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書くしかできない

子供、夫、私。過ぎていく日々を書き留めています

読書記録「他人を引きずりおろすのに必死な人」榎本博明さん

読書記録

大変興味深い本でした。

私も、他人を引きずりおろしたい衝動にかられた事もあるし、

他人から攻撃を受けた事もあります。

 

どういう時に、人は、他人を引きずりおろしたい衝動にかられるのか。

どういう人が、そういう衝動にかられやすい人なのか。

そして、何故、そういう衝動にかられるのか。

この本は、徹底的に説明しています。

 

私の意見ではなく、著者の意見なのですが、ここに書くと、まるで私が書いているようになってしまうので、難しいです。

ここには、著者の書いている事を、基本的に書き写している、とご理解下さい。

相当ネタバレになってしまうのですが、これでも、この本のほんのほんの一部です。

これを読んでこの本に興味を持たれた方は、ぜひ買って読んでみて下さい。

図書館で借りるのではなく、買ったほうがいいたぐの本だと思います。

私は赤線をひきまくり、本棚の、すぐに取れる場所に置いています。

では、この本について抜粋します。

 

*****

 

が、本筋に触れる前に、面白いデータや言葉が色々あったので、先に書いておきます。

①「ポジティブイリュージョン」

9割の人は、「自分は平均以上だ」と思っている。

つまり多くの人は、自分を過大評価する認知の歪みを持っているわけです。

私も、あなたも。

色々な心理学データがあるそうで、一例をあげれば、

高校生の85%が、「自分は、人より、他人とうまくやっていく能力が高い」とみなしており、

管理職の90%は、「自分の能力は他の管理職の能力より高い」とみなしており、

大学教授の94%は、「自分は平均より優れた業績を上げている」とみなしている、

そうです。

このポジティブ・イリュージョンのせいで、公正に見て自分より能力が高い人が評価されていても、それを認められず、不当に評価されていると思い込む。これが、相手を引きずりおろしたい衝動にかられる一因となる。

 

②「シャーロンフロンテ」

ある種の状況になった時、人は、他人の不幸を喜ぶ心境になる。

他人の不幸を喜ぶ心境は、この人は持っている、あの人は持っていない、というたぐいのものではなく、何かのはずみで湧いてくる瞬間がある、というたぐいのものらしい。誰しもの人間の心の深層には、そういう意地悪な心理が潜んでいるらしい。

 

③「ソシオメーター理論」

他者による受容は自尊心を高め、攻撃性を低下させるが、他者からの拒絶は自尊心の低下を招き、攻撃性を高める。

(余談:親による受容を得られない子供が、往々にして自尊心が低下し、攻撃性を高めるのはこのせいだろうか、と思いました)

 

④「攻撃的な認知の歪み」と「攻撃的な感情」の関係。

攻撃的な人物は、人に敵意を持つ傾向が高いことが、心理学的研究で示されている。一方、

抑うつ傾向のある人物は、相手に敵意を持つ傾向が高いことも、また心理学的研究によって示されている。

つまり、抑うつ傾向のある者は、敵意帰属バイアスを持っている、という事である。

抑うつ傾向にある人物は、物事を否定的にとらえる認知傾向をもつ。だから気分が沈むのである。物事を否定t系にとらえる傾向のある人物は、当然、相手の言動も否定的にとらえやすいため、敵意を感じやすい。相手は親切な気持ちだったとしても、勝手に敵意を感じる。この敵意帰属バイアスに従って、歪んだ解釈をするのである。

 

⑤「サイコパス

なぜ、あれほどまでに攻撃的なのだろう、と不思議に思わざるをえない人物がいるものだ。周囲の人は、その人を見て、そんなことをして恥ずかしくないのだろうか、罪悪感は感じないのだろうか、といぶかしく思う。

サイコパス、とうのは、異常人格の一種で、自己中心的で、無神経で、後悔の念がなく、良心の抑制がきかず何でもしでかしてしまう人間のこと。このようなサイコパスが、北アメリカには200万人いるという。

しかしながら、反社会的人格障害と、サイコパスは、似て非なるものだ。

大事なことは、犯罪者のほとんどは、サイコパスでは「ない」という事実だ。

サイコパスには犯罪者もいるが、多くは社会の中で、普通に暮らしている。

サイコパスだからといって、反社会的行動をするわけではない。

冷酷な人格でありながら、社会で活躍している人もいる。起業で成功した人達の中には、自分勝手で攻撃的で、他人に気持ちを配慮しない人物も少なくない。

サイコパスは普通に私達の周囲に暮らしている。まずは相手を観察すること。引きずりおろされてからでは遅い。

 

