書くしかできない

子供、夫、私。過ぎていく日々を書き留めています

憂鬱になったら外へいく

 私は潔癖症だが楽天的な自信家でもあるので、気分が落ちるという事は滅多にない。だが、ごくたまに、憂鬱な気分になる事がある。

 運が悪いだけでは憂鬱にはならない。ミスをしただけでも憂鬱にはならない。不安にかられただけでも憂鬱にはならない。私が憂鬱になるのは、この三つが同時に起こった時だ。運の悪さの上に自分のミスが重なり、その結果不安な事態に陥った時、私は憂鬱になる。どうしようもないもうダメだ全て終わりだ、という焦燥感と絶望感にもだえ苦しむ。

 そういう時、私はとにかく外出する事にしている。それも、できるだけシュッとした格好をし、お財布に十万円ぐらい入れて出る。カードは使わない主義なので、欲しいものがあれば買えるように現金を持って行くのだ。それでも生まれつき極度の貧乏性なので、実際に何かを買って帰るという事は滅多にないが、「買ってやるぞ」という気持ちになる事が大事。

 前から行きたかった店に行く事もあるし、全然知らない街に行ってみる事もある。海の横のホテルでお茶してくる事もあるし、ただ延々海岸線を歩いてくる事もある。人混みの中に行く事もあるし、誰もいない公園で野良猫を眺めてくる事もある。とにかくその時にパッと思った所に行く。めくらめっぽう出かけたのに、必ず誰か知り合いに会い、ちょっとした会話もする事になるのが不思議なのだが、とにかく、家に帰ると、気分が変わっている。

私ごときの憂鬱なんて、行動で消える程度の軽いものなんだな、といつも思う。