書くしかできない

子供、夫、私。過ぎていく日々を書き留めています

水虫と砂漠とアトピー

 季節の変わり目で「着るモノに困る」という声をよく聞くが、私はこの時期からは毎日半袖を着ている。家の中はむしろ外より寒いのでカーディガン等を羽織るが、日差しのある日に外へ出る時は半袖一枚だ。素肌に直接、風が吹き抜けていく感覚が好きなのだ。寒くさえなければ、できるだけ肌は出しておきたい(見苦しくない範囲で)。

 以前、20代から30代にかけての頃だが、ラスベガスに通って(?)いた頃があった。当時の私はなんだか分からないが、異様に勘が良く、KINO等やると怖いほど当たったので面白かった。だが何よりも、私はあの砂漠の風が大好きなのだ。矛盾するかもしれないが、世界で一番心地いいのは、砂漠の真ん中のプールサイドで、乾燥したあたたかい風に吹かれる事だと思っている。プールなら水着でいられるから、ほぼ全身を風に晒す事ができる。プールから立ち上るオゾン臭に包まれながら、乾いたサラサラの風を全身の素肌で感じる幸せ。もうたまらない。

 ラスベガスだと、Parisホテルのプールサイドがまさにどんぴしゃだ。中屋上にプールがあってプールサイドはいつも高いほうの建物の日陰になる為、プールサイドにパラソルは必要ない。頭の上はまっすぐ空だ。プールサイドのチェアーに横になって上を向くと、真っ青な空だけが延々広がっている。そして、プールの水しぶきの中に吹いてくるあの風。砂漠の乾いた風。熱くもなく冷たくもなく。体温と同じ温度のあのサラサラした風が、皮膚に当たり吹き抜けていく快感は、何物にも代えがたい。

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(画像はお借りしました<(_ _)>)

 

 私は若干アレルギー体質で、肌も疲れが重なるとアトピーっぽい湿疹が出るのだが、ラスベガスに行くと肌状態が一気によくなる。乾燥は肌に悪い、というのはよく聞くが、私に関して言えば、あたたかく乾燥した空気の中にいたほうが、肌全般調子が良くなる。カリフォルニアでアトピー体質の人、というのを、実は私は見た事が一度も無い。あの地域ではアトピーは発症しないのではないかと、勝手に思っている。

 子供を産んでからは行っていないが、息子が成人したら、またラスベガス通いを再開したい。カジノよりむしろ、プール目当てで。

 その息子だが、最近、足の指の間が痒いと言うので皮膚科に連れて行ったら、産まれて初めての水虫になっている事が分かった。左足の中指と薬指の間だ。塗り薬をもらってすぐに改善したが、この塗り薬は治っても3ヶ月は塗り続けないといけないらしい。高校は革靴なので、どうしても蒸れてしまうのかもしれない。あと彼は、アトピーも持っている。そう酷くはないが、私と同じで、疲れがたまると手の甲等に湿疹が出る。彼はわりと肌は弱いのだ。

 どこかで聞いた話なのだが、皮膚の強い人というのは、人間関係うまくやれる人だそうだ。逆に言えば、皮膚の弱い人というのは、人間関係が弱い人だそう。話が飛躍するようだが、皮膚が弱い人は、温泉に行くのもいいが、西海岸のあの乾燥した砂漠の風に、吹かれてみるのも良いかもしれない。あのカラッとした空気の中では、人間関係など淡泊で良いと本当に思えるし、大事なのは何よりも自分の肌感覚そのものだ、と実感として思えるから。