⑥「カタルシス」の誤解

「攻撃行動をとる事で発散され、攻撃行動は低下する」

これがカタルシスの考え方だが、実は事実ではない。実際には、大人であっても子供でもあっても、攻撃行動をとることによって、その後の攻撃行動は、更に増加する、カタルシス理論とは逆の結果が、圧倒的に多い。

攻撃衝動は、癖になるのだ。

実際には、攻撃行動をとることで攻撃衝動を発散すると、カタルシスによる攻撃衝動が低下するよりも、逆に攻撃衝動がさらに高まり、攻撃行動をいっそう取りやすくする。

 

 ⑦「認知の歪み」と「敵意帰属バイアス」

人を引きずりおろすのに必死な人を見ると、普通なら何も感じない言動にも悪意を読み取って怒り出すなどの「認知の歪み」が見られる。

頭の中の情報処理システムに、特別な癖があるのだ。何が何でも悪意に解釈するという認知の歪みである。

このような認知の歪みを「敵意帰属バイアス」という。

それは、他者の言動を敵意に帰属させる、つまり敵意を持っているからだ、とみなす認知傾向のことである。

例えば相手から何かを言われた時、勝手に敵意に感じ取り「こっちを馬鹿にしているのだ」と悪く解釈する認知傾向である。敵意帰属バイアスを持つ人物ほど、自分に敵意を向けてくる相手への報復という意味で、攻撃行動を取りやすい。報復のつもりで、相手を引きずりおろそうと必死になる。

関係性攻撃が目立つ人物の場合、自分自身が関係性攻撃の被害にあっていて、それに対する報復だという意識を持っている場合が多い。

つまり、自分の攻撃は、攻撃ではなく正当な報復であり、自分はあくまでも善意の被害者である、という意識を持っている。

こういう人物に、真意を説明すれば分かってもらえるなどと考えるのは甘すぎる。

こういう人物には関わらない以外に、身を守る術はない。

 

 ・・・・・・・・・・ 

では本筋に。

私が特に役に立つなと思った記述は、二か所でした。

 

その一つ目はコレです。

☆こんな人には要注意。9つのパターンの紹介。

1.どんどん依存してくる人。

 少しでも親しくなると依存してきて、それを受け入れてしまうとどんどんエスカレートしてくる人。うんざりして距離を置こうとしてももう遅く、打って変わって攻撃的態度に出る。

こういう人は、要するに、甘えが強いのだ。「相手は自分の要求に必ず応えるべきだ、と思っている。自分のことしか眼中になく、相手の気持ちや都合を考える事がない。それで相手が期待に応えてくれないと、「そんなの、ひどい」と攻撃に出る。

 

2.こちらを妙に高く評価してくる人。

 やたらとこちらのことを気に入ってくる。言葉の端々から高く評価しているのがわかる。そう思っていると、そのうちとんでもない目に遭うことになる。これは、非常に不安定で感情激な人にありがちなパターン。

相手のことを好意的に見ているうちは、何でも好意的な色眼鏡で見るため、相手が素晴らしく見える。ところが何かの拍子にネガティブな気分になり、攻撃的な感情が湧いてくると、相手のちょっとした言動にも悪意を感じるようになる。何気ない言葉に対しても、突き放されたように感じる。その結果、「裏切られた」「こんな人だとは思わなかった」となる。

このタイプの得康は、思い込みが激しく、人に対する評価が極端から極点に揺れ動くこと。

相手のことを極端に離相可し、何かにつけて褒めたたえていたかと思うと、ある日突然引きずりおろしが始まる。

人に対する評価が突如として反転する人には要注意。好かれれば誰だって嬉しいものだが、好意的な評価が、いつ反転し、攻撃してくるかわからない。

 

3.何かと自慢げな物言いをする人。

どうでもいいような事でも「私はそういうの、けっこう得意なんだ」と自慢げに言う一方、

誰かがちょっとしたミスをすると「そんな事も間違えたりするんだ」と上から目線で呆れ顔になるが、実は嬉しそうで余裕たっぷりといった表情になる。または、「ぼける年じゃなし、どうせろくでもない事考えて上の空だったんでしょ」とからかう。

