。私なら、「何故、こういう行動は不適切なのか。この行動をとると結果どういう事態になるのか」を正しく知りたい。そこをしっかり理解し納得した上で、「では、どういう行動をとると、どういう望ましい結果になるのか」を教えてもらえれば、後は自分で考える。

 これを実行するには、「ああすれば、こうなる」「こうすれば、ああなる」という現実のケーススタディーを、親自身が数多く確実に持っていないといけないから、親自身が多くの人に聞いて勉強しておかねばならない。「駄目だから駄目。そんなのおかしいでしょ」「人としてやっちゃ駄目でしょ」「自分で考えたら分かるでしょ」的な曖昧さを含んだ言い回しでは、子供の心には届かない。「どこそこの、誰それは、こうこうこういう事をやっていて、結果、こうなったのだよ。だから、これをこうやると、こういう事になるんだよ」と、ハッキリと具体的客観的な事実を子供に与えて、納得させなければいけない。

 「躾」を押し付けて子供を親の思い通りに動かそうとしても、あまり良い事にはならないと思う。そうではなく、子供に具体的な情報を与えて子供自身に適切な言動を考えさせれば、子供もストレスなく拒否する事なく受け入れる事ができると思う。

 今思い出したが、そのブロガーさんの息子さんは、一年間不登校だったのが、今年の4月から学校に行き始めたそうだ。で、その理由が、「家にずっといたら、借金の督促状や、督促の電話が沢山来る事に気付いたから」だそうだ。つまり、「我が家は経済的にとても苦しい状況なのだ」という事実に気づき、「我が家は自分が引きこもっていられるような、経済状況にはない。親は僕を養い続けられる状況にない。僕はちゃんと仕事に就かないいけない。でないと死ぬ。だから学校ぐらい卒業しておかねばならない」と気づいたからだそうだ。お母さんとしては、経済的な苦しさなど、息子さんに言いたくはなかったので内緒にしていたのだそうだが、それこそ息子さんが必要としている「情報」だったのだ。そういう現実的な「情報」を息子さんに与えておけば、息子さん自身がどう行動すればよいか自分で考える。そのブロガーさんは、不登校が改善した事と、躾問題を関連づけて見ておられないようで、残念だなあと思ったが、他人の私があれこれ考えるのは余計なお世話ではある。自粛。