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書くしかできない

子供、夫、私。過ぎていく日々を書き留めています

未来の現在への染み出し

日々の思い

  これはどういう事なんだろう?と不思議に思うことが、もう一つ。私は、電話が鳴る前に、「電話が鳴るぞ」と気づく事が多い。特に、ぼんやりしている時に、一瞬何かに意識を揺さぶられたような気がして、「あ、電話が鳴る」と思ったら、実際に電話が鳴るのだ。あと基本的には同じパターンだが、マンションのインターホンも。鳴る前に、「あ、今からインターホンが鳴る」と無意識に気づいて、インターホンのほうを見ると、一呼吸置いて、実際に鳴る。また、似たケースだが、寝ていて起きたら次の瞬間に目覚まし時計が鳴る。逆ではなく。つまり、目覚ましが鳴って起きる、のではなく、起きた後に目覚ましが鳴る。何かのきっかけで目が覚めて、ぼんやりと目覚まし時計を眺めていると、鳴り出すのだ。

 これは一体どうしてなのだろう、とずっと不思議でいる。他人の視線を感知する、という事について昨日書いたが、あれは無理やりにでも脳波で説明できた気がするが、今日書いた事については、脳波説では説明がつかない。

 人の意識というのは、物理や化学では説明できない部分が多いのではないか、と思う。「思考は現実化する」というような考えに感化されているわけではない。私は、「思考は現実化する」という考えには懐疑的だ。何故ならば、それを唱えている人の多くが、あまりよい現実を生きておられないからだ。

 話を戻すが、電話やインターホンや目覚ましのベルが、鳴る一瞬前に気づいてしまう、という件について、つまり「時間や空間の上で、現象が存在する在り方」について私はこう思っている。

 現象は、時間や空間上に、「現象」として区切られて存在するのではなく、その先の未来や、その前の過去に、少しだけ滲み出て存在するのではないか、と。紙にインクや墨汁を一滴垂らすと、濃い円の周囲に、ごく薄く色が滲んで広がるように。時空を紙として考えた時に、起こる現象はインクの一滴で、存在するその時空上の場所の周囲にも、その存在の「滲み」がごくごく薄く、染み出るものなのではないか、と。どういう状態で染み出るのかは分からないが、きっと脳波と同じで、ごく微量の電気の波として染み出るのではないかと思う。そして、その電気の波を私は感じ取り、電話やインターホンや目覚ましが鳴るという「現象」が起こるより少し前に、その現象に気づくのだと思う。

 というのも、私が何かに集中していて頭が忙しい時は、電話やインターホンに前もって気づく、という事は無いのだ。事前に気づくのは、いつも必ずぼんやりとしている時なのだ。そして、目覚ましに関しては、ほぼ100%、ベルが鳴る前に起きる。寝ている時は、ぼんやりしている時と、同じ状態なのだろうと思う。

  第六勘や虫の知らせや胸騒ぎというようなものは全部、未来の現在への染み出し、なのではないかと思っている。