そのくせ、自分のミスは何ごともなかったかのように素通りし、誰かにからかわれようものなら、真っ赤になって怒り出すか不機嫌に黙り込む。そして、復讐の機会をうかがい、ちくりちくりとイヤミを言って攻撃衝動を発散する。

このタイプは、ものすごく劣等コンプレックスが強い。

自慢話が多く、偉そうな態度を取る人は、本当は自信がない。そこで虚勢を張るわけだ。

比較意識が強く、自分が優位に立っていないと気が済まないのも、「自分は劣っているのではないか」といった不安が強いからだ。不安を隠す為に、無理やり印象操作をしている。自分を実際以上に大きく見せるために虚勢を張る。

本人は認めようとしないが、心のどこかで自分が虚勢を張っていることに気づいている。その為に、自信のなさやコンプレックスを見透かされる不安を抱いている。いわゆる「見下され不安」が強い。人から賞賛されることで、やっと「見下され不安」を払しょくし、自分をどうにか保っているわけだ。ゆえに、相手が持ち上げてくれないと機嫌が悪くなる。

ましてや、ミスをしてからかわれたりしたら、それは耐えがたい屈辱に感じる。

自信がなく余裕のない人の心には、からかいも受け入れがたい攻撃になる。

自分の優位性がぐらつくと、傷つき、攻撃に出る。ちょっとした態度や言葉に「見下され不安」が刺激され、防衛心理から攻撃に出るのだ。

ちょっとした態度や言葉に、馬鹿にされたと思い込み、めらめらと攻撃心を燃やし、イヤミを言ったり、ネット上に中傷的な書き込みをして、相手を引きずりおろす事に命を燃やしたりする。人をひきずりおろす事で、自分の相対的価値を保とうとする。

人をこきおろすような事をしょっちゅう言っている人、人を見下すような態度をとり、虚勢を張っている人、持ち上げられないと機嫌が悪くなる人は、こちらが成果を出したりして、向こうの優位性が揺らぐと、攻撃的になりやすいので、深入りは禁物である。

 

4.何かにつけて、ひがみっぽい受け止め方をする人。

こちらがその人を非難したつもりではなくても「馬鹿にされた」「低く評価された」「切り捨てるような言い方をされた」と勝手に勘違いして、勝手に傷つき、反撃に出る。

その反撃も、その場で反抗的な態度に出てくれればまだ何か誤解があったのだと気づけるが、往々にして、後で隠れて根も葉もないうわさをこっそり流されたりするから困る。

こういう人の場合は、承認欲求が思うように満たされないことによる欲求不満が、ひがみっぽい受け止め方や攻撃的な反応の元になっている。

何らかの領域で周囲から認められたことがあり、「これだけは自信がある」というものがあればよいのだが、それがない場合、人から認められる事への飢餓状態にある。「認めてもらえない」という思いが、ひがみっぽい認知を生み、攻撃的な反応を引き起こさせる。

こういう人の場合、攻撃の対象が、本来、欲求不満を引き起こした張本人ではなく、別の人物に置き換えられる事がよくある。

たとえば、会社で期待に反して昇進させてもらえなかった時、帰宅してから家族の何気ない言葉に対して、「馬鹿にするな」と怒鳴ったりするのも、怒りの対象が置き換えられているからだ。

特に仕事の場合が多いが、パッとせず欲求不満がたまっているような人は、こちがの何気ない言葉や態度に、勝手に敵意を感じて攻撃される可能性が高いから、近づかないにこした事はない。

 

5.他者から拒絶されている人。

 職場の人間関係が悪く、プライベートでも本当に親しい友達がおらず、家庭の中にも居場所がないと感じている人には、要注意。

他者による排除や居場所のなさも、公的行動を引き起こす重要な要因となるからだ。

他者による受容は自尊心を高める為攻撃性を低下させるが、その逆に他者からの拒絶は自尊心の低下させる為、攻撃性を高める。

 

6.やたら自分を卑下ばかりしている人。

やたら自己卑下的な言い方をする人は、それを否定して欲しいのだ。否定してもらう事で不安を解消したいのだ。だから相手が否定してくれないと、機嫌が悪くなり、「馬鹿にされた」と思いこむ。後で「あの人は、他人を馬鹿にする人だ」と噂を流してくるので要注意だ。自己卑下的な事ばかり言う人に対して、うっかり同意するのはもっての他だし、無視するのも危険である。そもそも関わらない事だ。

 

