書くしかできない

子供、夫、私。過ぎていく日々を書き留めています

発達障害児に勉強を教える~その②(教材)

 前回の続きで、物事を教えるのが難しい発達障害児の息子に、中学3年間勉強を教えて(小学校の時も教えたが)、志望高校に合格できた、という話を書いている(偉そうに)。

 前回は塾の話を書いたが、今回は私が子供に教えた時に使った教材について書こうと思う。

 塾もそうだが教材も、手当り次第試してみて、とにかくいろいろやってみて、最終的にこの3点に落ち着いた。各教科この3点セットを揃えた。

1「教科書ガイド」(色々な出版社から出ているが、どれでも大差ないように思う)。

2「やさしくまるごとシリーズ」(学研)

3「くわしいシリーズ」(文英堂)

以上3点だ。

 

次に、それぞれについて語りたい。

1「教科書ガイド」について

日々の予習復習や定期テスト対策に便利。これを丁寧にやっておけば、定期テストで平均点は取れる。あまりにもポピュラーな教材だが、侮れない。心の安心になる必須教材だった。

 

2「やさしくまるごとシリーズ」について  

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  参考書だ。秀逸。3年分を1冊にまとめてある。本当に必要な事がしっかり書かれているし、何よりも分かりやすい。題名に偽りなし。私は文系畑で、理数系はすでに中学の頃から投げていたが、その私でさえ、これを読むだけで、子供に理数系をしっかり教える事ができた。自分が中学の頃にお手上げだった分野も、これを読んで「ああ、そういう事か」とすんなり理解ができた。本当に頭のいい人が、よく考えて丁寧に作ったシリーズだと思う。予習にも使えたし、復習という意味では、高校受験直前の2カ月程で、5教科全部もう一度最初から読み返し確認問題をやった。分量的にまったく可能で、どこかやり残しているのでは、という不安がなくなった。中学3年間の勉強を全部復習し終えたと確信できたので、安心して受験に臨めた。

 他の教材は私の学生の頃にも似たようなものがあったが、このシリーズのようなものは初めて見た。3年分を1冊にまとめてあり、しかも要点をおさえる形式ではなく、一から丁寧に言葉と図解で説明していく、というものは、以前には無かったと思う。コンパクトにまとまったものは、要点のみ結論のみ暗記要綱のみ、を箇条書きに掲載する体裁のものだけだったと思う。でもこの「まるごと」シリーズは、よくよく練られた導入があり、まずこれがとても分かりやすい。重要な箇所を簡潔に絞ってあり、覚える前にまず何故そうなるのかを考えさせる構成になっている。導入や思考を巡らせる部分をしっかり取るという回り道を省略していないのだ。なのに、このコンパクトさ。字や絵が大きく、余白も多く、かつ本自体の厚さも比較的薄い。素晴らしいの一言。

 数学や英語のような積み上げの教科はまだしも、理科や社会のように単元が独立しているものは、1年でやった事を受験まで覚えておく、というのが大変難しい。それでも理科はまだ、毎年繰り返し上乗せでやっていく単元もあるが(そうではないもののほうが多いが)、社会は完全に独立単元方式だ。地理は一年でやればもう二度とやらない。歴史は2年で、公民は3年で、それぞれその時1回しかやらない。それを受験日まで覚え続けておく為には、例えば2年で新しく歴史を覚えながら、地理も忘れないように復習していくという作業が必要になり、とても煩雑になる。

 でも、この「まるごと」シリーズのおかげで、復習作業がとてつもなく楽になった。何せ繰り返しになるが、3年分をこの1冊やればいいだけなのだ。1冊通してやるのにさして時間はかからない。

 

3「くわしいシリーズ」について

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 参考書と問題集、両方が出ている。「まるごと」と違い1学年1冊構成だから、全部そろえると相当なボリュームになった。内容的に「まるごと」よりも難しく詳しい。これは、全てやりきるものではない、と最初から割り切って購入した。参考書のほうは、「まるごと」では今一つ説明不足な部分があった時に辞書代わりに使い、問題集のほうは、もう少しこういう問題だけバリエーションを変えて何度もやっておきたいという時に類似問題を探すのに使った。わりとツボにはまる例題が多く、子供に教えるのに便利に使えた。かなり重宝した。

 

 教材については以上だ。今回は、あまり発達障害と関係ない内容になってしまった。でも教材は本当に大事だと思うので、先に書いておいた。これから新学期用に教材を買い揃えようと考えておられる方のご参考になれば嬉しい。次回は、これらの教材を使って、どうやって息子に教えていたのか、について書いていきたい。