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書くしかできない

子供、夫、私。過ぎていく日々を書き留めています

カフェ通い

 私の子供はあまり賢いほうではない。真面目で実直だが地頭がよくないという残念なタイプなのだ。一応塾にも通わせているが、情報収集が目的なので、週に2時間という最低限の授業数しか取っていない。勉強は基本、私が教えている。

 子供の勉強とはいえ、はるか昔にやった事なので結構忘れている。国英数の3教科は覚えているのだが、社会と理科がヤバい。ほとんど忘れている。従って、この2教科は子供に教える前に、私自身が予習しなければならない。もともとこの2教科は好きではないので、予習自体が楽しくない。家でやっていると、すぐに他の事がしたくなり進まない。それで、子供の参考書を抱えて、近所のカフェに出向く事にしている。

 近所には定番のスタバやタリーズの他に、個性的で居心地のいいカフェがいくつかあって助かる。ビルの上階にある広々としたカフェ。公園の中にある緑溢れるカフェ。夜はバーになる落ち着いたカフェ。本屋さんに接続している静かなカフェ。。。その日の気分で選んで出かける。どこも、コーヒー一杯2~3百円と安価なのも有難い。

 スタバやタリーズは普通の個人客が多いが、その他の個性的なカフェには各々個性的な客がいて味わいがある。

 ビル上階の広いカフェには、女性客のグループが多い。ランチ会かと思えばそうではなく、何かのお勉強会のようだ。一人が講師で、後のメンバーが生徒。テーブル上に小型PCが置かれ、各自の前に資料らしきコピー冊子がある。起業セミナーとか心理セミナーと書いてある。カウンセリングをやっているのも時々見かける。広くて客席が離れているのが、彼等に愛用される理由だろうと思う。公園内カフェのテラスのソファーでは、カップルがまったりといちゃついている。屋外なので治外法権というか開放的な気分になるのだろう。よく分かる。女性が男性にもたれかかり、男性は女性の頭を撫でている。夜はバーになるカフェには、ご年配の男性客が多い。暗めの内装が好まれるのだろうか。ここはコーヒーが150円と特に安価で、それも男性客に日常使いされる理由かもしれない。本屋さんのカフェでは、みんな黙々と本を読んでいる。他人がどんな本を読んでいるのか、つい見たくなる。読んだ事のある本だと妙に嬉しい。

 そういう所で、私は子供の参考書を広げ、蛍光ペンでアンダーラインを引きながら、社会や理科の予習をしている。どう教えたら子供が理解しやすいか、覚えやすいか、内容を整理しながらノートに取る。はたから見たら、私こそが、面白い変な人かもしれない。カフェではコーヒーではなく、なんとなくフレーバーティーを頼む。冷めてもまずくならない気がするからだ。勉強は1時間ほどやる。それが私の忍耐の限界。1時間たつと残ったフレーバーティーを飲み干し、席を立って家に帰る。過保護な親かもしれないと時々少しだけ思う。

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