7.独りよがりで、人の話をまったく聞かない人。

 常に、自分の考えが絶対的に正しい、と思っている人。

人はそれぞれ、物事の優位性が異なっているし、物事を見る視点も違う。それを踏まえず、自分の見方だけが絶対的に正しいと思う人は、違う意見を言われると、

「なんで分からないんだ!許せない!」

と独りよがりの持論を盾に攻撃してくる。

このタイプの人には、何を言っても無駄である。他人の視点に想像力を働かせる、という事がない。かかわると大変厄介な事になる。

 

8.自分は特別、と思い込んで疑わない人。

 自己愛が強すぎる人も非常にややこしい。

そもそも自己愛というのは、誰にでもあるものだし、誰にとっても自分は特別だ。

しかしながら世の中には、極端に自己愛が強い人がいる。自分のことしか眼中になく、相手の都合や気持ちには全くおかまいなしに、自分の要求だけを突きつけて平気。いわゆる、自己愛パーソナリティー障害の人である。誇大性、賞賛されたい欲求、共感性の欠如の3つがこのパターンの人に広く見られる特徴である。

自己愛が刺激されがちな今の時代、このような人はそこらじゅうにいる。このような人は、敵意帰属バイアスを持ち、衝動的で自分の感情コントロールが苦手なため、相手が思うような対応をしてくれないと攻撃的になるので、深入りすると危ないタイプである。

 

9・すぐに落ち込む人。

すぐに落ち込む人の心の中には、敵意帰属バイアスが働き、相手の言動が自分を傷つけるものに感じられ、防衛本能から攻撃的な反応をしてしまう。

ウツなどの気分障害の人もこれにあてはまる。前頭前野の機能低下により、扁桃体の制御機能がうまく作用しないため、無害な刺激にまで危険を感じ、不安や恐怖といった感情を生じやすい。それが攻撃的反応に繋がると考えられる。抑うつ的な人には、近寄らない事。

 

つまり。

1.どんどん依存してくる人

2.こちらを妙に高く評価してくる人

3.何かと自慢げな物言いをする人

4.何かにつけて、ひがみっぽい受け取り方をする人

5.他者から拒絶されている人

6.やたら自己卑下ばかりしている人

7.独りよがりで、人の話しを全く聞かない人

8.自分は特別と思い込んで疑わない人

9.すぐに落ち込む人

には、近づかない事。こういう人だと分かっていて近づくのは、自ら「攻撃してくれ」と言いに行くようなもの。

 

・・・・・・・・・・・ 

私がこの本で、特に役に立つなと思ったこと2つめはコレです。

 

☆要注意人物への対処法

上に書いたような要注意人物が、すでに近くにいる場合、

以下の事に留意する。

                  

1.できない人に、親切にしてはいけない。

できない人に「大変だろう」と親切にしたら、逆ギレされる可能性が高い。

なぜそうなるかというと、できない人は、「馬鹿にされないか」「軽く見られないか」と常に怯えているからだ。常に「見下され不安」を抱えている。

見下され不安の強い人物は、親切にされて自分が助かった、という事実よりも、

相手のほうが自分よりできるという事実のほうが気になる。比較意識が刺激されやすいからだ。

そのため、ちょっとした事で逆恨みされやすい。

「助かった」という感謝の気持ちよりも、相手が上からものを言ってきた、こっちよりモノを知っているという事のほうが気持ちが勝る。それによって、見下され不安が刺激され、

「こっちのことを見下している」と勝手にムカつき逆ギレするのだ。

トラブルを避ける為に、できない人間(特に仕事ができない人間)に対しては、あまり親切心を発揮せず、必要以上にかかわらないようにすべきだ。

 

2.落ち込みやすい人に励ましの言葉をかけない。

 落ち込みやすい人に、うっかりかかわるとややこしい事になりがちだ。

抑うつは攻撃性と関係しており、落ち込みやすい人は、攻撃行動をとりやすい事が分かっているからだ。

そこには、物事をネガティブに受け止める心の習慣が関係している。

ネガティブな認知が、気分の落ち込みをもたらすと同時に、人の言動をネガティブに受け止めさせる。これが攻撃的な態度や行動につながっている。

落ち込みやすい人い同情して励ましの声をかけると、勝手に悪意に解釈される事がある。

「自分は優位に立って気分がいいだろう」

などと見当違いの攻撃をされがちなので、気を付ける。

 

3.「リア充」は絶対に隠す。

自分がいかに楽しい思いをしているか、充実した毎日を送っているか、豪華な生活を楽しんでいるかを発信する事は、とても危険なことだ。必ず妬む人物がいて、無用な攻撃を被る危険がある。

安易に自分の状況を発信したりすると、誰かの嫉妬心に火をつけて、嫌な目に遭わされる可能性が高い。

要注意人物か否かに関わらず、人間には強烈な比較意識があるからだ。

人のことが気になってしょうがない、という人は、非常に多い。友達だからといって安心はできない。身近な相手ほど、比較心理が働くからだ。身近な相手ほど、こちらのことを妬む可能性がある。

楽しい思いや嬉しい思いは、必ず自分の胸にしまっておくことだ。

人に見せびらかそうというその気持ちが、誰かの攻撃性に火をつけるのである。

 

4.うまくいったときは「たまたま」という謙虚な姿勢で。

3にも書いた通り、人間には、人が何かでうまくいったとき、「よかったね」と祝福する気持ちと、「いいなあ」と妬む気持ちがともに湧くものだ。

その違いは何かというと、

うまくいった相手が謙虚だと、祝福する気持ちが強まるが、

相手が自慢げだと妬む気持ちが強まり、引きずりおろしたい心理が湧いてくる。

うまくいった時は、そこのところをしっかり自覚し、神妙な顏で謙虚な姿勢を取るように心がけたい。特に同僚、同期、年齢や環境の近い人物に対しては、比較意識が働きやすいので、十分注意する。

 

5.反論は逆効果。

要注意人物とうっかり関わってしまい、攻撃を受けてしまった場合は、

まず何よりも大事な事は、「反論しない」ことだ。

事情を話してわかってもらおうとしても、無駄だ、という事をよくよく分かっておかなくてはいけない。

 

他人を引きずりおろすのに必死な人が、何か言ってきたときには、それが見当違いな批判だったり、言いがかりだったりしても、絶対に反論しないことだ。

反論すると、向こうはさらにムキになって攻撃してくる。こちの言葉などまともに受け取らない。

ゆえに、嫌な事を言われても聞き流すことだ。カチンとくることがあっても、いちいち相手にしない。相手にすると巻き込まれ、泥沼にはまる事になる。

ただし、あからさまに無視していると、向こうはよけいに興奮して攻撃的になることもあるので、うまく受け流し理由をつけて逃げる事が大事だ。「約束があるから」「もう行かないといけないから」など理由をでっちあげてすみやかに逃げる。

正当な釈明をしても、攻撃衝動に身をゆだねている人物は、相手の言うことを冷静に聞き入れる心理状態にはないので(そんな冷静さをもつ人物なら、最初から短絡的に衣ぽ雨滴な攻撃などしてこない)、「まだ言い訳するのか」「まだ屁理屈をこねるのか」「反省がない」などといった思いに駆られ、余計に怒り、ますます攻撃性を強めるだけだ。

 

6.火消しは逆効果。

 悪意のある噂を流された時は、とにかく反応しない事だ。

悪意のある噂を流す人物は、こっちを追い込もうとしているわけである。

こっちが慌てることで、「やった!」という自己効力感が得られ、更に調子にのって攻撃してくる。こっちが動揺していると思えば、ますます勢いをつけて悪口を言いふらしたりする。

ゆえに、とにかく反応しないこと、感情的にならないことを、心掛けたい。

こちらがムキになって否定したり、反論したりすると、相手は反応があった事でますます興奮し、勢いにのってさらに攻撃的になるだけだ。手ごたえがないと、向こうも達成感がなくつまらなくなる。そのうち馬鹿らしくなるのでやめるだろう。

 

*****

以上、ほんの一部ですが、抜き書きさせてもらいました。

 

私個人でいえば、もう、誰かを攻撃するという事はやらなくなりましたが、

攻撃される危険はいつもあるわけです。

この本を読んで思ったのは、誰かに攻撃された時、それはほぼほぼ自業自得なのだ、という事です。

要注意人物に関わってしまったり、他人の比較意識を刺激したり、してしまった自分が悪いのです。

どういう人が要注意人物なのか、どういう行動をとるといけないのか、は、この本にぎっしりみっちり書いてあるので、興味のある方は読んでみられたら良いかと思います。

すでに攻撃を受けてしまっている場合は、やるべき事はたったの2つ。

「反論しない」「反応しない」コレだけだ、という事も、この本から学びました。理由についても心理的側面から、みっちりぎっしり書いてあるので、あまりにも説得力があり、

納得せざるを得ません。